あぁ…憧れの家

海外にはうっとりするような家があります。憧れの家について書いています。

住環境を科学する新・家づくり

2013年07月15日 | 家づくり
家づくりをする際は、どんな季節でも快適に過ごせるような工夫をすることがやはり大切です。
壁面や屋根などの断熱材を工夫し、窓などのサッシを活用して高気密・熱効率の高いエコ住宅にするのがトレンドになりつつありますが、実際にどんな点を工夫すれば暮らしやすい家になるのでしょうか?

住環境を考える上で、最も注意が必要なのはやはり梅雨の時期と真夏です。
梅雨時期は通気性が悪く湿気がこもりやすくなるために不快指数が高くなります。
室内がじめじめしてしまうと、建物そのものにも負担がかかることを知っているでしょうか。
鉄骨住宅でも木造住宅でも、構造に関わらず湿度が高い状況はあまり良いとは言えません。
フローリングや躯体を傷める原因となるだけでなく、メンテナンスを必要とする重大な欠陥につながることもあり得るからです。

梅雨対策のポイントは湿気がこもりやすい場所の通気性を考えた窓の配置や部分的に防カビ対応の建材の選択をすることと言えます。
また梅雨の時期にストレスを感じやすい洗濯物の乾燥方法などもあらかじめ検討しておくことがオススメです。
例えば浴室乾燥機を設置する、ドライエリアをきちんと確保するなどが挙げられます。
真夏の時期は、風通しと断熱がカギになります。出来るだけ住宅内を風が通り抜けるように窓の設置を工夫する事で、熱気を外に逃がすことができます。
また冷房を使用する場所は断熱効果が高く気密性が高くなるように設計段階から工夫するようにしましょう。

住環境は自分自身で良くも悪くもできるものです。
もちろん住んでみてからしか実際の住み心地や快適さは分からないものではありますが、想定できるストレスの芽はすべて摘み取っておく事が快適な住まいづくりのポイントでもあるのです。