《羽藤先生》
3月28日(水)は
午後6時で診察を
終了させていただきます。
《羽藤先生》
2月21日(火)は、
午後6時で診察を終了させていただきます。
*2月15日(水)は、平常通り
(午後7時まで受付)
診察いたします。
このシナリオを上演しながら、家内から言われていたことを思い出しました。「あなたは医者だから、力がある立場にいるから、やれてきたのです。弱い立場にいる人のことをもっと考えてほしい」と私に訴えていたことを思い出しました。多分、私が元気に動き回ることで、周りの人を動かし、妻や子供たちにも負担をかけていたのかもしれないと思いました。
そんな訳で、改めて、私の企画についてきてくれた人たち、一緒に活動を支えてきてくれた人たち、声をかけると、遠くから集まってきた人たちに感謝を伝えないといけないと思っています。
しかし、一方で、そのような大変なことがあるから人生は素晴らしいのだと開き直る自分もいるのです。迷惑をかけないで何もしないでいるのがいいのか、迷惑になるかもしれないけど、これが生きているという感覚を共有できる場を作ることが大事ではないのか。多分、私は、後者を選んできたのです。
そして、そのような私に一生懸命ついてきて、「貴方は、医者だから出来る。弱い私のことを考えて欲しい」と文句をいいながらも、「もう一度生まれてきたら、また一緒になりましょう」とも言ってくれた家内のことを、このドラマはよく表現してくれたのだと気づきました。娘の母への思いなのでしょう。とても感謝しています。
なんだか、支離滅裂になりましたが、3月31日には、ルーテル学院大学のチャペルで、いよいよ総括編、ルーテル学院バージョンを上演します。関心を持たれた方はどうぞお出でください。お待ちしています。
増野肇(ルーテル学院大学名誉教授、元心理劇学会学会長、代々木の森診療所医師)
翌日の日本女子大でのバージョンは、娘の真理子が潤色したシナリオになりました。学生時代に下北などで小劇場もやったことがある娘は、私のシナリオが分かりにくく冗長であると改善を提案していました。
一つぐらいは、それもいいだろうと認めましたが、できたシナリオを見ると、娘の立場が強く出ていて、私の生き方にも批判が入り、私の家内、つまり母親を前面に打ち出した内容のものでした。ちょっと恥ずかしい感じでしたが、受け入れました。
日本女子大バージョンには、前日とは異なり、日本女子大で教えた元学生が、新潟や神戸、広島からも参加してくれ、出演者は全員女性で、宝塚みたいになりました。結果はとても好評で、私の家内の生き方に感動して涙が出たという感想も多かったように思います。
私は、治療共同体の初声荘病院が行き詰った時に、栃木県から声がかかり、宇都宮病院事件で混乱すると、宇都宮大学から声がかかり、その次には、日本女子大に呼ばれ、定年になると、ルーテル学院大学に迎えられたことに対し、それは、神様のお導きによるものだと感じていました。
ところが娘の脚本では、小さい時から臆病で気が小さかった(これは私の脚本です)私が、いろいろな危機にぶつかっては逃げてきたのであり、シナリオを書いているうちにそのことに気づき、そのためにうつ状態に陥るのです。そうすると、亡くなった家内や友人が出てきて、そのような弱い人間だから、このような仕事をやってきたのですよ、と力づけてくれるのです。
その3へつづく・・・
増野肇(ルーテル学院大学名誉教授、元心理劇学会学会長、代々木の森診療所医師)