背中の押し合い。

ホントは時々

気持ちの片隅で

ぎゅーっと我慢してる。









「大丈夫」

「仕方ないよ」

「分かってるから」

そう思いたくて

そう言える人でいたくて

時々ぎゅーって我慢してる。









でもそれがタイミング悪く重なったり

自分にとっては大事な事だったりすると

ひがんだりスネたりが

チラホラ顔出しそうになる。









そんな時にあなたが

たった一言かけてくれる言葉が

ぎゅーってしてた私の我慢を

ふわって軽くしてくれて

意地じゃなく

タテマエじゃなく

強がりじゃなく

「大丈夫」

「仕方ないよ」

「分かってるから」

「頑張ってね」

って気持ち全部で言える様にしてくれる。









嘘みたいに

ホントにそう思える。









結果は変わらなくても

一人で我慢してるんじゃないって

あなたが思わせてくれるから

私はどんどん強くなれる。









そうなったら結果なんかもう

どうでもよくなる。









思い合えた事が

何より嬉しくて

ぎゅーってなってた気持ちなんか

初めから無かったみたいに思う。









あなたは不器用な人だから

調子の良い事は言わないけど

私は調子の良い方だから

たった一言でパワー満タン。

なぜか母はパッチだったけど。

母の夢を見た。









覚えているのはたった１場面。









誰だか知らない年輩の女性が

私に会わせるために

母を連れて来てくれた。









母は私と目が合った途端

まんべんの笑顔で両手を広げ

私の名前を呼んだ。









私は母に駆け寄り

抱きついて

大声を上げて泣いた。









子供みたいに泣きじゃくった。









母は笑いながら

私の背中をポンポンと叩いて

「ごめんな」と言った。









溢れた涙と鼻づまりで

目が覚めた。









母が亡くなってから一度も

声を上げて泣いた事はない。









子供の様に大声で泣くのも

辛いけど大事な事かも知れない。









それが出来ない不器用な私を

母は知っていた。









そんな夢を見た

誕生日の夜だった。

一人でドタバタ。

信用してるなら

あなたの良いとこも悪いとこも

全部見せて欲しい。









私はどんなあなたが出てきても

受け止める自信がある。









怒る事もあるかも知れないけど

愛想つかしたり

ましてや嫌いになんか絶対ならない。









もっと深いところで

あなたを見てるし

もっと深いところで

繋がってると思ってるから。









そう思いそう言いながら

私自身はと言えば

あなたに良いとこばかり見せようとして

やり過ぎて

自分の手に負えなくなって

文句を出す。









あなたが私を想ってくれてる気持ちを

結果

無視してた。









甘えさせてくれなかったんじゃない。









私が格好つけて

甘えなかった。









格好つけてる私を

あなたが想ってくれてた訳じゃないのに。









ごめんちゃい。

クソガキ。

気持ちが２つあった。









相手を思いやる気持ちと

それに反する自分の欲求。









口から出たのは

思いやりの言葉だったのに

心にあったのは自分の欲求。









だから態度はぐちゃぐちゃ。









すねて意地張って

逆に返ってきた思いやりを跳ね返す始末。









子供か。

パー。

どこまでがワガママで

どこまでが自己主張なんかが

はっきり分からない。









なんとなく

なんとなくやけど

心に圧力がかかってるみたいな感じで

ぎゅーっと狭っ苦しい。









外からと言うよりかは

自分が脱け出せない。









やりたい事出来てる時は

気にもならない事だったり

結構に頑張らないといけない事も

全然平気だったりするし

全然平気だと思えるからこそ

状況も好転してくって

分かってるのに。









考え過ぎるのは良くないのも

それも分かってるけど

自分にとっては

最優先事項だから

軽くも済ませられない。









『分かってる』

『出来ない』

何回繰り返せば気が済む？









自分にムカついてきた。









暗いの嫌い

ウジウジ嫌い。









よし。









悪い子になろう。