きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「必死剣 鳥刺し」

2010年07月19日 | 映画
ちょっとモヤモヤー。
藤沢周平の小説の映画化って、
どうして「日本の風景」を入れなきゃいけないんだろう。
もっと、サクサク進めて欲しくもある。
映画としての「絵」はいいんだけどさ。
短編がもとだから、こういう「絵」でもいれないと
時間が保たないのかなあ。
障子をあける動作とか
畳の上での動きとか、
時代考証的には合っているんだけど
「こういう古来の美しい動きを
 ちゃんと再現しました!」ってあざとさの方が
先に感じてしまう。
そう感じるのは、大雷蔵祭を見たせいなのかな。
あちらではごくごく普通の動きとして入っていたから。


あと、家老(?)が岸辺一徳なので
いろんなネタが登場時でバレバレ。
もっと、人の良さそうな俳優さんの方が
どんでん返し的な部分は生きると思う。

トヨエツの耐える男は良かった。
主命に振り回されても、
従うのが「武士」なんだなあ。
必死剣って、アレかあ・・・。
池脇千鶴は子供っぽすぎるような。
彼女の何処に「女」を感じたんだろうか。

吉川晃司が、品と迫力があった。
いい役者になったなあ。
関めぐみも高慢な側室が似合っていた。
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