文幕と弾幕と

シューティングの話だったり自作の東方SSの話だったりただの日記だったり

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Reminiscence2

2009-01-27 00:11:59 | Weblog
これは下のReminiscenceの続き的な何かですw

「まったくお嬢様ったら。そうじゃなかったですわ」

「じゃぁ、どうだったっていうのよ」

「こうでしたわ」

~~~~~

紅い月が紅魔の館を妖しく照らす。

その館の一際広い部屋。

銀髪の少女とレミリアが向かい合う。

銀髪の少女が先に口を開いた。

「お譲ちゃん? この館で一番偉い人は何処にいるか教えてくれる?」

その問にレミリアは少し間を置いて答えた。

「いちばんエライの? あ! あたしだよ!」

銀髪の少女は困惑した。

こ、この子がこの吸血鬼の館の主?

たしかに悪魔のような羽が生えてて紅い服を着てるけど……。

どう見ても子供じゃん!

「お譲ちゃん、ふざけないでちゃんと答えてね」

「ふざけてないもん! あたしがここでいちばんエライの!」

駄々っ子のように地団駄を踏んで反論してきた。

その上、最後にはう~っと言って頬を膨らませて涙目で睨んできた。

マ、マジで……?

これが、あの悪名高いスカーレット・デビルとまで言われる吸血鬼?

私が勝手にもっとスゴイのを想像してただけなの?

「そ、そっか。お姉さん勘違いしてたみたい。お譲ちゃんがここで一番偉いのね」

銀髪の少女は宥めるように言った。

「そうだよ! ところでおねえさんはここに何しに来たの?」

「え~っと……」

銀髪の少女は慎重に言葉を選びながら答えた。

「えっとね、お姉さんはここに人間を困らせる悪い子がいるって聞いて来たの。

それでね、その悪い子を捕まえなきゃいけないの」

「ふぅ~ん。それって……あたし?」

まるで、これから親に叱られるのを待っている子供のように不安そうに聞いてきた。

「う~ん、お譲ちゃんがここで一番偉いっていうならそうなっちゃうかな」

「そっかぁ」

レミリアは俯いていたが、突然満面の笑みで顔をあげて言った。

「じゃぁ、鬼ごっこだね! 早く捕まえて!」

わぁ~いと喜んで、両手をあげながら走って部屋を飛び出して行った。

「えぇぇぇぇぇ~!!??」

銀髪の少女はしばらく扉の方を見つめ、はぁと溜息を吐いて、仕方なく追いかけることにした。

部屋の外に出るとレミリアの姿かたちはなく、とっくにどこかへ逃げられてしまったようだ。

しばらく廊下を見回しながら歩いていると、いくつかある曲がり角から羽の先がちょこんと出ているのが目に留まった。

ふふ、所詮は子供ね。

頭隠して羽隠さずってところかしら。

しかし、そこでふと思った。

ここで簡単に発見して捕まえたらきっと、面白くないと喚いた末にもう一回とか言われるんじゃないかと。

し、仕方ないわね、ここは見逃してあげるわ……!

「あれぇ~? お譲ちゃんはどこに行っちゃったのかなぁ~? 

足も速くて、隠れるのも上手だから全然見つけられないなぁ~」

わざとらしく大声でそんな台詞を吐いた。

隠れている近くを通ってみると、完全に丸見えである。

若干薄暗くはなっているが、これで見つけられない方が逆におかしい。

だが、ここはグッと堪えて通り過ぎることにした。

すると少し間を置いて後ろから物音がした。

振り返ると、レミリアが暗がりから出てきていた。

「や~い、や~い! 鬼さんこちら!」

あかんべーをしてまた両手を上げて楽しそうに走って行く。

「こら~! 待ちなさぁ~い!」

と銀髪の少女も結構ノリノリで追いかける。

