como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

天地人 第7話「母の願い」

2009-02-15 22:39:18 | 過去作倉庫07~10
 あまりに斬新な演出に、シットコムか?これは大河ドラマなのか?と疑ってしまうような45分を見終わって、悲憤・慷慨・脱力が一斉に怒涛の如く渦巻いた先週放送から、はや1週間。みるのが少し怖かった(笑)第7話でございますが、うーん、なんというか、普通でした。
 先週がキョーレツに変すぎたせいもあるんですが、ごく普通で当たり前の展開に、逆に萎えて、正直ちょっと眠くなっちゃいました。まあ、先週みたいなのが続くのもすごく困るけど。それでも、こういうテンション沈静化した回でしっかり見せられるかどうかで、ドラマの実力ってわかると思うんですが…まあ、もはやそんなことは期待してません。ようするに、ツッコミどころが乏しくてガッカリしちゃっただけです。
 吉川信長も、年齢不詳のくの一も出てこない今回は、大河の王道・母子もの。ま、こーいうのは基本、あんまり興味ないんですけど私は…と果てしなく投げやりになってしまいます、天地人・第7回でございます。今週もどうぞお付き合い願います。

 先週日本中を混乱させた、暗転・スポットライトの演出で、兼続たんが七尾城攻めの戦場から追い出されたつづきからです。
 今週は、ひきつづき異様なライトアップで、何故か四面鏡の空間から始まります。鏡にうつった無数の阿部ちゃん謙信が、一斉に口をひらいて兼たんに引導をわたす…という、なんだこれ。エコエコアザラクか(笑)。で、「お屋形様、お屋形様はどうして人をあやめることができるのですか!」と女々しい問を発する兼たんを、「景勝、成敗してしまえ」と処刑を命じるケンシロウ様。ああ~、なぜです殿、殿おーーー!……と、まあすぐわかったけどこれは夢でした。ケッ。
…というわけで、兼たんは、幼少時代修行を積んだ雲洞庵にこもり、蟄居の日々をおくっているわけです。戦場の景勝さまから引き離されて、その心には焦りと自己嫌悪が一杯になり……という風には、実は見えない。どっちかというと、好きでもない戦場から帰してもらえて、ちょっとホッとしているみたいに見えます。景勝様のことも思い出してるようすじゃありませんしね。
 そんな兼たんのとこに、弟の与七っちゃんが訪ねてきて、「兄上、さぞショックだったでしょう」とか慰めるわけですが、兼たんは「それもおのれの身から出た錆、父上母上に合わせる顔もない」とか言って、ますます戦場離れてホッとしてるみたいに見えちゃいます。
 与七っちゃんは、実はおかあさんの具合が悪いと言いにきたのですが、あわせる顔がないからと、兼たんはお見舞いに出ようともしません。で毎日なにをしているかというと、裏山に入って石を拾い、ひとーつ積んでは母のため、ふたーつ積んでは父のため…って恐山の賽の河原ですか? よく解りませんが…。彼なりに、反省を表現して日々を送っている、ようです。

 兼たんのかえってこない樋口家では、病気のおかあさんが兼たんの反省生活を、さぞ辛いだろうと案じています。炉辺でおとうさんの髪を梳きながら、「与六ももう一人前ですから乗り越えることでしょう。母はわが子を信じるしかないのでございます」
…とかなんとか、、まあこういうのは大河ドラマの主人公の母の定番のセリフなんですけど、それよりもこの場面、おとうさんの高島政伸がずっと二つお下げにリボンつけているのが気になって、会話の内容なんかなにも耳に入ってこなかったです。なんでリボン?ちょっと気持ち悪くない??…とか思っちゃって(笑)、ま、聞き流してもべつにどーでもいいような会話の内容でしたけど。
 そこへ、城から与七っちゃんが帰ってきて、「北条勢がうごいて関東を脅かしている」と。父上すぐ登城してください!とかいうんですが、こういうことで与板城の薪炭奉行に緊急出動がかかるもんなのか、よくわかんない。それより、お父さん「すぐ参る!」とかいってリボンつけたまま登城するの??と、そっちのほうが気になっちゃいました。

