遊民翁の”散策と絵”

”旅や散策”と”撮った写真をもとに描いた風景画”の紹介。

スプリット(クロアチア)旧市街

2015-08-28 13:50:55 | 水彩画

 クロアチア・スプリット旧市街への駐車場から。旧市街での観光スポットは、今も市民が生活する古代ローマ皇帝の宮殿跡(ディオクレティアヌス宮殿)。入口は、元々地下の倉庫などの有った場所で、お土産屋の並んだ通路を抜けた先の石段を昇った先に教会等の建物。この宮殿が造られたのはAD300年、今から1700年前。解放奴隷の子供として生まれた人が皇帝になるとは信じられないことがローマ帝国では起きていたようだ。この皇帝は、キリスト教を弾圧し、自らの意思で退位した最初の皇帝とのこと。中央の高い塔が宮殿。

(Holbein albireo AB-B4 364X257mm、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)


スプリット(クロアチア)へ向かう途中:山間の村

2015-08-26 07:09:03 | 水彩画

 ドブロヴニック近くの保養地スラノからスプリットに向かう途中、高速道路から見えた山村。石灰岩の多い土地で肥沃とは言い難いように思えるが、オリーブで生計を立てているのだろうか。

(Holbein albireo AB-B4 364X257mm、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)

 


スラノ(クロアチア)の教会

2015-08-18 10:24:14 | 水彩画

 宿泊した五つ星のホテル以外には何もない静かな海沿いの保養地で見かけた教会。早朝、ホテルの周辺を歩き回って見つけたもの。これ以外には、小さなスーパーマーケットと学校のような建物、レストラン程度しか見当たらなかった。それでもホテルの前には、インフォメーションセンターと、一日に数便しかないドブロヴニック行のバス停があった。更に、ホテル横の小さな岸壁には、早朝食料を積んだ小さな貨物船が停泊し荷物を下ろしていた。この辺では、日用品は海上輸送の様だ。夏のバカンスには早すぎる5月の初旬、夏盛りにはどんな景色が見れるのだろうか。

 (Holbein albireo AB-B4 364X257mm、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)


世界遺産コトル(モンテネグロ)の聖トリフォン大聖堂

2015-08-14 10:06:32 | 水彩画

 フィヨルド形状のコトル湾に面し、背後は断崖の山々に囲まれた世界遺産のコトル旧市街の教会。この教会は12世紀に造られたとのことだが、その後何度か地震に襲われ、その都度再建されたそうだ。15世紀ごろからはベネチアの支配下で、オスマン帝国の脅威に備え、背後の山には城壁が設けられている。市街地は狭く、中世にタイムスリップした感じ。

(Holbein albireo AB-B4 364X257mm、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)


コトル(モンテネグロ)近く

2015-08-10 10:35:27 | 水彩画

 一番赤道に近い場所にあるフィヨルド。狭い入り江がコトル近くまで繋がっていた。このフィヨルドを囲む山々は、北欧やニュージーランドに比べると少々急峻さや荒々しさがなくなっている。赤道に近いため早く氷河が無くなったせいだろうか。行きは、この湾沿いの狭い土地に作られた一般道路を走ったが、帰りはフィヨルド湾口を渡るフェリーでバスごと近道。湾口は数百メートル程の距離。

 画用紙として少し厚めのものを使ってみたが、四辺糊付けのものに比べるとやはりしなってしまう。

(VIFART H.P.suraface B4 S309V maruman383X266mm、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)


モンテネグロ・コトル近く

2015-08-08 14:00:14 | 水彩画


 ドブロヴニック(クロアチア)からコトル(モンテネグロ)に向かう途中見かけた風景。ゴッホの絵でよく見かける糸杉。ヨーロッパ、特に南側でよく見ることが出来る。クロアチアから、丘の上下の国境検問所を越えて、モンテネグロへ。外国で、次の目的地に早く着くために高速道路を使うことが多いのだが、この辺りでは未だインフラが未整備で一般道で移動。一般道を走る方が、その国の町や村、人々の生活を近くから見ることが出来て楽しい。直ぐ傍に海が広がっているのだ漁村の風景を見ることが無かった。漁業は盛んではないようだ。

 塗っていると周りが反ってくるのと、完成後写真を撮ろうと思うと(このサイズの大型スキャナーを持っていない)周辺が沿って撮影が難しいので、四辺糊付けのブロックタイプを再び使い始めた。森の樹木をどう表現したらよいか中々上手くいかない。

(Holbein albireo AB-B4 364X257mm、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)

 


ドブロヴニク旧市街への入口(プジャ門)

2015-08-06 10:17:16 | 水彩画

 スルジ山からロープウェイで下って、旧市街に戻るときに通った門。街に入る三つの入口の一つで一番高い所にあるようだ。ここから見下ろす路地の風景も良かった。全ての門は一応と通り抜けたが、どの門も車などが通るには適していないようだ。

(SOHO201Maruman352X250mm2、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)


城壁からのドブロヴニック旧市街

2015-08-04 09:09:29 | 水彩画

 旧市街をグルット取り囲んで八世紀ごろ作られた城壁は一周2kmの散歩道となっていた。そこから見た旧市街。この旧市街には、住んでいる人もいるようで洗濯物を干している家も見られた。城壁の片側は旧市街、もう一方は後方のスルジ山だったり、色濃いアドリア海とキョロキョロしながら約1時間の興味深い散歩だった。

(352X250mm2、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)

 


ドブロヴニック・ロヴリイエナツ要塞

2015-08-03 09:26:32 | 水彩画

 ドブロヴニック旧市街への入口ピレ門近くの広場からの眺め。ボカール要塞対岸の岩山に作られたロヴリイエナツ要塞で、旧市街を守っていたとのこと。この程度の砦で守れるとすれば、何と無くこの時代の戦争は、何と無くお伽の国の穏やかな(?)ものに思えてくる。そんなことは無いとは思うが。


(352X250mm2、不透明水彩絵具とホルベイン固形絵具)