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一日一書 948 あつき夜や江戸の小隅のへらず口・一茶

2016-07-30 13:57:20 | 一日一書

 

一茶

 

あつき夜や江戸の小隅のへらず口

 

半紙

 

 

一茶というと、カエルやハエの句がすぐ浮かんで

幼稚だとか、素朴だとか、泥臭いとかいったイメージがあるかもしれませんが

これがどうして、知的で、近代的な句も多いようです。

 

この句なんか、とても皮肉。

暑い暑いといって、路地なんかに出てきて

ご近所同士で、しゃべっている。

それを聞いていると、どれもこれもつまらぬ無駄話だ。

というような意味。

 

江戸は、結局、一茶の安住の地ではなかったわけです。

 

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