06.11.4 東京六大学選抜 vs 東京ヤクルトスワローズ

明治神宮外苑創建80年 記念試合。アマチュアの選抜チームとプロの1球団が対決する試みは史上初だそうです。

神宮球場が好きで、かつ大学野球は興味がありながらもなかなか重い腰が上がらない私は、いい機会だということで行ってくることに。

***
                      1  2  3  4  5  6  7  8  9  R
東京ヤクルト     1  0  0  0  1  0  1  0  0  3
六大学選抜      1  0  0  0  0  1  0  0  0  2

東京ヤクルト：藤井 (3回) - 松岡 (2 1/3回) - 佐藤賢 (1 2/3回) - 館山 (2回)
六大学選抜： 宮本 (2回) - 相澤 (1回) - 久米 (1回) - 重信 (1/3回) - 小松 (1 2/3回) - 大谷 (1回) - 加藤 (2回)

本塁打：大引 (ソロ 1回 藤井)

***

結論から言うと、私は大満足した。見どころがたくさんあって面白かった。曇り空であまりいい天気ではなかったけれど、行ってよかった。

スターティングラインアップはこちら：

東京六大学選抜：

1 　遊 　大引 啓次  (法大4年)
2 　中 　前田 将希   (早大4年)
3 　右　 金森 宏徳   (慶大4年)
4 　指　 佐藤 翔   　 (慶大3年)
5 　三 　佐々木 大輔   (明大2年)
6 　捕　 岡崎 祥昊    (慶大4年)
7 　左 　田中 幸長    (早大3年)
8 　二 　田沼 俊秀    (明大4年)
9 　一　 大澤 裕介    (法大3年)
P　　　　 宮本　賢      (早大4年)

東京ヤクルトスワローズ：

1 　中 　青木 宣親 
2 　二 　田中 浩康  
3 　指 　野口 祥順 
4 　三 　畠山 和洋
5 　一 　宮出 隆自
6 　右 　志田 宗大 
7 　左 　牧谷 宇佐美 
8 　遊 　城石 憲之 
9 　捕　 米野 智人
P         藤井 秀悟 

。。。アマチュア野球については、高校野球も含めて全くのゼロ知識の私、このスターティングラインアップの中で聞いたことがある名前は大引選手だけだった。

ヤクルトは、やっぱり予想通り、早大出身の藤井投手が先発。同じく早大出身の青木選手もスタメン出場。青木選手って日米野球も出てるはずだけどこっちにも出ている。まぁ、この試合に青木選手を出さないわけにはいかない、出ないわけにはいかないのは皆が思うところだけれど、それでも青木選手ありがとう (家に帰って日米野球を見たら青木選手がしっかり1番バッターに居て、それだけでなくヒットを打っていた。正直、今日はかなり私のなかの青木ポインツが急上昇した)。

この青木選手、先頭打者でフォアボールで出塁して、二盗、三盗を決めてくれた。

スタンドもすごい盛り上がりを見せる。こうやって、みんなが期待することをきっちり決めてくれる青木選手。何度も言うが今日は青木ポインツが相当アップしたのである。このあと、畠山選手のヒットで青木選手生還、1点先取。

六大学選抜の先発の宮本投手は、2回を投げて許したヒットはこの畠山選手のタイムリーだった。2回は三者凡退に抑えた。

一方、東京ヤクルトスワローズの先発投手は早大出身　藤井投手。

予想通りの先発でたいそうゴキゲンだった私であった。

その藤井投手が迎えた最初のバッターが、私が唯一名前を知っていた大引選手。

 

大引選手、あっという間に 2-0 と追い込まれるのだが、そのあとカットして粘り、フルカウントにした9球目になんと

レフトスタンドへホームラーン！

を打ってしまった。かなりギリギリで、もしかしたらレフトフライかなと思ったけど、入った。

(選手に祝福される大引選手 - 背番号10)

これで 1-1。盛り上がった。最高だ。私がただひとり名前を知っていた選手が打って、なんか嬉しかったし。

そのあとは藤井投手も意地を見せ、ゴロと三振二つでこの回終了。

大引選手ですが、そのあとも3回にもう一度藤井投手と対戦したが、ここでもかなり粘って最終的にヒット。結局今日は3打数3安打 (打席は4回ありましたがフォアボール1) の大活躍。

