真面目で律儀な両親に育てられ、厳しくしつけられたゆうこは何事にも真面目に取り組もうとする。だから不真面目な人が許せない。
でも…。
世の中は実にアバウトで、大人はいい加減だったりする。
社会人になって驚いたことはサボろうとしたり人が見てるときだけ真面目なふりをする人がたくさんいるってこと。
掃除当番やPTAや町内会等の面倒なことは誰かに押し付ける。
押し付けた上に文句をつけてくるのだからたちが悪い。
人になにかを頼んだら任せるべきだし協力しないと。
そう言ったら、「頭おかしいんじゃないの?私たちは忙しいのよ。仕事してるんだから仕事してない専業主婦は暇なんだからそれくらいの事やってもらわないと。税金払ってないでしょ?」なんて言われたこともある。
主婦の仕事もきちんとやると結構重労働。特に子育て。初体験なのにできて当たり前と思われて周りは言いたい放題。
いろいろあったけど、理不尽だなーと思っていた。
アイロンをかけながらドラマをみた。
「奥様は、取り扱い注意」の3話での青木さやか扮する元プロレスラーの旦那様の台詞、じーんと来た。
「営むというのは正しくて強いだけじゃダメなんだ。」云々。
リーダー格の人がいて、とりまきがいて。
あるある。このシチュエーション。
元秘密工作員の綾瀬はるかの鮮やかなアクションもいいけど、1話毎に今の世の中にありそうなテーマで大切な事を教えてくれる。
「息苦しかった。触れるもの全てに冷たさしか感じなかった。」
ドラマの中で旦那様が青木さやか扮する奥様に向かって言った台詞なんだけど、まるで自分に言われたようにドキッとした。
何事もきちんとやらないと叱られた過去が災いして要求をつきつけてばかりいたのではなかろうか?
主婦は家事に追われて家の中で過ごすことが多く、快適な環境を求めたがる。
でも現実は散らかるし汚れるし、子育て中はなおさらだ。
ついついこどもを叱り、夫に文句をたれてしまう。
トレンディドラマのワンシーンのような家に憧れる。でも現実は物が散乱しジャングル状態。
たまに片付けると何をどこにしまったのかわからなくなる。
はじめから置き場を決めればいいんだけど、思いつきでしまうから必要なときに出てこなくて、次の探し物をしているときに前の探し物がみつかる。
大雑把なO型だからな。
でもこだわるところはとことんこだわる。だから仕事のときに思い通りにいかなくてイラッとしちゃうときがある。
病院て封建的で、薬剤師の世界は特殊。時には息苦しさを感じる。
ルールに縛られ、枠にはめられてしまうからね。
家でもついついルールにこだわり枠にはめようとしてる自分に気がついた。
家は「巣」なわけだから、帰りたいところであるべきなのに、現実はなかなか理想通りにはいかなくて、いさかいが絶えなかったりお互いに気疲れしちゃったり。
母親は「太陽」にたとえられるけど、なかなかそうはいかなくて…。
難しい。
人間ってわがままなところもあるし、あまのじゃくなところもある。
ついつい自分の事は棚にあげて他人の事を批判したり。
息苦しさを感じる、か。
気を付けなきゃ。
居心地のいい場所と話しかけやすい雰囲気をつくらないと。
インドア派のゆうこは家の中でダラ~っとしてるのが好きだから。
でもダラ~っとしてる暇なんてないんだけどね。
あくせくするから心の余裕がなくなり、ジュースちゃんごときで仕事辞めたい病が再発してる。
ヤバイよヤバイヤバイ。
でもさ、退職理由って案外つまらないことでムカついた事が発端で不満が蓄積した結果だったりするんだよね。
ジェラシーとか。
息苦しさを感じないところにいきたいな、なんて思うこと多いし。
みんなどうなんだろう?
辞めたい症候群に襲われたらどのように乗りきってるのかちょっと知りたいかも。
継続は力なり
じゃなくて、
継続は忍耐なり。(←今の心境)。
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