バラ作り一年生なので育て方に関する本をいろいろ読んでいくと、諸説あって何が何だかわからなくなりそうでしたが、最終的には自分がやりやすい方法を示してくださる方に倣う事にしました。
私は基本的に地植えのバラには水をやらないでいい、という説が気に入りました。以前から水やりが苦手で、他の草花に関しても苗作りと土作りは一生懸命にやりますが、植え付けた当初を別にして原則として「水は天からもらい水」ということにしてきたからです。
鉢植えのバラだと表面から少し掘ったところが乾いてから水を与えるべきなのだそうですが、水やりが苦手な私にはそんなデリケートな水やりは出来そうにありません。
最初の1年ぐらいは鉢植えの方がよく観察できるし、ほかの面でもいいそうですが、私は最初から地植えにします。
しょっちゅう水を与えて育てると表面に近いところに根が張って乾燥に弱くなるし、バラの葉や茎が軟弱になりやすいので、もっとそれぞれを固く育てる方がいいのだそうです。だからバラの苗を地植えする時は地中の水分を吸えるように深く大きな穴を掘る必要があるのですね。
それとバラは樹木だということを忘れないようにしようと思いました。私はつい美しい花ににばかり気を取られて柔らかなステムを一年草などの茎と同じように考えがちでしたが、これは樹木のシュートの先に花が咲いたものなのですね。普通の樹木は最新の枝には花を付けず、その前年に伸びた枝に花が付くことが殆どで、その点バラはすごいスピードで成長する樹木なのだと分かりました。
柔らかくて若い葉や枝だから小さな虫にも食べやすく(?)病気にも弱いのだろうと思います。それにバラの生育にはふさわしくない日本の自然環境を考えるとバラ作りでは苦労を厭わない気持ちが必要だろうと思いました。