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八丈島の海のチョウチョウウオたち

2016-07-13 15:01:41 | Diving
八丈島に来たのは初めてのことでした。

いままで沖縄や石垣島などの八重山諸島やグアム・サイパンなどのマリアナ諸島で潜ることが多く、本州の海では潜ったことはありませんでした。
そんな私にとって八丈島は、今まで潜ったなかで千葉県にある自宅から一番近いところにあるポイントになります。
実際に潜ってみると、魚影の濃さはもちろんのことながら、見慣れない魚の多さにまずはビックリ。

1本目が終わって、スーパーで売ってる真鯛くらいの大きさで、阪神タイガースみたいな黄色と黒の縞模様のミギマキや、同じくらいのサイズの派手なタカノハダイに興奮して、名前なんかを聞いたりしていたら、ショップの方がボソッと「いつも伊豆とか潜られている方はカメラも向けてくれないんですよ」と。

そうなんです。ここは東京都。
いつも潜っている沖縄やサイパンなんかの熱帯の海とは違って、八丈の海はニュージーランドなんかと同じ温帯の海なんですね。
だから魚の種類も結構違うのです。
そして伊豆諸島なんかで潜ってるダイバーにとって、ミギマキやタカノハダイなんかはほんとにありふれた魚なんですね〜。

以前石垣島で潜っていたときにカガミチョウチョウウオがいて、バディさんに「これは稀種(めずらしい)だよ」と教えてあげたら「・・・そうなんですか(-_-)」と怪訝な顔をされたことを思い出しました笑。
そうなんです。沖縄では稀種のカガミチョウチョウウオが、ここ八丈島ではウジャウジャいるんです。

今回八丈島に来たのは、チョウチョウウオ大好きな私が、小笠原諸島や八丈島でしかみることの出来ない『ユウゼン』という種類のチョウチョウウオが見たかったから。





そしてユウゼンを見れば、もう日本やマリアナ諸島で見ることの出来るチョウチョウウオは、おおかた見ることが出来たかな、なんて考えていたのですがトンデモナイ!!

なんと名前を認識すらしていなかったチョウチョウウオが2種もいて、さらにその映像も撮ることが出来たのです。
まずはシラコダイの方から。
名前は「鯛」ですが、これも立派なチョウチョウウオの仲間なのです。





サイパンのディンプルで群れるカスミチョウチョウウオのように、わんさと群れていました。
八丈島にいるチョウチョウウオは、この「シラコダイ」と「カガミチョウチョウウオ」と「チョウチョウウオ」と「ユウゼン」の4種が主なのですが、今回なんとその八丈島ですら稀種気味な「ツキチョウチョウウオ」も撮影することが出来たのです。





このツキチョウチョウウオは、チョウチョウウオ科に興味が無い人がみると「チョウチョウウオ」にしか見えません。
でもよく見ると、尾びれに黒と白のラインが入るところと、顔の白のラインが「ヒフキアイゴ」みたいな感じで入っているところが違います。

実はこのツキチョウチョウウオの動画は、初日に撮れました。
急いでupしたくてmacbookairに移そうとしたところ、なんとエラーが出てSDカードのデータが全部消えてしまうという大惨事に。
ほんとにショックでした。
その後、潜れども潜れどもツキチョウチョウウオに出会うことは出来なくて・・・

しかしながら、帰ってきてから必死でググって笑、なんとか気合いで笑、消えてしまったデータを復旧させることが出来ましたとさ。

そんなこんなで、チョウチョウウオ科の魚だけでもこれだけの発見があった八丈島。
ダイビングの経験本数も400本に近づいてきて、でもまだまだ知らないことだらけなんだなあといううれしい喜びがたくさんでした。

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