ぽかぽか容器

元バレー坊主。

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セルフ年賀状配達 2

2017年01月03日 | 日記
さて、緊急エリアメールの誤報にもめげず、
無事に一軒目のお宅に配達を終えて、続くは都内南西部エリアへ。

大田区と世田谷区が目的地で、この二軒のお宅は比較的近くにあるため、
どちらが先でもよかったのですが、
その次が練馬区の予定だったので、先に遠くの大田区へ行って、
戻ってくるルートを選択。


前回の記事に書いた、出発時間を遅らせたある事情とは、

結果、まったくの考え過ぎだったのですが、
大晦日 ⇒ 元日 は、深夜帯ではそこそこに人も車も出盛っているのではと考え、
それは、3時くらいまで続いているのではないか、と考え、
実際には4時に出発をしたのでした。

出発してみたら、少なくとも、私の走ったルートは、
ほとんど私しか走行していないような状態で、
たま~~~に、歩くカップルの姿も見かけましたが、
おそらく、人や車が出盛っていたのは、ごく限られた、
例えば神社とか、渋谷駅とか、だけだったのでしょうね。


先行車も対向車も、後ろから接近してくる車もほとんどなく、
ただただ、深々とした静けさの中を、冷気を割きながら走り続けることになりました。


さて、ナビは便利ですね。
まったく迷うことなく、大田区、世田谷区の二軒の配達を終え、

この辺りから、自分の見通しの甘さ(寒さ対策)が露見し始めます。



私は普段、寒さには強い方で、普段の外出時にはごく普通の防寒着しか着用しません。
パッチ(ズボン下?)も履かなければ、ヒートテックの類の肌着も着ません。
他の季節と変わらない半袖Tシャツに、下はズボンを直履き、上はパーカーにジャンパーを羽織る、
ごく普通の冬の装いです。なんなら、歩く距離が長い時は、ジャンパーを羽織りません。


で、今回の配達行に対しては、自分なりには防寒をしたつもりで、
アーミーパンツ(軍服のズボン)の下にスウェットを履いて、シャツは、バレーの練習用の長袖、
その上にパーカーを着て、ジャンパーは、冬用のバイクライディングジャンパーを着用。
で、ネックウォーマーを装着し、ヘルメットは、フルフェイスタイプ。
しかも、バイクにはグリップヒーターがあって、グリップガード(正面からの風除け)も付いていて、
グリップヒーターは、かなりの高温になるので、
指先の冷えに関しては、それほど警戒しなくても大丈夫だろうと見積もっていました。


三軒目の目黒から、次の練馬まで、ルート的にはほとんで環八一本のアクセスで、
目黒の住宅街から環八に出てみると、普段の環八では考えられないほどの交通量。

もちろん、市街地の道路とは違って、それなりに走行車両はありましたが、
それでも普段の環八から考えれば、比較にならないほど少ない交通量でした。


で、結果、これが仇になり、いや根本は自分の見積もりの甘さですが、
交通量が少ない環八は、とにかく流れがスムーズで、
普段は、深夜であっても、所々で混雑が発生するのに、そのような混雑が一切なし。

つまり、ただただひたすら、身も凍るような冷え切った空気の中を、
延々と走り続ける羽目になりました。


最初にダメージが発症したのは、「足先」でした。

ごく普通の靴下にスニーカーでしたが、
当初の考えでは、ネイキッドのバイクと違い、広いステップに足を乗せて走るので、
多少前方からの風除けの効果もあろうかと、足先の防寒はほとんどノーケアだったのです。

足先が冷たい、という感覚を覚えたら、それが痛みに移行するのはあっという間でした。


そして、そこから全身に寒さが伝わり始めたのか、
空気が冷たい、というより、文字通り、身体の芯が冷たくなり始めている感じが芽生え始めました。


足先の痛さに耐えかねて、なんとか練馬の目的地の手前でコンビニを発見。

バイクを降りたら、身体の振るえが始まり、止まらなくなりました。
しかも、ヘルメットを被ったまま(前面のフェイスガードは開けて)入店したので、
店員さんの目が、不審者を見つめるそれになっていました。


コンビニで靴の中敷タイプの簡易カイロ、ホットのお茶を購入し、
店外で早速カイロを装着、
「おおっ! これは予想以上に暖かいぞっ!」
冷え切った足先が、じんわりと暖かくなり、ホットのお茶を飲んだら、
冷えた身体も、少しだけ温もりを取り戻した気がしました。

ま、気がしただけだったんですが…


もう一つ、想定が甘かったために苦しめられたことがあり、

実はヘルメットのシールドは、内部の曇り対策のために、
シールドの内側に曇り止めシートを装着できる構造になっているのですが、
私は三つのヘルメットを、ライディングシーンで使い分けていて、
この日被っていたものは、長距離、高速道路移動用としていたので、
普段あまり使用しないものだったのです。

