きじゅからの幸せブログ

先輩から人生はこれからよ、と云われました
ブログと仲良くしながら、心豊かに歩んでまいります。

雪山で雪崩に遭遇した高校生の遭難は悲しいですね。

2017-05-08 21:58:11 | 日記

今年も、登山のシーズンになりましたが、

遭難は嫌ですね。

高校時代に、生物部の授業で、

夏休みに、尾瀬の長蔵小屋を拠点に、

植物観察学習をすることになり、

教師や先輩の山岳部員から、

講義でノートをとり、衣服は何を何枚用意するか、

靴は何を、靴下は羊毛と綿で、ゆったりと足首相当上まで有る事、

どのようにリックに詰めるか、

リックの背負い方~軽い物を下に、重いものは上に、

暖は新聞紙と、雨具は、当時は大きな油紙を沢山用意し、

衣服を包み、余分に持つ物は、雨天時の被り物用に持ちと。

こんな風に思い出すと、なんとまあ~~~~

この授業を受け、夏休みに長蔵小屋を拠点に、

尾瀬を満喫した事が、

後年、勤務の合間に登山をする事になったのです。

 

残雪から新雪まで、尾瀬には5回ほど、

どの山へ誰と行き、どんなことが有ったかを、

全て思い出せるほど、登山の魅力に取りつかれました。

井上靖の「氷壁」に魅せられた山の興味を抱くようになった若者が、

車時代に入ったこともあり、

カッパ橋への道は渋滞になっていました。

登山の前に、車で山道を登るのに疲労してしまう状況で、

リックやテント、シュラフまでが、車で眠っている間に、

相当高い場所まで登れる道路が、開発?開通しました。

ある時は、白馬の湖の近くで、顔を洗いながら、

腕時計を落とし「あ~あ・・・内緒」下山しましたら、

後ろから来た、パーティーが「先へ行ったパーティーの女性のだ」

当時は、女性はあまり登山していないので、

時計が帰ってきたのです。

この時計は、傘寿の今も命の恩人なので、

大切にガラスの箱に入れて保存してあります。

 

登山は、朝3時頃から歩き始め、

太陽が高くなる頃には、縦走から山頂に到着し、

午後に入ったら、下山してテントに入り、

翌日の用意をして就寝し、翌3時から又登るのです。

車で山の下まで行くようになってから、

山の途中から歩くので、

ウオーミングアップをしないで、運動をするような状況になりました。

 

一度、谷川岳を下山する時、予定を30分遅れたら、

頬に冷たい風を感じて、振り向くと、

さっき降りてきたはずのトマノ耳が見えなかった、

こんな経験がありました。

樹林の中なので、じっと動かず助かりましたが、

山の天気は地上とは違い、下からや左右から変わり、

中高年の方々が登山をされますが、

充分準備し、慎重に出かけてほしいです。

登山は、街歩きの延長ではなく、立派なスポーツです。

 

40歳の時、涸沢の近くにテントを張り、

根雪の上に立ち、晴天に映えるジャンダルムを仰ぎ見ながら、

「これを最後にしよう」と涙も覚えながら、ゴルフに転向しました。

身体の衰えだけではなく、

仕事が深夜になっても帰れない程になったのです。

 

幸い遭難はありませんでしたが、

尾瀬でも、平地のように周囲が見えるのに、

同行者が見えない程の笹の中に入ってしまい、

しかし、教わったように、じっと静かに周囲を見渡しながら、

声をかけながら、深呼吸もして下山できました。

当時は、今ほど木道が長く、そして沢山ありませんでした。

 

本年も沢山の登山者があるでしょうが、

遭難されないように、準備は怠りなく、

休憩を取り、焦らないで楽しんでほしいものです。

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