フェブラリーS
JCDの時も書いたが、今のダート界はレベルが低い。それに加えて、今一番強い馬(エスポワールシチー、スマートファルコン)が不在とあってなおさら低レベルが伺える。強い明け4歳もダートはいまいちで、まだ古豪が活躍できるレースだ。
1 オーロマイスター
エスポワールシチーをちぎって勝った南部杯はいったいなんだったんだろうか?と思うくらいJCDは見せ場もなかった。ただ、この馬は東京マイルがベスト条件で巻き返しは十分可能。
2 コスモファントム
芝ダート兼用の馬ではあるが、ダートでは未勝利で買ったのみ。現状では芝のほうがいい。しかも今年に入ってからすでに3戦目と上積みも疑問。
3 ダイショウジェット
東京ダートでいつも穴をあける馬で、前走の3着はそれほど驚くことはなかったが、さすがにG1でどうこうの馬ではないと思う。確かに例年と比べるとレベルが低いとは思うがさすがに…。
4 ライブコンサート
新馬、未勝利以来のダートだが、そのときの成績は散々なもの。血統からも芝血統で、いきなりG1でどうこうの馬ではない。ただ、この馬は東京は走る。
5 バーディバーディ
池江厩舎最後のG1ということで、注目を浴びているがJCDでも見せ場十分だったので実力はある。しかし、逆に言えば楽逃げをしたトランセンドについていったから4着に粘れたとも取れて、ワンパンチ足りない印象も。今回は前が速くなりそうなだけにどうか。
6 クリールパッション
北海道しか走らない馬で、そういう意味では滞在がいいとも言えるので、輸送が短い東京のほうがいいのではとも思えるが、今の東京は少し時計がかかるので、一雨ほしいところだ。
7 ダノンカモン
この馬は堅実な馬で、芝も走るがダートのほうがさらにいい。さらに、左回りのほうがもたれなくて走る。個人的には、もっと長い距離のほうがいいのでと思っていたので、前走よりはさらにいいのではと思う。あとは、使い詰めなのでどうかということと、騎手を変えすぎで今回もテン乗りの外人だけにどうなのか。
8 ビクトリーテツニー
追い込み一手の馬なので、今回は展開が向くとは思うが、それ以前に全盛期の勢いがなくすでに終わった馬の印象が強い。
9 パワーストラグル
中山や地方のような力のいるダートを得意にしており、切れ味も要求される東京には合わない。さらに連闘なだけにここが本当の目標なのかも疑問。
10 ダイシンオレンジ
前走は快勝も大得意の京都なので当然といえば当然。しかし、それ以外はどうなのかと思ってみたらそんなに他がだめなわけでもなくてさらに言えば東京も今回が初めて。もしかして得意かもしれないし、この馬にとって前が速くなる展開はもってこい。
11 メイショウタメトモ
前走の川崎記念は全く評価に値しない2着。はっきりってフリオーソ以外は、準オープンレベルだった。なのでここも出るだけの存在。
12 トランセンド
新たなダート王だが、まだ全幅の信頼は置けない。それがJCDが楽な逃げ切りだったこと。もし逃げれなかったらもあるし、揉まれたらどうかもある。さらに脚質からも東京がどうかもある。さらに、調教が一週前こそ猛時計だったが、直前があまりにも軽い調教なのもどうか。さらに鞍上の藤田が、今週の乗り馬がトランセンドただ一頭なのも気になる。なにかあまり体調がよくないとい噂を聞くので、鞍上面でも不安が残る。
13 フリオーソ
馬を語る前に、何でデムーロなのか?大いに疑問である。この馬を知り尽くした戸崎でなんでだめなのか?。おそらくは馬主のダーレーからの指示だとは思うが、もし勝っても地方としても喜びは半減なのではないかと思う。最近の外人ブームには怒りを感じずにはおれない。騎手批判はこれくらいにしておいて、馬だがまず川崎記念は調教みたいなもので、価値はない。しかし、先行力はいまだ健在だが、マイルに対応できるか、同型をどうさばくかが鍵。
14 セイクリムズン
すっかり安定した馬になった。しかし、戦積はマイル以下に集中しており、マイルへの対応が鍵となる。しかも、前走を見てもわかるようにこの馬は非常に起用な馬で、内枠がほしいところ。そういう意味で、この外枠は大きな不利。使い詰めなのも気になる。
15 シルクメビウス
ブリーダーズGCではカネヒキリ以下をぶっちぎった競馬が非常に印象深いが、その後はいまいちな結果。基本追い込み馬なので、どうしても展開に左右される。さらに力のいる馬場はあまり得意ではないので、東京替わりはいいと思う。今回は展開も向きそうで期待。
16 マチカネニホンバレ
素質は常に高く評価されていたが、なかなか大きなレースには使ってこなかった。そうこうしている間にピークが過ぎてしまった感じ。もまれ弱いので、この枠はいいと思うが、どうだろうか。
◎ シルクメビウス
〇 ダイシンオレンジ
▲ フリオーソ
△ マチカネニホンバレ