きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「スパイ・レジェンド」

2015年02月01日 | 映画
ロートル元スパイと、かつての彼の弟子との愛憎入り混じりの、
結局愛情が勝つスパイアクション。

敵が次々変わっていき、ついには意外な人物に辿り着く。
出ているカードである程度わかるにしても、
グイグイと話に引き込まれた。
ブロスナンはこういう作品が合う!

無双ぶりは「96時間」のリーアム・ニーソンも同じだけど、
ブロスナンはお洒落で余裕があるんだよね。
ダニエル・クレイグのボンドに足りないのはまさにそこ。

しかしさあ、弟子はあんなに勝手に動いていいのかね。
間違っているように思えても上司に従うのが彼らの仕事では?
同僚も殺しまくりだし。
一部は悪人雇なんだろうけど、味方も撃ってたよねえ。

あと、なによりも恐ろしかったのはブロスナンの家宅侵入。
私の部屋に来られたら!
薄い本が散乱している部屋に来られたら!
想像して震えました。

キュリレンコも綺麗だったなあ。

ロシアの殺し屋は無能すぎ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ミルカ」

2015年02月01日 | 映画
インドの短距離走ランナーのお話。
伝説の陸上選手はアベベ世代のため(←生で見た事はないけど)
その前の世代の選手は知らなかったので
いろんな試合結果の行方はわからずハラハラドキドキ。

インド映画お約束の歌も踊りもあるけど、
彼が走っているときの疾走感が素晴らしい。
風を感じた。

彼のことはもとより、
当時の印パ関係もよく知らなかったので、
いろいろ勉強しなきゃと思いつつも、
知らなくても映画を見るぶんには大丈夫!
というくらい時代背景の説明はうまかった。

恋バナとか、どこまでが事実で
とこからが創作かはわからないけど
苦しい環境の中、
懸命に走り続けてきたミルカの姿には
ただただ、感動。


まあ、それを言っちゃ終わりだけど、
大事なことは最初に言おうよ!
と、ちょっと思った。


ラスト、と、その手前がいいかんじだった。


アジア大会の日本の競技場は明らかに日本じゃなかったね。
でも日本のテレビのアナウンサーの喋りは
ネイティブでしかも当時(昭和30年代)ぽかった。
ニュース映画のアナウンサーってあんな感じの口調とトーンだよね。
これだけ見ても、いかにリアリティにこだわったかがわかります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「エクソダス 神と王」

2015年02月01日 | 映画
エジプト人にならなにをしてもいいと思うヘブライの神は無慈悲すぎる。
祖国を負われ400年奴隷として苦しみその解放のため、というのなら
そうなる前になんとかするのが神なのではないのか。
自分の民に勝手に試練を与えておいて
異教徒を殺しまくっているようにしか見えない。

エジプトを出たモーゼ達は
自分達が侵略者になる自覚はあるようだね。
(米国映画界を牛耳っていると言われる)ユダヤの言い訳に聞こえる。

戦車の疾走感は良かったけど、
モーゼのリアルな部分に焦点があたりすぎて
いまいち物足りない。

十戒をモーゼが作ったり、
神が見えているのはモーゼだけ
イコール、彼個人が見ている幻覚ではないのか?
とか、
試練は自然災害です、としてみたり、
過去の作人の差別化のために
そういう切り口で描きたいのはよくわかるけど、
それだけに物語はちんまりした印象。
物語としての魅力は「十戒」の方が断然、上。

とにかく、王様が可哀想すぎたわ。

髭のクリスチャンを堪能。
ベン・キングズレー は洋物の麿 赤兒。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする