年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

やっぱり行った

2011-02-25 00:00:00 | Weblog
                      
 どうしても気にかかることの一つに雪山登山がある。毎年行っているのに今年はまだ雪の石槌に入っていないのだ。でも休みの日はいずれの土日も予定が詰まっていて、そのうちに雪がなくなってくる。これから気温が上がることを考えると、今しかチャンスがない…などと都合よく考えた。本日有給休暇取得。で朝7時に出発。
 金曜日につき登山者は少ない。私以外に上に上がったのは二人だと登山届けを出した際に成就社の旅館の親父さんが言った。実はこの冬は例年に比べ雪が多いせいか、遭難者が多いのだそうだ。先日我が家に廻ってきた回覧板に警察署からの注意事項として書かれたあった。中高年者の遭難が多く県警ヘリコプター捜査の出動回数が増えているのだそうだ。そのようなことにお構いなく無謀?にも上ることにするが、私は頂上を行くことが最大の目的ではなく帰りの時間を考えながらいける所まで行く考え。
 それにしても今年は確かに雪が多かったんだと思う。そのオヤジさんも先日の好天気でだいぶ溶けたというもののいつもの冬に比べると多い。しかも今日の気温はプラスだから雪が締まっていない状態。だから登山道も一歩間違えるドワ~ン・ズボッと片足が雪の中に入ってしまう。お尻まで入るほどだから片足を抜くのに難儀する状態。今日は同伴者がいない、気遣う相手がいないこともありゆっくり歩いた。10歩歩いて振りかえる。20歩歩いて5分休むような感じ。山の中のコーヒータイムの回数が多い。だから時間がかかるけれど私を追い越す登山者はいない。聞こえてくるのは風の音のみ。時折名前を知らない小鳥が目の前に現われピーピー鳴きながらえさをあさっている。それらの音と私のアイゼンが雪に食い込む音だけが聞こえる。静寂の時間が過ぎる。いつもなら1時間半もあれば行き着く場所の前社が森の小屋に行くのに雪が深いせいもあり2時間半もかかった。テルモスに入れた蜂蜜入りネスカェコーヒーを飲む。至福の時間。ゆっくり歩きすぎたために夜明かし峠着が1時過ぎであった。身体が揺れるほど風がきつい、山頂がガスっているけれど強い風で一瞬、さあっと見えるときがあるくらい。上に上がっても周りは見えないし風がもっときついだろうと思い、ここで引き返すことにした。残念だったのは零下であればきれいな霧氷が見えるだろうに、まったく見ることが出来なかったこと。
 山から下りると4男から連絡あり。試験が終わったけど、今年はムズイ、と言いながら、僕が難しかったくらいだからみんなは出来てないと違うか…などと強気に話しておった。明日は面接があるらしい。