レミリアが曲がり角で曲がり、そこに辿り着くともうその姿はなかった。

「まったく、なかなか逃げ足の速い吸血鬼ね」

またしばらく辺りを見回しながら歩く銀髪の少女。

すると今度はレミリアの方から飛び出してきた。

「おねえさん足おそいね。こんなんじゃつまらないよ。もっと本気出してよ!

それとも、もう年でつかれちゃった? ホントはおねえさんじゃなくておばさんなんだ!」

クスクスと笑いながら挑発してきた。

これにはさすがに銀髪の少女もカチンときた。

「こっちが付き合ってやってるっていうのに調子に乗るんじゃないわよ! それに私はまだ十代よ!」

「わぁ~い! 鬼ババだぁ!」

「こらぁ!! 待ちやがれぇ!! このクソガキャァ!!!!」

レミリアは本気で逃げ、銀髪の少女も本気で追いかける。

館の中をあちこち駆け回り、どこをどう来たかも忘れるほど走り回った。

そしてその内、

「うぁ、どうしよう」

小さな呻き声が曲がり角を曲がった先から聞こえてきた。

銀髪の少女は角を曲がり、その状況を確認してほくそ笑んだ。

「ふっ、これであなたも年貢の納め時ね。大人しく捕まりなさい」

そこは行き止まりであった。

もう逃げ場はない。

「ヤダ、ヤダ! もう一回最初っから!」

「我儘もそこまでにしなさい! これであなたは終わりよ」

う~っと涙目でまたこちらを睨んでくる。

クッ……!

かわいい……。

不覚にも萌えてしまった。

でも、心を鬼にしなきゃダメよ。

「ふん、あなたの敗因はただ一つよ。私を怒らせた!」

その言葉と同時にナイフを投げた。

投げられたナイフはレミリアの顔の側を通って、カツン! とこ気味良い音を立てて、後ろの壁に突き刺さった。

そして、銀髪の少女が予想だにしなかった事態になった。

「うっ……、うぅ……、ふぇ~ん」

レミリアが泣き出した。

え!?

う、嘘!?

泣くの!?

ここは「今までのは、お遊びだ!」とか言って、本性をあらわすんじゃないの!?

最初の困惑とは比にならないほど困り果てた。

「うっ、うっ、えぐ。だれも、遊んでくれないから……、これでやっと遊べると、思ったのに……。ふぇ~ん」

「あ、あの、その……、ご、ごめんね。もうしないから。お姉さんのこと許して?」

困り果てた末に、謝った。

もう、ここに来た目的などどうでもよくなった。

自分の持っている力のせいで、化け物と呼ばれ、誰も自分に寄り付かなかった。

それでも誰かの役に立ちたくて、化け物と呼ばれるものを狩ってきた。

しかし、この子を見ていると昔の自分を思い出し、重ね合わせてしまう。

あんな悲しい思いをさせてはいけないと思った。

「お願い、許して?」

優しく肩に手を置き、跪いて同じ高さに顔を持っていく。

レミリアは顔を上げて、涙で濡れた瞳で見つめ返してきた。

「また、遊んでくれる?」

「もちろん」

銀髪の少女は笑顔で答えた。

「じゃぁ、これ見て」

そう言ってレミリアは人差し指を銀髪の少女に向けて出した。

そして、それを回転させながら言った。

「おねえさんはあたしに仕えたくなぁる、仕えたくなぁる、仕えたくなぁ~るっ!」

……。

…………。

グハッ!

何なの!?

この破壊力バツグンのかわいさは!!

しかもまだちょっと涙目!

たまらない!

その時、銀髪の少女の中で何かが覚醒した。

自分に向けられていた手を取り、その甲にキスをした。

「私はあなたに一生仕えます」

「やったぁ!」

レミリアは最後に言った。

「じゃぁ、うちの新しいメイドさんだね! 頑張ってね! おねえさんは今日から十六夜咲夜だよ!」

「はい、お嬢様」

こうして十六夜咲夜と名付けられた少女の数奇な運命は始まった。

いや、この館に入ったときにすでに始まっていたのかもしれない。

