コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

[VDT症候群]パソコン画面を長時間見ていませんか?1時間毎に休憩しましょう

2009-02-21 12:03:15 | 健康に役立つ用語
VDT(Visual Display Terminal)は表示機器のことで、パソコンの表示画面(CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ)などを指します。

VDT症候群(別名:テクノストレス眼症)とは、このVDTを使った長時間の作業により、目や体や心に影響のでる病気のことです。

パソコン、テレビゲームなど、私達のまわりにはVDTがたくさんあり、画面を見ながらの作業が増えました。今の会社のデスクワークは殆どがメールなどのパソコン作業、自宅でもインターネットなどパソコンを使う時間は、かなり多くなっていると思います。

労働省(現:厚生労働省)が平成10年に実施した「技術革新と労働に関する実態調査」によれば、VDT作業を行っている作業者のうち、精神的疲労を感じている人が36.3%、身体的疲労を感じている人が77.6%にも上っています。

厚生労働省は、VDT症候群を予防するための手段として、パソコンをはじめとするVDT作業に従事すると人は、目と画面の距離を50~80センチ程度離すように指導しています。また、画面を見上げる位置にあると目が乾いてドライアイの要因になるので、画面の上端が水平の位置(目線)より下になる見下す感じが、目のトラブルを予防するとアドバイスしています。

なお、一般的に、長時間VDT作業を続ける場合は、下記が良いとされています。

「1時間に10~15分ほど休息時間をとり、目を休ませる。リラックスして遠くの景色を眺めたり、軽い運動でからだをほぐす」

「1時間に10~15分ほど休息」と言われていますが、これは5分ほどでも良いと思います。とにかく、長時間の連続したパソコン作業は、なるべく少なくした方が良いですね。

フランスの哲学者のアランは、落ち込んでいる人々に向かって「遠くを見よ」といいましが、「遠くを見る」という行動は、VDT作業対策に加え、滅入っている気分の時にも有効です。

私は会社で休憩するとき、時々何気なしに「遠くを見る」ようにしています。意外にスッキリするものです。しかし、ある時、いつもの調子で遠くを見ていたら、そばにいた人から「えっ、何かあるんですか?」と言われました、ただ単に遠くを見ていただけなのに・・・・・(^^♪


■VDT症候群とは

VDTを使った仕事は、視線が常に画面とキーボードと書類の3カ所を移動するので、疲れやすくなります。その上、集中して画面を見続けるため、まばたきの回数が普段の約1/4に減り、目が乾きやすくなるので、目に負担がかかります。

また、長時間同じ姿勢をとることで、首、肩、腕などの痛みの原因となります。

VDT症候群の症状 おもな自覚症状は、疲れによる充血やかすみ目、視力低下などの目に関する不調ですが、身体の痛み、胃痛や食欲不振、便秘などが起こることもあります。さらに進行すると、イライラや不快感、抑うつといった一見目とは関係のなさそうな症状へ発展することもあるそうです。

VDTを使う作業によって起こるこうした疲れ目、身体、心に影響のでるVDT症候群は、VDTの急速な普及により起こった、現代の新しい病気とされています。

下記の厚生労働省のホームページでは、VDT作業者の心身の負担をより軽減し、作業者がVDT作業を支障なく行ことができるようにするためのガイドラインが紹介されています。

  参考情報:「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(厚生労働省)
  http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0405-4.html


■パソコン作業などのVDT作業中の注意点

下記のホームページはVDTに関して有益な情報がたくさんあります。この中から、VDT作業中の注意点を紹介します。このホームページにはパソコンの作業姿勢、疲れ目対策の目のマッサージなども紹介されています。

  参考情報:VDT症候群(参天製薬)
  http://www.kireida.net/VDT-life/index.htm


1.適度な休憩
 1時間毎に10~15分は休憩をとり、遠くの景色をながめたりして目を休めましょう。

2.体操と目薬
 ときどき適度に体を動かして、緊張をほぐしましょう。目の乾きを防ぐために目薬をさしたり、適度な運動で身体をほぐしたりすると疲れがとれます。

3.メガネ
 メガネ、コンタクトレンズは度の合ったものを使いましょう。合わない眼鏡やコンタクトレンズは目を疲労させるので、適正なものを使うよう心がけてください。

4.ドライアイ、緑内障の人
 過度なVDT作業で、病気が悪化する危険性がありますので、十分注意しましょう。

5.早期受診
 異常を感じたら、早目に医師に診てもらいましょう。


≪疲れ目対策には、目のマッサージ≫

上記のVDT症候群(参天製薬)のホームページから以下に紹介します。

(1) まず、眉頭の生え際のあたり、つまり鼻の付け根部分を、軽い痛みを感じる程度に5秒ほど押します。
(2) そのまま、眉頭から眉尻までを、骨のくぼみに沿って少し強めに押していきます。
(3) 眉尻まで来たら、そこをまた5秒ほど押して、最後に、こめかみの部分をゆっくりと押します。
(4) 目の下の骨の部分を、目頭から目尻の方へ、人差し指と中指で「グリ」という感じで円を描くようにマッサージしていきます。

(1)~(4)を、両目各2~3回繰り返し。


≪補足≫
目に効くツボ「合谷」も含め、多くのツボが分かりやすく紹介されているホームページ

  参考情報:気になるツボ【カワデ治療院】鍼灸 指圧マッサージ
  http://www6.ocn.ne.jp/~k-hksm-s/tubo-1.html


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