私は人生の大半を犬と暮らしてきた。
まず、自分の産まれたときには二匹の日本スピッツがいた。私はこの二匹にかなりバカにされており、よく唸られたり、ぱくっと噛まれたりして泣いていたことを思い出す。
その後カナダでは保護センターからジャーマンシェパードミックスの子犬がやってきた。ラッキーという名前でそれは元気なわんこだった。
日本に帰ることになったとき、しばらくは社宅住まいになる、ということでどうしてもラッキーをあきらめなくてはならず、それならばせめて誰かもらってくれる人を・・・と探したら気のいい農場経営をしている人が
「僕が里親になってあげる」と言ってくださった。だからラッキーはその後農場犬になったのだと思う。
日本に帰国してからは親がヨークシャテリアを飼った。
最初の子が子供を産んで、その子犬の一匹をキープし、私は嫁入りするまでこのヨーキーたちと一緒に暮らした。
次の犬は結婚後、子供たちを犬と一緒に育てたい、という想いからゴールデンレトリバーのルークをペットショップで購入した。
このころは私もあまり動物愛護団体の活動を知らず・・・・
そしてその当時結婚していた夫が「かわいそうだから仲間のビーグルも」といってこれもまたペットショップで購入した。
今から思えば・・・・持家もあったのだから、いくらでも捨てられた犬の里親になれたのに・・・・
しかし・・・この二匹は娘たちと一緒に大きくなった。いつでも一緒で、キャンプや旅行にもたくさん行った。自分が子供時代のシェパード以来、大型犬ははじめてだったので、スクールにも通った。
一回目の離婚をし、早く犬たちをひきとるためには家を購入するしかないと思い、40歳で二度目の家購入。
そしてここでの暮らしの中で、ある縁があり、コーギー犬を飼うことになった。
さて、これで3匹。
この3匹状態がしばらく続き・・・その後「長野県からの情報なんだけど、フラットコートの子が殺処分になりそうなんだけど・・・どうかな?」という打診が同じ犬好き友人からきた。私はこのときはじめて「殺処分」という言葉を聞いて震えあがり・・・2度とペットショップなぞにはいかない、と強く決意を決めたことを覚えている。
この黒い子がそう。名前はアリーシャ。ギリシャ語由来の名前で「知性」という意味があるらしい。
たしかに家じゅうの鍵をあける達人のアリーシャは困った「知性」の持ち主ですが・・・
その後しばらくしてから「今度は殺処分対象のプードルがいるんだけれど」という話がきて・・・・・
我が家は5匹の犬を毎日散歩する「名物家族」となってしまった。
そうこうするうち、ビーグルのドラゴンが12歳で皮膚がんになり・・・友人の赤坂動物病院の副院長のところへ行き毎週化学療法をうけていた。(あのころはかなり稼いでいたので支払えましたが・・・すごかった)
ゴールデンのルークも13歳になろうというところで老衰で心不全で亡くなり・・・・2匹の犬を失ったわが家族では残った3匹に「悲しいよね・・・」と悲しんでおりました。
しかし、その2年後、6歳になったみるみる(コーギー犬)が突然の急性腎不全でありとあらゆる手をつくしたのにもかかわらず一晩で死亡。ルークやドラゴンは「最後まで一緒だったね」という気持ちがあったので
悲しいけれども納得できましたが・・・・みるみるに関しては一晩中病院で付き添いながら泣いていました。
天寿をまっとうできずに死んでしまったみるくのかわりにと我が家にやってきたのが、現在のまふたん(ジャックラッセルテリアミックス)です。
そして私も50歳をすぎて・・・自分が大型犬をひきとれるのはもう今しかない・・・と思い、いろいろと考えていたところで、「嬬恋でハンターに捨てられたと思われるセッターの子がいる」と聞き・・・
行ってきました。生まれてはじめての「保健所」
コンクリートの床にあるケージ。
今日、運ばれてきた、という柴犬と、よろよろになった老犬、そしてこのセッターの男の子。
首輪のかわりに映画で出てくる怪人がつけているようなじゃらじゃらしたすごく太いチェーンが巻かれていて・・・きっと今までお風呂にいれてもらったことがないのか・・・チェーンの色が白い毛にしみついており・・・・
ショックでした。話には聞いていたけれども・・・どうして・・捨ててしまうのかなあ?この子は4歳ぐらいかな?
「見せてください」とケージから出したら、もう大喜びで「連れてかえってくれるんですか????」と大騒ぎ。そして何度も私の前に座ってお座りとお手を繰り返す
涙が出てきました・・・この子の今までの成育歴がどんなものかはわからないけれど・・・すごく痩せていて・・・
この子は誰かが里親として名乗り出ない限り、来週は管理センターに送られ、1日でガス室行きです。
譲渡は動物愛護団体を経由しないと無理なので、明日は高崎まで愛護センターが毎週やっている「講習会」に参加してきます。
ちなみにこんなに「激安ペット!!」なんて販売法があるのは先進国の中でも珍しいことなのだとか。
海外の先進国ではある犬種を専門ブリーダーにお願いして購入するか、そうでなければSPCAという動物愛護団体の施設から譲り受けるのが常識。
日本のようにガス室で殺すような野蛮なことをしているところはあまり無いようです。
年間40万頭近くが殺され、ガス室は毎日全国で稼動しているそうで・・・・U−Tubeにはたくさん実際の画像がのっています。
この子は私が嬬恋にいるときは毎日預かっている「きみどりちゃん」
2匹のプードルは仲良しでお昼寝も一緒です。