~~~~~

「いやいや、ないから!」

「お譲様もこんなに立派になられて……」

咲夜はハンカチで目頭を押さえた。

「ちょっと、聞いてる? 完全にあなたの妄想じゃない!」

「でもこっちの方がお嬢様のファンは増えますわ」

「紳士という名のファンがね!」

「何が不満なんです?」

「もう全部よ!」

紅い月が妖しく照らす紅魔館。

その一際広い部屋。

主とメイドが向い合う。

そして二人の思い出話は続いていく。
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Reminiscence

2009-01-27 00:09:15 | Weblog
これは「東方紅楼夢」の時に参加させていただいた、「合同誌ら~じせっと」に寄贈した作品です。

紅い月が紅魔の館を妖しく照らす。

その中の一際広い部屋で二人の少女が対峙している。

片方はこの館の主である吸血鬼、レミリア・スカーレット。

もう一人は銀髪の少女。手にはナイフを握っている。

明らかに穏やかでない空気の中、銀髪の少女が口を開いた。

「貴方がここの主?」

「そうだけど、何か?」

「いいえ、別に。これから倒す相手のことを聞いても意味ないでしょう?」

「そうね。あなたは名無しのまま死んでいくのね。可哀そうに。ふふ」

「ふん、減らず口を。吸血鬼らしく棺桶で寝させてあげる。永遠にね!」

そう言うと銀髪の少女はナイフを勢いよく投げた。

「あら、危ない。次はこっちから行くわね」

レミリアは軽々とナイフをかわし、持ち前の素早さで一気に間合いを詰める。

そして、鋭い爪で攻撃を仕掛ける。

銀髪の少女はバック転でそれを間一髪かわし、詰められた距離をあける。

「これならどう?」

そう言うと、斜め上へ向かってナイフを投げた。

「どこに向かって投げてるのかしら?」

しかし、銀髪の少女はニヤリと笑った。

すると、レミリアの後方斜め上でカキンという音。

振り返るとそこには、天井で跳ね返ったナイフが目の前にまで迫ってきていた。

「……ッ!?」

ナイフはそのまま進み、レミリアの前髪を掠め、カーペットに突き刺さった。

少し離れた場所で無数の蝙蝠が集まり、レミリアの姿に変わっていく。

「ふうん、なかなかやるじゃない」

チッと舌打ちをする銀髪の少女。

「まさか、この程度で終わりじゃないわよね?」

「だったら、本気を見せてあげるわよ」

「なら、見せてもらおうかしら?」

「覚悟しなさい。時よ……」

レミリアはそれを面白そうに眺めている。

「止まれ!」

すると、全てのものがそのまま静止した。

「止まった時の中では私だけが動ける。それが私の世界。そして、その中で……」

銀髪の少女はナイフを取り出す。

「こいつを投げる!」

投げられたナイフはレミリアの目の前で止まっていく。

「力を込めて!」

さらに投げ、

「角度を変え!」

レミリアの目の前で止まる。

「投げる!」

次々に投げられるナイフは

「さらに……もっと強く!」

また目の前で止まっていく。

「最後に、私の世界が終った時、貴方の世界も終わる」

指をパチンと鳴らすと止まっていた時間が動きだした。

それと同時にナイフも動き出し、全てレミリアに突き刺さっていく。

大量のナイフを浴びたレミリアはそのまま倒れていった。

銀髪の少女は先ほどより、どこか緊張した様子で佇んでいる。

数十秒後、何事もなかったかのようにレミリアは立ち上がった。

突き刺さっていたナイフも自然に体から抜け落ちていく。

「合格!」

ビシッと親指を立てて銀髪の少女に向けた。

「やっぱり警備を兼ねたメイドはこれくらい強くなきゃね。そうそう、今日から貴方は十六夜 咲夜と名乗りなさい。

それから、詳しいことはメイド長に聞いて。明日から早速仕事してもらうから、頑張ってね。」

「はい! 名前まで頂き、本当にありがとうございます! 明日から頑張らせていただきます!」

紅い満月が妖しく照らす紅魔館。

十六夜 咲夜の数奇な運命が始まったのだった。

~~~~~

「なんてこともあったわね、咲夜?」

「ありませんよ、お嬢様」
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書いたもの3(タイアップ)

2008-12-28 01:10:29 | Weblog
満月の夜。

月の灯り以外どこにも光は無く暗い闇に幻想郷が染まる。

その中に一箇所だけ、ほのかに明るくなっている場所がある。

迷いの竹林。

虹色の灯りがあちこちに散らばったかと思えば、燃え盛る炎が闇を裂く。

二人の少女が宙を舞い、死闘を繰り広げる。

「死ねぇー!!!! 輝夜ぁー!!!!」