 田舎の薪炭奉行が緊急出動するくらいですから、出陣中のケンシロウ様の軍勢は当然緊迫します。北条勢が、関東の上杉方の諸城を脅かし、そちらから救援要請が舞い込んだ。こうなったら安土の信長をめざして悠長な進軍を続けている場合ではない、ということですね。
 評定が開かれ、景虎王子さまは「とりあえず七尾城を落としてからでよいではないですか。打倒信長の進軍をいま止めるのもいかがなものか」と言いますが、ケンシロウ様は、「上杉の戦は義の戦、救援要請がでている以上見殺しにすることは許されない。義を失ってはならぬ」といって、陣を引く決定をします。…うーん謙信の戦ってそういう基本姿勢で続いていたのか。基本「お助けマン」だったのか。
 ま、そういう面もあったのかもしれませんが…。でもなんかこの謙信の態度だと、最初に打倒信長を決意したときの姿勢と一貫しなくて、単に行き当たりバッタリで八方美人の人みたいです。そういうのを「眼前の功を焦ってはならぬ!」とかもっともらしいセリフで粉飾するのも…なんというか、びみょーに歯が浮くんだよなあ(笑)。

 で、ケンシロウ様の軍勢は七尾城からUターンして、関東の北条勢を蹴散らし(…たんだと思う。あまりナレーション聞いてなかったけど)、春日山にいったん戻ります。
 例によってハリボテ毘沙門堂のスノコの上で冥想するケンシロウ様のところに、先週インフルエンザで倒れた(違う?)直江のおっちゃんが訪ねてきます。
 おっちゃんは、謹慎中の兼たんのことを気にしていて、どうか兼続の蟄居を解いてやってください、景勝さまのお側には兼続がいなくてはなりませぬ、と切々とうったえます。兼続のような素晴らしい若者がこれからの上杉家には必要なのです…って、そんなに高く買われるようなこと、兼たん今のところなにもしてないのでは? なんでそんなに急に評価が高いのかわかりません。
 ケンシロウ様はおっちゃんを優しくいたわり、「そなたはわしの第一の家臣じゃ、苦労をかけてすまなんだのう」とか言って年寄りを感涙させます。ありがたきお言葉~、これでもう死んでも悔いはございません、と、おっちゃん感激のあまりその3日後におっ死にます。なんか…前の場面の謙信公も八方美人ぽかったけど、ここも、家臣全部に同じようなこと言ってヨイショしてそうで(笑)。あんまりいい感じがしない、今週の阿部ちゃん謙信です。

 ケンシロウ様の軍勢は、夏になったらまた七尾城に引き返し、城攻めを再会しました。そこへ参戦したのがお船ちゃんの婿、直江信綱という人です。ことしの大河は、名前だけじゃなくて続柄なんかもちゃんと字幕で説明してくれんの。「(お船の婿)」とか。親切ですねえ。名前のクレジットさえなかった「独眼竜政宗」とはえらい違いだ(笑)。
 お船の婿のスニーカー刑事(古っ!)をむかえて、びみょーに心中複雑な景勝さま。また前の無口な景勝さまに戻ってしまいましたが、やっぱりこの人は、あんまり口をきかないほうがそれらしくていいですね。声がちょっと甲高くて、いまいちキャラクターとしっくりかみ合わないってこともあるけど。しゃべるのは2,3回に1回くらいでいいかもしれません。それでも出来るでしょう北村さんの演技力ならば。

 さて、お約束の母子ものです。蟄居中の兼たんのところに、おかあさんのお藤さん危篤の報が届き、すぐお家に帰りなさい、という和尚さんに、「謹慎中なので帰りません」と兼たん無意味な抵抗をします。馬鹿者ーー!と一喝した和尚さん、「与六、おのれの真をみつめ、その真に従うのじゃ!」。要するに何もガマンせずしたいようにしろよということですね。って、それじゃ修行の意味もないと思うけど(笑)。
 まあ、とにかくそれで脱兎の如く帰宅した兼たん。おかあさんはすでに虫の息、与七っちゃんは「兄上、なぜもっと早く帰れなかったのです!母上は待っていたのですよ!!」と激しくなじりますが、いや、知らせを聞いてほとんどすぐ帰ってきたんだと思うよ。和尚さんとは5秒くらい言い争っただけですもん。そういうところが、なんかいい加減で萎えるわ、このドラマ。
 とにかく、おかあさんの手を握り、最期をみとって、「母上、母上、びえ~~」と、お約束のグダグダ泣きを披露する兼たん。ま、こんなんべつにどうでもいい。ビービー泣くなり小便漏らすなり、好きなようにすればよろしい。この見せ場でスポットライトがあたらなかったことだけは、評価しましょう(笑)。

 さて、おかあさんが亡くなって虚脱状態の兼たん。四十九日の法要に、スニーカーの妻になったお船ちゃんが弔問にきますが、とくに反応しません。
 お船ちゃんを宿まで送っていく道すがら、兼たんは季節外れの蛍を目にします。蛍はまっかな紅葉の木に兼たんをいざなってゆき、ベタですが、そこでおかあさんの幽霊に姿をかえるわけですね。「紅葉は幹を生かすために散ってゆくのです、燃えるような赤はその決意の色、紅葉のような家臣になりなさい」うんぬんという、5歳でおかあさんから離されたときに言い聞かされた言葉がリフレインされ、さらに「兼続、そなたは母の誇りです、母は信じていますよ」とヨイショのダメ押しをして、消えていく幽霊。
…で、どうでもいいけど、ここがまたぞろスポットライトなんだよな。しかも今回は作り物の紅葉つきで。そのスポットライトの中にお船が入ってきて、兼たんの「もう私は二度と泣いたり致しません、紅葉のごとく生きるのが上杉の侍の生きる道なのです」とか歯の浮くようなキレイ事を聞き、さらに「それを亡き父が聞いたなら、スニーカーでなくそなたを私の婿にしたでしょうに」なーんて言わんでもいいようなバカらしいことを口にだす。安っぽい照明のなかをどぎついニセモノの紅葉がヒラヒラ舞いおちて、もうこれじゃ何をいっても説得力ゼロ。わたしは聞きたい。どうしてそんなにスポットライトをあてたいのですか?なんの意味があって? 
 よくわかりませんが、とにかくこんなバカらしい気分に視聴者を置き去りにして次回に続くなんてのは、お願いだからこれを最後にしてほしい。 

 次週、阿部ちゃん謙信の退場のようですが、すごく不安…阿部ちゃん退場後と、スポットライトが。
 また来週! 


15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんはです (ikasama4)
2009-02-16 00:03:04
>あまりに斬新な演出
ですねぇ(苦笑)

何か兼続を中心として見せたいのでしょうけど
演出とかが全体的に空回りしてますねぇ。
一昨年の大河はこの辺を上手くやってたのになぁ(遠い目)

でもって、兼続が一人処罰されたみたいですが
泉沢はどうなったんでしょうかねぇ(まぁどうでもいいですけど)

何にしても一昨年の大河を見ていてると
この作品が時代劇の皮を被ったうすっぺらいものに
見えてしまいますね。

最後の葉が落ちるとこなんか
あれって紅葉じゃなくて落ち葉だよねぇみたいな。

この時期でこれですからねぇ。
これから毎回こーゆー事が続くかと思うと
気分が滅入りそうです(苦笑)
確かに見所のない回でした。 (あらあら)
2009-02-16 08:59:54
昨晩伺い、10時半の時点でUPされておられる庵主様のご苦労が偲ばれ、何かコメをと頭を捻りましたが、生来の悪さと番組の印象の薄さと何も感想がでてきませんでした。

戦はイカン!愛じゃーとパレスチナやスーダンを思いNHKは若い人向けのメッセージを送りたいのでしょうかね。
単純さだけで戦国物の高揚感・達成感・敗北感を味わいたいわけでもないのですが。
神経戦で充分で決して血を欲しているのではありません。

母子・石積み(積むならあんな小石じゃなくてもっと大きい石積め!)・紅葉シーンどれを見るにつけ、先々週の信長・秀吉・柴田の軍議の流しシーンに時間を割いて欲しかったと無念です。
和尚さまがお出になられた時は、何かあるかもとちょっと期待しましたがスルーでした。

いつもは大河見ない既にアラフィフ夫が視聴中、ポツリと「この紅葉はないだろ。スタジオ撮影ばっかでえらく予算削ってあるな。第一オレは主役の役者を知らん・・・。」
尤も~。

