ひきこもりの日常

現在、きまぐれ不定期です。

学校と会社、切っても切れない関係 (大竹文雄の引用)

2006-03-26 15:04:03 | 本・新聞・雑誌
(追記)このブログ内容と、考えが変わりました。(こちら
大竹氏にはど素人が失礼なことを書いていたと思います。


日曜だけ気が向いたら買ってくる日経新聞。23ページから。

『若年層の格差巡り議論』という題で、大竹文雄氏が、本田由紀氏などの各々の経済文人から引用されています。フリーターが企業から敬遠される理由の一つとして、著者と同僚の池田新介氏を引用しています。

『遠い将来のことであれば辛抱強い選択が出来るのに、直近のことについてはせっかちになってしまう』
要するに夏休みの宿題をズルズルと先延ばしにするように怠けとる!っていう意味でしょうね。次に池田氏の引用から、大竹氏はこう解釈しています。

フリーターという自由な仕事のスタイルだとどうしても規律づけが難しい。正社員という束縛は訓練を後回しにすることを防いでいるのではないだろうか。
そこから池田氏は教育によって訓練の可能性の重要さを、指摘しています。文章からは企業への束縛という手段としてでしょうね。

そして大竹氏の纏めとしては教育の重要さに持っていきますが、それはかつての低所得者でもいい学校→いい会社に行ける、学校教育の意味合いに取れなくは無い。
私には別に教育への意見は持っていませんが、そもそもeducation という語源は『子供の資質を引き出す行為』という意味の様だから、いい会社への束縛への訓練だけを目指すのだとすれば、どうも相容れない。日本人を縛るのは学校と教育だという信州松本の齋藤さんの視点から見ると、その束縛とは違った打開策も上手から出ないかと思うのですが。


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