そういえば、ヤクルト青木選手は、フォアボール、二塁打、Ｐゴロ、エラー出塁という内容で、7回までこちらの試合に参加、そのあと東京ドームに向かったようだ。その東京ドームでもヒットを打っていたのでさすがだな、スゴイなと思ってしまった。

今日、東京六大学のピッチャーは7投手出てきたのだが、(ミーハー管理人の) 印象に残ったのは明大の久米投手と慶大の加藤投手。

あんまりいい写真ではないけど久米投手

久米投手は、ホークスの藤岡投手みたいなフォーム (ちょっと上のほうからのサイドスロー) だった気がする。ワタクシはご存知のとおり、ヘンなところから投げるピッチャーが好きなのでそれだけの理由で注目。

もうひとりの慶応大加藤投手も、なんだか投げ方が独特だった記憶が。なんというか、静止してから投げるまでの時間が短い (速い) ので、一瞬ものすごい速球が来るのかと思いきや、球速が想像するほどでもないので「あ、あれ？」となってしまう、というのか (表現がヘンですいません)。

また、違った意味で印象に残ったのが重信投手 (東大)。重信投手は5回の頭から登板するのだが、球威がないためなのかなんなのか分からないのだが、城石、米野両選手に連続でツーベースを打たれ、早速1失点してしまう。はっきりいってまったく抑えられる気がしなかったのだが、アウトを取れないうちに交代っていうのはいくらなんでも気の毒だから、どうにかなんとかアウトを取って下がってほしいと思ってみていた。しかし、ここで迎えるバッターが青木選手なのである。

私は夫と、「。。。ここで青木ってなんかカワイソウだよねぇ。。。頑張れよ～」と思ってみていたのだが、どうやら周囲も全員そうだったらしい。その青木がファーストゴロに倒れたときには大拍手だった。ここで、1アウトをとって、スタンドからの大きな拍手を受け、重信投手は降板。今日この試合で、青木選手を出塁させなかったのは重信投手だけだったのである。

大引選手以外の野手で印象に残ったのは、ライトの金森選手。守備でナイスプレーが目立った。あと、とても小柄な前田選手。1塁に出塁して宮出選手と並んだときにその差に驚いてしまった。米野選手の1塁悪送球の間に一気にサードまで進み、金森選手のタイムリーで2点目の得点。

試合は、ヤクルトが得点すると六大学が追いつき、という展開で、ヤクルトからすると「辛くも逃げ切った」試合だった。

試合終了後に、両軍監督のインタビューがあったのだがこれがなかなか面白かった。

東京六大学選抜チーム・應武監督：

(こんなに多くの観客の前で好ゲーム、おめでとうございます、に対し)

「早慶戦に負けずとも劣らない大勢のお客さんの前でいい試合ができましたことを、みなさまに感謝いたします」

。。。今日は本当に神宮球場が満員だった。私は神宮球場にはヤクルト戦にしか来ないのだが、こんなに満員の神宮球場はなかなかお目にかかれないというくらいだった。早慶戦っていつもこんなに入ってるんですか！　と、私はそこに驚いた。

東京ヤクルトスワローズ・古田ＰＭ：

(なかなか厳しい試合展開でしたね、に対し)

「中には、プロのほうが強いに違いないと勘違いされている方がいらっしゃいますが、六大学は全くそん色なく強いチームです。言い訳するわけではありませんが。。。。」

。。。そうは言っても負けられない試合だったと思う。いやほんとに勝ってよかった、ギリギリだったけど。

今日は半月ぶりくらいの球場での野球観戦。楽しかった。

～*～*～

写真などなど

試合前 (国旗掲揚前)

本文中に書き忘れましたが、六大学の応援って初めて生で見ましたが、迫力があって面白かったです。みんな楽器が上手だし踊りがウマイ (^^;)。

始球式

明治神宮の宮司さんが始球式を務められました。

試合終了後のごあいあさつ

ブログページ インデックス へ