楽しみがありません。(泣)
学芸会かっ (ムク)
2009-02-16 09:55:52
一夜明けて思い出せるのは謎の石積み・賽ノ河原風と
スポットライトの中そらぞらしく舞い散る異様な赤さの紅葉のみ、の第7話でした。
庵主様のストーリーを読んでようやく思い出しましたわ。
とにかく一つ一つのシーが軽いですね。セリフ回しも演出もセットも。役者の質だけでなく制作側の質も低下してるとしか言いようがないような。


皆様同様、どうしても風林火山と比べてしまうのですが
同じ時代をわずか中1年で扱うこと自体、やっぱり難しいのでは?と思います。前作の印象が強く、しかも評価が高ければなおさら、比べられちゃいますよね。
同じことが来年の龍馬伝にも言えるわけですが、どうか骨太な作品を作ってほしいと、気が早いようですが思わずにいられません。

賽の河原・・・ですよね? (なおみ)
2009-02-16 18:46:07
庵主さん、こんばんは。
先週よりはマシかな・・・と思いつつも
説明不足なのか、作り手のひとりよがりなのか
相変わらず「???」なシーンが多かったですね。

>恐山の賽の河原ですか? よく解りませんが…。

・・・あれホントなんだったんですか?
全く解説が無いんで意味が分らなかったんですが・・・?
戦死者の供養なのかな?とも思ったんですが・・・
ううう~~~んようワカラン?(><)

>高島政伸がずっと二つお下げにリボンつけているのが気になって

そうそうそう!(笑)風林火山では
こういう髪型の人が出てこなかった(ってか他のドラマでも)
常盤さんも若ぶってやってましたから
ジョシ限定なのかと思っていましたが・・・?

>すごく不安…阿部ちゃん退場後と、スポットライトが。

ああ・・・こんだけシュールな大河だと
むしろ今回の謙信をガックンにやって貰った方が
・・・良かったかもしれませんね(何でもアリ的な?)
人間、実績がだいじ。 (庵主)
2009-02-16 20:59:51
ikasama4さん

>何か兼続を中心として見せたいのでしょうけど
演出とかが全体的に空回りしてますねぇ

そうなんですよね。みんながこんなに兼続を高く評価してヨイショしまくるのはなんなんだ?(笑) 
一昨年はそのへん上手かったですよね。見ているほうが主人公に同情してしまうほど、なかなか評価されなくてね(笑)。
今みている「政宗」でも、実績の無い子供のうちはそれなりの、主人公であってもどうでもいいような扱いで、そのへん非常に真っ当な感じがします。
やっぱし、人間は実績と実力を積み上げながら地道に生きていくのだということを、子供たちにもちゃんと教えないといけないので、今年の大河のようなのはホントに良ろしくないと思います(笑)。

>泉沢はどうなったんでしょうかねぇ

パパイヤ鈴木と葛山信吾が「兼続と久秀の分もおつかえいたします」とか景勝に言ってたので、一緒に越後に帰されたのかと思ってたら、後半で、兼続の母の訃報をもってくる伝令として登場してました。よくわかりません…。

わたしもすっごい気がめいってますが(笑)、つらいときは「政宗」見ながら頑張ります
しゃら臭い… (庵主)
2009-02-16 21:08:17
あらあらさん

>戦はイカン!愛じゃーとパレスチナやスーダンを思いNHKは若い人向けのメッセージを送りたいのでしょうかね

でも、そういうのは去年さんざんやったはずなので(笑)。
戦国時代にフラットな博愛主義や厭戦感を持ち込むのは大変な無理があって、そういうのに走ると見ていられないほどしゃら臭いドラマになりそうな、いやな予感でゾワゾワしてます。

>スタジオ撮影ばっかでえらく予算削ってあるな

削るといっても限度というものがあると思います…。大河ドラマですから。「中学生日記」じゃないんですから。
これから、あのスポットライトがトラウマになって、演出「高○陽一郎」という名前に反応してしまいそうです(笑)。
ま…そういうのが、しいて言えばこれからの楽しみとは…いえないかやっぱり。
来年こそ! (庵主)
2009-02-16 21:13:29
ムクさん

>スポットライトの中そらぞらしく舞い散る異様な赤さの紅葉のみ

やめて欲しかった…あのビニールの紅葉。
スポットライトでさえなければ、別に問題のないシーンでしたのに。わざわざ安っぽく見せたとしか思えません。何故に??