炎の翼を展開し、火の弾をばらまく妹紅。

「あらあら、下手くそね」

軽い身のこなしで火の弾の間を縫い、くぐり、軽々とそれをかわす輝夜。

そして妹紅を、照準を合わせるかのように、まっすぐと見据え反撃に転じる。

「堕ちろ!!! 妹紅!!!」

その怒声と共に輝夜の周りから七色のレーザーと七色の弾が妹紅めがけ無数に飛んでいく。

「ちっ……!」

回避不能と判断した妹紅は両腕を顔の前でクロスさせ、同時に炎の翼も自分の前で閉じ、防御の態勢をとった。

「ぐっ……」

閉じた炎の翼を貫通してきた七色のレーザーが脇腹や肩、頬をかすめていく。

「ふふふ。いつまでもつかしらねぇ?」

その様子を楽しそうに、しかし、攻撃の手を緩めずに眺める輝夜。

「ちきしょぉー!!!」

妹紅は突然防御をやめ、再度翼をひろげると真正面から輝夜に突っ込んできた。

「なっ……!?」

驚いた輝夜は攻撃の手を緩めてしまった。

妹紅は輝夜の目の前で急停止すると、まず、みぞおちに拳で一撃。

「かはっ……」

胃の中のものが逆流してきそうになる。

怯んだ輝夜に対し、今度はハイキックでもう一撃。

しかし、寸前のところで持ち堪えた輝夜はそれをガード。

隙だらけになった妹紅に対して空いている手で掌底を顎に見舞う。

そのまま捻られた腰の回転を利用し、ソバットをさっきのお返しとばかりにみぞおちに叩き込んだ。

「がっ……。あ……」

「今度こそ堕ちなさい!」

最後に輝夜は、腹をおさえるように屈んだ妹紅の後頭部めがけて高く振り上げた足を勢いよく振り下ろした。

ガツン!!

輝夜が繰り出した踵落としは妹紅の腕に受け止められた。

「ぬぉおおおおぉぉ!!!」

そのままの態勢で押し返され、バランスを崩す輝夜。

間髪入れずに妹紅は連続で突きを繰り出す。

輝夜は辛うじてそれを捌きつつ、反撃の期を窺う。

しかし突然、妹紅の拳が胸の前で寸止めされた。

次の瞬間、拳から炎の塊が放たれ、爆発した。

ドカン!!

轟音と共に輝夜は吹っ飛ばされ、その勢いでぶつかった竹を2本へし折り、

3本目にヒビが入ったところでようやく止まったのだった。

憎しみのこもった目で妹紅を睨みつつ、輝夜は燃える着物の袖を引き千切り、投げ捨てた。

両腕に重度の火傷を負っていたが、気にした様子もなく言った。

「まったく。なかなかやってくれるじゃない。この着物どうするのよ? また永琳に叱られるわ」

「知るか。ほら、さっさと反撃してこいよ」

妹紅はペッと血の混じった唾を吐き捨て、人差し指で『かかってこい』と合図しながら答えた。

「ふん、またそんな減らず口を。まぁ、痛いめをみて罰ゲームになるのは妹紅なんだからいいんだけど」

そう言うと、赤いレーザーを回りに散らしながら大弾を妹紅に向けて撃ってきた。

「当たらないんだよ!!」

妹紅は自分に向かってくる大弾とレーザーを左右にかわしながら三度炎の翼をひろげ、輝夜に向かっていく。

「だからあなたはバカなのよ」

輝夜はニヤリと笑い、体中からカラフルな粒の弾を濃密度でばら撒いた。

「っ……!?」

妹紅は既に輝夜の目の前まで迫っており、逃げる術がなかった。

慌てて後ろに下がろうとしたが、結局は輝夜のばら撒いた弾の餌食となった。

「さぁ、これで終わりにしてあげる」

無数の弾を全身に受け、墜落する妹紅。

そこに追い打ちをかけるように輝夜は最後の一撃を見舞った。

七色に輝くレーザーを槍のように放ったのだ。

レーザーは正確に妹紅の胸の真ん中を貫いた。

「がはっ……」

妹紅の胸から噴き出した鮮血が月明かりに照らされ、美しく竹林を彩る。

炎の翼が最後に紅く燃え上がり、霧散した。

「畜……生……、ちく……しょう……」

遠のく意識の中で最後に妹紅が見たのは、自分を見下ろす勝利を確信した輝夜の不敵な笑みだった。












「おはよう」

次に妹紅が目覚めるとそこはまだ竹林だった。

どうやら輝夜の膝枕で寝ていたようである。

月は真上を若干過ぎた辺りだろうか。

自分を見下ろす輝夜は先ほどまでと違い穏やかな表情である。

体の痛みはなくなり、胸の真ん中に空いた風穴も既に塞がっていたが、弾が掠ってできた服の切れ目と

レーザーが通って行った服の穴はそのままだ。

「気分はどう?」

「最悪だ」

「軽口が叩けるなら平気ね」

ふふっと輝夜は笑い、妹紅の頭を優しく撫でた。

妹紅はぷいっとそっぽを向いた。

「そんなに拗ねないで」

「うるさい」

撃ち堕とされたときの悔しさはまだ残っている。

「さて、お待ちかねの罰ゲームにしましょうか」

突然、穏やかだった輝夜の笑みは消え、ニヤニヤしながらゆっくりと立ち上がり、妹紅に馬乗りになった。

「覚悟はいい?」

「好きに……しろ」

「そんなに力んじゃダメよ。力を抜いて」

優しくそう妹紅に言い、両手を頬に添えた。

そのまま顔を妹紅に近づけ、

「ちゅ」

額にキスをした。

「なっ……!? それは罰ゲームにはなかっただろ!?」

「あれだけコテンパンにやられたんだから文句は無しよ」

そして、ふぅっと耳元に息を吹きかける。

そのまま耳のそばで続けて囁く。

「とっても綺麗よ、妹紅」

顔がどんどん赤く、熱くなっていくのが自分でもわかる。

妹紅の頬に添えられていた手は、少しずつ、ゆっくりと、優しく下に下がっていく。

首、肩、二の腕、肘。

そして、脇腹にうつり、今度は同じように上に上がっていく。

「ん……」

胸の近くにくると、つい声が漏れてしまった。

輝夜の手はそのまま胸





を通り過ぎ、腋の下へ。

「そぉれ!!」

輝夜は喜々とした声を出すと一気に妹紅の腋の下をくすぐった。

「プハッ! あはははははははははは!!!!」

「ほらほら、ここが弱いんでしょ? ん? どうなの?」

「あははははははは! わ、わかった!! も、もう勘弁してくれ! あははははははは!」

声も絶え絶えに妹紅は許しを乞うた。

「何言ってるのぉ? まだ始まったばかりよ。このまま笑い死にさせてあげるわ!」

「あ、あはははははは!! ち、畜生! こ、こうなったら!」

「ちょっ、な、何を!?」

妹紅は上半身を思いっきり起こすと、そのままの勢いで今度は輝夜を押し倒した。

「ふっ……。反撃さ!! そぉら!!」

不敵に笑うと輝夜の脇腹に手を当て、反撃を開始した。

「あははははははは!! ちょ、ちょっと! る、ル、ルール違反よ! プハッ! あははははははは」

「どうだ、どうだ? お前は腋の下よりこっちが弱いんだろ? ええ?」

「くっ……くっ……。ま、負けないんだから!!」

すると輝夜は下になったまま妹紅の脇腹に手を当て、さきほどと同じようにくすぐり始めたのだった。

「あははははははははは!!!」

「ぷははははははははは!!!」

満月の夜。

月の灯り以外どこにも光は無く暗い闇に幻想郷が染まる。

その中の一箇所だけ、一際明るく光る笑い声が響き続けた。
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書いたもの2

2008-12-06 01:47:49 | Weblog
「おいすー」

「姫なら部屋にいますよ」

妹紅が永遠亭の玄関に入ると、鈴仙がてゐを捕まえながら答えた。

おおかた、またてゐが鈴仙にいたずらでもしたのだろう。

「あいよー」

妹紅はてゐの助けを求める視線を背中に受けつつ、礼を言ってその場を後にした。



歩き慣れた廊下を行き、目的の人物の部屋の前に到着した。

「入るぞー。輝夜いるか……、あぁ?」

いつもの主の部屋に入ったと思いきや間違えたらしい。

目の前には見知らぬ美少女がワンピース姿で鏡の前でクルクルと楽しそうに回っていた。

妹紅に気づいて振り返り、目が合った。

「す、すまん。部屋を間違えた」

妹紅は慌てて踵を返し、部屋から出た。

襖を閉め、改めてもう一度辺りを見回す。

どう考えても輝夜の部屋の前だ。

いつも通り廊下を歩いてきた……はずだ。

それとも部屋の場所を変えたのか、もしくは悪ふざけをされているかだ。

後者なら永遠亭を焼き払おうかと考えていると、後ろから声がした。

「何やってるの?」

振り向くとそこには先ほどのワンピース少女。

だがよく見ると、それは輝夜だった。

黒く長い髪に、少し幼い顔つき、黙ってたら誰もが見惚れる美少女。

「お前、何でそんなかっこうしてるんだ?」

「似合う?」

満面の笑みで聞いてくる。

「あ、あぁ。似合ってると、思う」

若干頬を赤らめつつ、素っ気ない風を装って答えた。

実際、かなり似合ってると妹紅は思った。

ワンピースの肩紐がかかったいつもは見えない白い肩、膝上数センチのスカート部分から伸びるいつもは見えない白い足。

着物で露出が少ない分、今はそのギャップでかなり新鮮だ。

これで麦わら帽子なんかかぶってたらパーフェクトだろう。

「そう」

と輝夜は満足そうに言って部屋の中へ入っていった。

「妹紅も中に入れば?」

「あ、あぁ。そうだな」

やはり、服装以外はいつもの主の部屋だった。

「ところで、それどうしたんだ?」

「スキマの妖怪からもらったの。もとは式のだったんだって。簡単にいえばお古ね」

「なんだってそんなもんお前に……」

「そんなことより、今日は何するの? あ、殺し合いは嫌よ。痛いから」

「う~ん、そうだな、オセロも将棋もチェスもバックギャモンも飽きたしな。人生ゲームは二人じゃつまらないし、

あたしが結婚したり、子供作ると何故かお前がキレるしな」

