今日は量産型のジュエリーの弱点をおさらいします。
量産ジュエリーは価格を安く抑えるということが出来ますが、
プラス面だけでなくマイナス面もあります。
量産型のジュエリーは、主にゴム型と言われる型をとり、
その型に流し込むようなかたちで製造されます。
イメージとしては、チョコレートを溶かして、星の型や
ハートの型に流し込むのと同じです。
ただこの流し込むジュエリーの製造方法には弱点があります。
金属の中(指輪等の中)に巣(空気穴)が出来てしまうことが良くあるのです。
結婚指輪・修理
上の画像はその空気穴が出てきてしまっています。これは
当店で制作したのではなく、他店製造の持込み修理品です。
元もとの製品には、こんな穴は無かったはずですが、少し
削ると空気穴(巣)が沢山出てきてしまいました。
通常このような巣(空気穴)は、小さいものは潰して見えなくするか
ロー材(ジュエリーの溶接材)を流し込んで誤魔化します。
その為に購入時には空気穴は見えません。
この指輪も当店で制作したものではないですが、この状態ではあまりにお客様が
可愛そうなので極秘に修理して上げました。
それでも他の部分も巣だらけでした。
量産品の強度が弱いとか、キズになりやすいというのは、この巣が原因です。
量産ジュエリーの弱点
量産型ジュエリーの弱点は
この空気穴なんですね。
(画像はリンク先で見てください)
量産型ジュエリーだけでなく
量産型結婚指輪にもこれは
あてはまります。
実のところ、今市場に出回っている
結婚指輪の99~98%は量産形
なのです、驚きですね!
しかも、原価も激安みたいです。
そんな事を知ったら少々値が
はってもフルオーダーメイドの
指輪を注文したいですね。