>同じ時代をわずか中1年で扱うこと自体、やっぱり難しいのでは?

ですかねえ、第1回と2回くらいは、「風林火山」の地続きのかんじで、見ていて安心感があり、悪くなかったんですけどねえ。
今となっては完全に別物です…。
来年も中1年ということで、すごく不安ですけど、こんどは篤姫と比べても見劣りするどころか「やはり幕末は男のドラマ!」と唸るような作品であって欲しいと、期待せずにはおれません。
…って、ことしがメタメタなぶん、否が応でも来年への期待が高まってしまうんですが、それはそれで不安だな…。

リボン (庵主)
2009-02-16 21:20:57
なおみさん

>戦死者の供養なのかな?とも思ったんですが・・・

ですかねえ…なんか心境がよくわからないんですけど。
あのときの若武者をそんなに延々と供養し続けてるというのも、女々しいを通り越して武士として不適格では?と思っちゃう(笑)。

お下げにリボンは、越後スタイルの髪型なんでしょうかね。人妻になった常盤貴子がまだリボンなのも変ですが…おとうさんまで…。
今週はあればっかり印象に残っています。

>今回の謙信をガックンにやって貰った方が
・・・良かったかもしれませんね

凄いだろうなあ(笑)。想像するのも怖いけど、でも、風林火山とは違った魅力が生まれるかもしれません(笑)。
あのハリボテ毘沙門堂のなかでブッキー兼続に「そーれーはーよーいーー」って言ってみてほしい(爆)。


夢オチ (ひろりん)
2009-02-17 13:32:23
庵主さま、塾生の皆さま、こんにちは。
私もOPで演出家のお名前を確認してしまいました…。
いえ、チェックするつもりはさらさら無かったのに私のアンテナが勝手に反応。

第7話は、冒頭の夢オチで萎えました。

そしてナゾの“石積み”ワーク。兼たんは賽の河原にいるのかい?と思ったワ。
NHKさん、修行というなら滝行でもすれば、視聴者に分かりやすかったのにぃ。ぶっきーはウォーター・ボーイズなのだし。

母を亡くす哀しさは、平成の御世も戦国時代も一緒です。でも私は敢えて言いたい。
武家のおなごであれば嫁いでしまえば、親の死に目なぞ立ち会えなかったはず。

それこそ“覚悟”が足りなかったと本人も家族もそしり(←お茶の間から)を受けても仕方あるまい。

実は週末に庵主さまご推薦の『独眼流正宗』総集編を観まして…。(濃ゆいワ~)

一国を背負う武将(伊達政宗公)と一介の家臣(直江兼続)では立場が違いすぎるのでしょうが、今年は全体的に“小物感”がぬぐえません。

エスプレッソ(独眼流)を飲んだ後にアメリカン(天地人)…。もうアメリカンでは満足できない身体になってました。

ああ、それと母君を慈愛に満ちた完ぺきな女性であるかのように描くのは止めてほしい。
政宗の母、お東の方なんて問題ありすぎなのですが(笑)、妙にリアルでしたもん。

拙い感想、失礼をばいたしました。



補足説明 (ひろりん)
2009-02-17 16:20:07
恥ずかしながら、先のコメントに補足を。

>武家のおなごであれば嫁いでしまえば、親の死に目なぞ立ち会えなかったはず。

兼たんを「嫁」と混同したわけでなく。

上杉家に忠誠を誓った兼たんの立場を考えたら、仮に親の死に目に会えなくても“親不孝モノ”じゃないと思う。(その頃、上杉軍は戦の渦中だったし)

そりともホームドラマ路線だから、いいの?

おそらく当時の女子なんてもっと立場は弱くて。特に嫁して後は、嫁家の舅さまの許可でも下りなければ、自由に婚家と実家を行き来できなかったのでは?まして政略結婚であれば…。

ちょっと兼たんに厳しすぎ?

ホントは、庵主様たちとドラマの感動を分かち合ったり、俳優さんの演技をホメたりしたいのよ、私は~。なかなかその機会に恵まれず。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。