このため、その曇り止めシートが劣化してしまっていたようで、
シールドの左下方が、徐々に曇り始めました。

こうなると、信号待ちなどで停車した時に、シールドを開ける必要が生じ、
その都度、顔面の一部が冷気に晒されることになります。

その内、曇り方がひどくなり、停車時のみならず、
走行中にもシールドを開けなければ、曇りが取れないようになり、
更に、顔面が冷えていきました。



練馬の配達を終え、さて、ここは関越道練馬インターのすぐ近くで、
ここから高速に乗り、圏央道鶴ヶ島までのハイウェイ移動となります。


結果、この高速移動が、身体に留めを刺すことになりました。


練馬から圏央鶴ヶ島までおよそ30㎞
寒さで身体が硬直するので、あまりスピードが出せず、
おおむね90km/h ~ 100km/h くらいの巡航が精一杯で、
およそ20分の、冷気を全身に浴びながらの高速走行。


三芳パーキングを越えた辺りから、
気づくと、靴の中のカイロは、10時間熱が継続すると書いてあったのに、
もうほとんど温もりを感じなくなっていて、
また少し足先が冷たく、痛くなり始めていて、
しかも、グリップガードとヒーターに守られているはずの手、指先も、
徐々に冷え始めている感覚が。

そしてそれらは、みるみるうちに明らかな「冷え」から「痛み」へと進行していきました。

スクーターで、変速のためにクラッチを握る必要がなく、
交通量も少ないためブレーキレバーを握ることもほとんどなかったので、
なんとか、ヒーターの効いたグリップを握り締めてみたものの、

グローブを挟んで接している手の平と指の内側だけが、
微かに熱さ(不思議と"暖かい"ではなく"熱い"と感じた)を感じるものの、
そこ以外の指の外側、手の甲は、冷たく痛いままで、
一向に、その熱が、接触面以外の部位に広がっていく気配はなし。


圏央鶴ヶ島インターを降りる頃には、
手先、足先から、冷たさが全身に広がり、もう、身体が芯から冷え切ってしまいました。

本当は、ファミレスかなんかで、一度身体の冷えをリセットした方がよかったのかもしれませんが、
この時は、とにかく少しでも早く配達を終えたい一心で、目的地以外でバイクを停めることが、
心情的にどうしてもできませんでした。


このあと、再度圏央道に乗り、桶川北本で降りてから、
上尾で一軒、さいたま市の一軒までが、自宅からは離れた配達先で、
後は地元に戻って、なんなら徒歩でも回ることのできる数軒だけなので、
最悪は、その埼玉県内の二軒をやっつければ、
後は一度帰宅して、風呂にでも浸かって身体をリセットしてから
再配達に出かけることもできるだろうと、

挫けかけた気持ちをなんとか奮い立たせました。




シールドの曇りはひどくなる一方で、しかも、
すぐに布で拭き取れる、表面が曇っているのではなく、
シールドと曇り止めシートの間が曇っていることが判明。

その上、夜が明け始めて、
(それはそれでとっても神々しい、見事な光景だったのだけれど)、
進行方向の空に、真っ赤に輝く初日の出が!

ふわっと、清清しい気持ちが去来したのも束の間、
曇ったシールドの視界が、光の乱反射のため、ほぼゼロになってしまいました。


こうなっては、安全のために、シールドを開け放ったままで走行する以外になく、

さいたま市のお宅に到着した時には、
手の指先は、痛みを通り越して感覚が薄れ始めていて、
顔は、涙も凍るのではないかというほど冷え切って、鼻の頭が痛み、
足先は、一応カイロの効果なのか、感覚は残っていたものの、冷え切って痛み、
身体は、冷えた肉の塊のように感じられ、
達成感もなにもなく、ただただ、

「なにやってんだ? 俺」

と、正に茫然自失状態で、しばらくバイクに跨ったまま、
ぼーっとしてしまいました。



身体の状態がよくなることはなかったものの、
このあとは、日が出てきたことで、僅かに日向では温もりを感じることができて、
結局、一度も帰宅することなく、残りの近所の配達も済ませてから帰宅しました。


自宅に到着し、ヘルメットを取ろうとしたら、顎のベルトを外せないほど、
手先は麻痺してしまっていて、仕方なく、ヘルメットを被ったまま、家の中へ。
玄関の鍵も上手く開けられず、そして、練馬のコンビニで停車した時のように、
身体の振るえが始まり、止まらなくなりました。



大事には至らなかったものの、現在(1/3現在)に至るまで、
左右、手の人差し指の感覚の麻痺が治っていません。

一応自力で動かせるものの、痺れと、感覚の麻痺が残っています。

甘く考えていたけど、結構危ない状況だったのではなかったのかと、
今は反省しています。


誰に強制されたわけでもなく、ぜひそうしなければならないほど、
必然に迫られたわけでもなく、
ただ軽い気持ちで(実際は、初日の出ライディングがちょっと楽しみだったけど)、
寒中、バイクで万全な防寒対策を施すこともなく走り出して、
これでもし、なんらかの深刻な身体的ダメージ(凍傷とか)でも被ることにでもなったら、
何をか言わんや

です。
まったく。
新年早々なにやってんだか…




ちなみに、関越道、三芳パーキングを越えた辺りからは、
頭の中に「セキスイハイム」のコマーシャルソングが流れ続け、
止まらなくなりました。

「帰りた~い 帰りた~い あったか…」
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