エコ作家 新藤洋一

エコ作家の仕事と生活

罠をかけることになった

2016年10月20日 | 勉強会

10月17日の自給屋勉強会の内容を、何回かに分けて、テキストと写真で紹介します。

<きっかけ>
・今年の夏、畑の鹿の被害が拡大し、隣で有機農業をやっているH君が「捕獲しましょう」と持ちかけてきた。
・二人とも未経験なので、情報を集めていた。
・うちには、昔、町から支給されたくくり罠が眠っており、それを引っ張り出してきて、いじり始めた。(町の施策で各地区に有資格者を作り被害を防ぐというもの)
・そこに、かつて上野村で山暮らしをしていたG君が、久しぶりに訪ねてきた。2~3年ぶりだったろうか。
(今は町で暮らしている、先月の勉強会の日)
・G君は山暮らしの時に鹿を捕って食べたりしていた。当時のブログが今も残っている「野楽生れば」
・9月から12月まで、秩父の職業訓練校(林業)に通い、その後山暮らしを望んでいるとのこと。
・自給屋の獣害の状況を知り、罠を仕掛けてみようということになった。
<罠のかけ方>
・バネとワイヤーの先に、自作の仕掛け部分を付ける。
・仕掛け部分は、塩ビ管を使用。管に底を付けて、動物の足が踏み込むところ。バネにつなげたワイヤーが外れることで、動物の足がくくられる。

・獣道に、仕掛け部分を埋め込み、枯れ葉などでカモフラージュする。
・反対側のワイヤーは立木やクイなどに結びつける。
・獲物がかかったら、槍などで仕留める。

<第3の猟 畑猟>
・畑に猪や鹿の好む作物を作り、おびき寄せた上で罠で仕留める。
トウモロコシ→猪、狸、ハクビシン・・・
サツマイモ→猪
大豆→鹿、猪
・免許不要 猟期は1年中 捕獲率が高い
・畑に獣がやってくるという、これまでになかった現象を逆手に取った肉の自給方法。第3の猟。