きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「シークレットアイズ」

2016年06月18日 | 映画
「瞳の奥の秘密」のリメイク。
元を知っているとなにもかも生温い。
男の友情を女の同僚に置き換えたので、
男一人に女二人のどっちつかずの中途半端な関係になり
イライラ倍増。

なにより「お上が悪い」の設定が弱すぎる。
独裁軍事政権と、その打倒後だからこその隙間に生まれた「聖域」を
アメリカに置き換えるのがそもそも無理なんかな。

現在と13年前を行ったり来たりする話だけど、
ニコールが髪型以外変わらないのもなあ。
ボトックスを打ってる設定なのか。そうなのか。

母親がとっていた行動も
「どうにもできないから」の部分が弱すぎるんだよね。
ハリウッド映画なら、あそこから普通に
有罪・逮捕の逆転ができそうな案件なんだよね。
「絶対にそれができない」からこその行動とするには
ちょっと無理がある気がする。

最後は、男が黙殺する、ということなのかな。


しかし、なにはともあれ、ジュリア・ロバーツ、
あざといかもしれないけど、老け演技は良かった。
美人だけを貫き通さない姿勢はあっぱれ!
今後も注目だわ。
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「ロミオとジュリエット」ラム&ムンタギロフ/英国ロイヤル・バレエ団

2016年06月18日 | バレエ・ダンス


全体的には良かったけど
5階席からだとサラの演技の伝わりは弱く
感情の起伏が掴みにくかった。
マクミランの振付が台詞で無く
段取りに見えてしまうときがあった。
3階以下で観たらもう少しわかりやすかったかな?

ロミオは最後まで恋に酔ったボンボン、
ジュリエットは現実を知り大人になった。

サラもムンタギロフも青春真っ盛りのピチピチキラキラ。
三馬鹿が並んで踊るとムンタギロフの正確さが際立つ。

ホワイトヘッドのティボルトは
ジュリエットの伯父(叔父)にしか見えないけど
姪への愛に満ち溢れているので違和感無し。
ジュリパパのサンダースが渋くて素敵でウハウハ。
平野パリス、かっちょええっ!
長身というだけでなく横幅、前後の幅もあるから
いろんな役ができそうだな。
今日のパリスはちょい濃い顔立ちだけど、
ボンボンロミオとの対比は良いかな。
ティボルトの方が合いそう。


オケは覚悟してたほど悪くはない。
バルコニーの出だしがヤバイくらい。
昨年のシュツットガルトの上手半分の音が全てダメよりは遥かに良いよ。


【配役】
ジュリエット:サラ・ラム
ロミオ:ワディム・ムンタギロフ
マキューシオ:アクリ瑠嘉
ティボルト:トーマス・ホワイトヘッド
ベンヴォーリオ:ジェームズ・ヘイ
パリス:平野亮一
キャピュレット公:クリストファー・サンダース
キャピュレット夫人:クリスティーナ・アレスティス
エスカラス(ヴェローナ大公):ヨハネス・ステパネク
ロザライン:クレア・カルヴァート
乳母:クリステン・マクナリ―
僧ロレンス:アラステア・マリオット
モンタギュー公:アラステア・マリオット
モンタギュー夫人:オリヴィア・カウリー

ジュリエットの友人:
 エリザベス・ハロッド、メーガン・グレース・ヒンキス、
 エンマ・マグワイア、ヤスミン・ナグディ、
 ジェンマ・ピッチリ―=ゲイル、レティシア・ストック
3人の娼婦:
 イツィアール・メンディザバル、カミーユ・ブラッチャー、
 ベアトリス・スティックス=ブルネル

マンドリン・ダンス:
 ヴァレンティノ・ズッケッティ
 トリスタン・ダイヤ―、ベンジャミン・エラ、ポール・ケイ、
 フェルナンド・モンターニョ、マルセリーノ・サンベ

舞踏会の客、街人たち: 英国ロイヤル・バレエ団


指揮: クーン・ケッセルズ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

◆上演時間◆
第一幕 13:00 - 14:05
休憩 20分
第二幕 14:25 - 15:00
休憩 20分
第三幕 15:20 - 16:00
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