妹紅が悩んでいると、輝夜は待ってましたとばかりに提案した。

「じゃぁ、たまには外に行きましょ」

「何するんだ? バスケか?」

「違うわよ。デートよ、デート」

これまた満面の笑みで妹紅に近寄ってきた。

少し距離を離しつつ、妹紅は言った。

「でえと? 何だそれは?」

「知らないの? 今里で流行ってるらしいわよ。仲の良い者同士が仲良くでかけることだって……、スキマの妖怪が言ってた」

「胡散臭ぇー!!」

そこであることに妹紅は気づいた。

と、同時に紫の狙いもわかった気がした。

「まさかお前、そのかっこうで行く気か?」

「もちろん!」

輝夜はここでも満面の笑みである。

妹紅は思った。

どう考えても里の男たちの目に毒だ。

それに、あのスキマの狙いはこのかっこうの輝夜とあたしを里で歩かせることだろう。

なんとなくそれは嫌だった。

「そのかっこうで行くなら却下だな」

「何でよ?」

ぷくーっと頬を膨らませる輝夜。

「あ、わかった。わたしが男たちの注目の的になるのが嫌なのね。もう、やきもちやきね、もこたんったら」

「妬くか! それからもこたんって言うな! さっさと着替えろ、まったく」

「もう、しょうがないわね。せっかく気に入ってたのに」

心底残念そうに輝夜は言った。



~少女着替え中~



「さ、行きましょ」

着替え終わり、いつものかっこうの輝夜と妹紅は永遠亭の玄関を出た。

「ちゃんと案内してね」

そう言って、ポケットに手を突っ込んでいる妹紅の腕に自分の腕をからませた。

「離れろ!」

「恥ずかしがりね~」

悪戯っぽい笑みを浮かべて輝夜は妹紅を見た。

「うるさい! ところで、飛んで行った方が速いんじゃないか?」

「ダメよ。歩いて行くの。雰囲気は大事よ」

「雰囲気ね~」

妹紅は呆れたように言う。

ほとんど毎日のように顔を合わせてるのに、今更雰囲気がどうとかあったもんじゃない。

溜息を吐きつつ、二人は里を目指した。


人間の里は最近盛んである。

結界の外から来た人間の話を聞いたり、自分たちで考えたりしていろいろな店が出ている。

買い物をする店はもとより、遊べる店、落ちつける店などなど。

その種類は増していっている。

「へぇ~、意外といろんなものがあるのね~」

里に着いて周りを見回しながら、輝夜は感心したように言った。

あまり外に出ないため、里がどうなってるかなんてほとんど知らない。

「お前ももっと外に出たらどうだ?」

「う~ん、必要があればそうするわ。で、これからどうするの?」

「そうだな、とりあえず見て回ろう」

二人でふらふらと里を散策。

ほとんど来ない輝夜の目にはたくさんのものが新鮮に見えただろう。

「そろそろ歩き疲れたわ。座れる所とかないの?」

しばらく歩いたところで輝夜が言った。

「たしかにそうだな」

妹紅も同意した。

永遠亭から歩いてきたのだ。

それは少しは疲れる。

「あそこはどうだ?」

ふと妹紅が指さしたのは、道の向い側にある茶屋だった。

そこの外の席で男女が向かい合い、同じグラスに入った飲み物をハート型に交差したストローで飲んでいた。

「へぇ~、ああいうのがしたいんだ、もこたんは? デートだからねぇ、仕方ないよねぇ」

ニヤニヤしながら妹紅の方を見て、輝夜が言った。

「ち、違う!! そうじゃなくて、あそこで少し休憩をだな……」

「はいはい」

適当に返事をし、輝夜はすたすたと歩き出した

悔しそうな顔をしつつ、妹紅もそれに続いた。

店に入ると店主がニコニコと出迎えた。

「どうぞお好きな席に」

「外にする?」

「いいよ中で」

適当な席に腰を下ろすと、店主は品書きを渡してニコニコしたまま言った。

「お決まりになりましたら、お呼びください」

そして去って行った。

「何にする?」

輝夜もニコニコと聞いてくる。

「う~ん、そうだな。たまには紅茶というやつを飲んでみるか」

「えぇ~」

「何で不満そうなんだ?」

「さっき外で見たやつやらないの?」

「するか!! いいからお前もさっさと決めろ」

「つまんなぁ~い。じゃぁ、わたしはオレンジジュースね」

「子供か」

「いいじゃない、好きなんだもの」

店主を呼び、注文して頼んだものがきた。

「ごゆっくり」

二人はお互いに一口ずつ飲み、店内を改めて見回してみた。

照明は若干暗めではあるが、落ち着く場所である。

「ねぇ、あれ何してるのかしら?」

輝夜の指さした方を見ると、店内の奥で数人の客が的に向かって小さい矢のようなものを投げている。

「的当てか何かじゃないのか?」

「興味がおありですか?」

突然かけられた声に二人はビクッとした。

振り返るとまた店主がニコニコとして立っていた。

