柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

AO入試

2017年12月08日 21時07分33秒 | 日記
息子が、明日、東京でAO入試を受けます。

しかし、彼は2日前に校内で転び、右足を捻挫してしまったんですね。

不運。

「なんて、不運なんだ」と20回ほどぼやいていましたが、自分なりにこの2日間、患部をアイシングする、湿布をこまめに取り替えるなどして治療に専念していました。

AO入試は、小論文と面接です。

わたしは、こうしなさい、こうした方がいいよ、というアドバイスのようなものはしていません。

小論文の添削もやっていない。

親は、受験勉強を手伝わない方がいいと思うから。

子どもは、養育され、生活を共にすることによって(遺伝子も受け継いでいる)既に親から多大な影響を受けているわけですから、人生においてここ一番という時には、そうっとサポートするだけでいいと思うんですよ、わたしは。

昨日は、担任の先生から、「松葉杖で通学すると疲れるから、受験に備えて1日休んだ方がいいのではないか」と言っていただき、学校を休みました。

今朝、小高駅6時42分発の常磐線に乗って、仙台経由で東京に出ました。

わたしも早起きして、息子の足の湿布と包帯だけ取り替えてやり、送り出しました。
朝ごはんは仙台駅で食べるらしいから、みかんを2コだけ持たせました。
がんばって、などと口にしたら、緊張するだろうから、「気をつけて」とだけ言いました。
実際、松葉杖で小高から東京まで出るのは大変です。
予約したビジネスホテルは、駅から20分ほど歩かなければならないのです。
「タクシーを使いなね」とお金を多めに渡しました。

AO入試の募集定員は4名。
志願者数は11名。
約3分の2が不合格になります。

まぁ、運だね。




(先月、息子が大好きな町、盛岡に行ったときの写真です)

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 棄権 | トップ | 小劇場LaMaMa ODAKAプレオー... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事