「やってみます?」

二人は顔を見合わせ、もう一度店主を見て、うなずいた。


「まぁ的当てみたいなもんです。そこの赤い線から一本ずつその矢を投げてください。

その矢の当たった場所に書いてある点数が投げた方の点になります」

そう言って二人に5本ずつ矢を渡し、店の奥へ去って行った。

「どうする?」

「どうするって?」

「するんでしょ? 勝負」

あからさまな自信が見て取れる輝夜。

「ほぅ、やる気か?」

妹紅も負ける気はない様子。

「じゃぁ、単純にどっちが多く点を取れるか勝負しましょ」

「いいだろう。で、あるんだろ? 罰」

「もちろんよ」

「ここの代金でも持つか?」

「それも良いけど、勝った方のいうことを一つきくっていうのはどう?」

「よし、いいだろう」

「じゃぁ、じゃんけんしましょ」

~少女じゃんけん中~

「あたしからだな」

数十回のあいこの末、妹紅が先攻になった。

「お前、能力使うなよ?」

赤い線に立って振り返り、妹紅が言った。

「わかってるわよ」

使わなくても勝てると言いたげな輝夜。

的は外側から順に、10点、30点、50点、80点となっていて、だんだんとその幅も狭まっている。

そして、真中に100と書いた赤い小さな丸がある。

もちろん、妹紅も輝夜も狙うは100だ。

親指と人差し指の間に矢を挟み、ゆっくり前後させながら狙いを定める。

「そぉい!!」

妹紅から放たれた矢はまっすぐに的へ飛んでいく。

スタン! とこ気味よい音をたて、矢は命中した。

「ちっ、80点か」

赤い丸のギリギリ外側へ矢は突き刺さっていた。

「だが次は100点だ」

またも、いい音をたてて矢は命中。

しかし、これもギリギリ80点。

「ちっ、またか」

「なかなか当たらないわねぇ」

ニヤニヤしながら輝夜が後ろから声をかけた。

「うるさい! やればわかる」

ふんと鼻で笑う輝夜。

「それ!」

しかしこれも80。

結局、妹紅の矢は全て80点に命中したのだった。

いつの間にかわいていたギャラリーから、

「あいつ、本当に素人かよ」

と、コソコソと聞こえてくる。

「さぁ、わたしの番ね」

「あたしの400点はこえられるかな」

妹紅は自分の矢を的から抜き、戻りながら輝夜に言った。

「1本でも100点に当てて、全部80点に当てればわたしの勝ちよ」

「100点に当たればな」

「ふっ、見てなさい」

そして、輝夜は静かに赤い線に立ち、妹紅がしていたように指に挟み、前後にゆらして集中する。

「そぉい!!!」



「はぁ……」

「うふふ」

肩を落としながら店を出る妹紅に対し、意気揚揚と笑顔で店を出る輝夜。

結果は輝夜の言った通り、最初の一投を100点に当て、あとは全て80点に。

勝負がついた時に回りのギャラリーからは二人を褒め称える拍手喝采がわいたのだった。

「で、何をさせる気だ?」

どうせ、無理難題を言われるだろうと思っていた妹紅は輝夜の発言に拍子抜けすることとなった。

「今日1日ずっと一緒にいて」

「はぁ? それ……だけ?」

「ええ、そうよ」

口をぽかんと開けて呆然とする妹紅に向けて満面の笑みで輝夜は聞いた。

「で、次はどこに行く?」

ふっと少し笑って、妹紅は答えた。

「お前の好きなところでいいよ」

その後は、輝夜が興味を示した場所をあっちこっち見て回ったのだった。

途中、咲夜と藍が一緒に茶屋で座っているのを見かけたが、楽しそうに話していたので、声はかけなかった。

輝夜に手を引っ張れているうちに、いつの間にか手をつないで歩いていることに妹紅は気付かなかった。



夕暮れ時。

里の人間もまばらになってきたところで、輝夜は言った。

「そろそろ帰りましょうか?」

「そうだな。腹も減った」

「今日は1日ずっと一緒なんだからうちで食べていってね」

ここでも、満面の笑みである。

そして、負けたときのルールは絶対だ。

「はいはい。どこまでもお供させていただきますよ、お姫様」



永遠亭の夕食には慧音もいた。

「あれ? 何でいんの?」

「いや、ちょっと永琳殿とチェスで盛り上がってしまって」

慧音はポリポリとこめかみを掻きながら恥ずかしそうに答えた。

どうやら、夕食後もやるようだ。

おそらく、慧音が負け越しているのだろう。




夕食後、輝夜の部屋の縁側に二人はいた。

竹がそよ風でさざめいている。

長く伸びた竹の隙間から半月が見える。

「たまには満月じゃなくてもいいものね」

「そうだな」

そんな話をしていると、不意に輝夜が立った。

「ちょっと待ってて。いいもの持ってくるわ」

そう言って部屋を出て行った。

妹紅が何も言う間も無く、襖が閉められた。

そして、月を見上げてしばらく待っていると、片手にコップを二つ、もう片手に酒の瓶を持った輝夜が帰ってきた。

その二つを頭の高さで揺らしながら言った。

「一杯やらない?」

ここでも満面の笑みである。

酒を二つのコップに注ぎ、片方を妹紅に渡した。

「今日はお疲れ様」

「あぁ、お疲れ」

軽く乾杯し、そして口へ持っていく。

半分ほど飲み、口からはなし、妹紅は言った。

「っていうか、近くない!?」

「だって寒いじゃない」

二人はほぼぴったりくっつくくらいの距離に座っていた。

「いや、でも近すぎだろ」

「いいじゃない。今日はそばにいるって言ったんだから」

ぷくーっと頬を膨らませる輝夜。

「いや、そばじゃなくて一緒にだろ」

「似たようなものよ」

「はぁ……」

妹紅は溜息を吐いて諦めた。

「でも、今日はホントに楽しかったわ。ありがとう」

今日1番の笑顔は満面の笑みではなく、穏やかな微笑みだった。

そして、輝夜は頭を妹紅の肩にもたせかけ、目を閉じた。

しばらくそうしていると、隣からこれまた穏やかな寝息が聞こえてきた。

今日一日歩き回って疲れたのだろう。

それを見て妹紅は優しく微笑み、輝夜の頭を撫でてやるのだった。












次の日の烏天狗の新聞の一面に二人のデート写真が載ったのはいうまでもない。
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書いたもの

2008-11-06 02:50:25 | Weblog
戸のすきまから朝日が射し込み、小鳥のさえずりが聞こえる。

そよ風で笹の葉がさざめく。

気持ちのいい朝。

迷いの竹林の奥深く、永遠亭の主の部屋。

そこで眠っている二人の少女。

蓬莱山輝夜と藤原妹紅。

すきまからの涼しく心地のいい風が妹紅の頬を優しく撫でていく。

「う~ん」

妹紅は寝ぼけたまま重たい瞼を少しだけ開けた。

「あれぇ?」

目に映ったのは自宅のものとは違う見知らぬ天井。

そんなことは気にもとめず、寝がえりをうち、

「ッ!?」

一気に覚醒した。


な、何でこいつと一緒に寝てるんだ!?


寝返りをうった先で見たものは輝夜の気持ちよさそうな寝顔だった。


あ、ああああああ、あれ? 昨日何してたっけ?


必死に昨日の夜のことを思い出す。


あぁ、そうだ。殺し合おうと思って来たら、痛いし飽きたから嫌、とか言われて、結局オセロしてたんだっけ。

で、いつの間にか寝てしまったのか。


しかしここでおかしな点に気付いた。


でも、普通は対面に座るよな。何でこいつは隣で寝てるんだ?

ま、まさか……!?


気付かなくてもてもいいことに気付き、勝手に妄想して頬を赤らめる妹紅。


そ、そそそそそそそ、そんなことあるわけない! わたしがこいつと!?

そんなのあり得ない!


ひとしきり一人で恥ずかしがり、どうにか心を落ち着ける。

落ち着いたところでふと、輝夜の寝顔を見る。


近くで見ると意外と綺麗な顔してるんだな。

って、わたしは何を考えてるんだぁ!!

でも、多くの男たちを虜にしたんだし当然といえば当然か。


その虜になった多くの男たちの一人に自分の父親も含まれているが、あえて今は考えないことにした。


普段は憎たらしいくせに、こうやって静かにしてると女のわたしでも見とれてしまう。

綺麗なさらさらした黒い髪、きっちりと整えられた眉、すらっとした鼻、薄くても柔らかそうな唇。

これだけ完璧なら惚れない男はいないか。


手をのばし、頬にかかった髪を優しくどける。

う~ん、と寝ぼけた声を出したが起きた様子はない。

そのまま、やわらかい輝夜の頬を撫でる。

幸せそうな寝顔を見て自分の頬もゆるんでしまう妹紅。


はっ!? わたしは何をしてるんだ!?


とっさに我に返って手を戻し、反対側へ寝返りをうつ。

だが、輝夜の方が気になって仕方ない。

瞼を閉じて、もう一度寝ようとしてみても、先程から見ていた幸せそうな輝夜の寝顔が浮かんでくる。


……。


結局、わけのわからない気持に負けて、また輝夜の方を向いてしまった。

視線は自然と顔の下の方へむいていく。


本当に綺麗で柔らかそうな唇してるな。


数十センチ顔近付けるだけで、その唇と触れ合うことのできる距離。


い、一瞬なら……。


さっきまで感じていた躊躇などどこへやら。

妹紅は少しずつ顔を近づけていく。

輝夜を起こさないように、ゆっくりと、慎重に。

妹紅の心臓は張り裂けそうな程高鳴り、その鼓動が外にも聞こえてしまいそうなほど。

完全に触れ合うまで、あと数ミリ。

輝夜の鼻息が自分の鼻にかかる。

そして、触れ合うと思った瞬間……、

「むにゃ~」

輝夜は反対側へ寝返りをうってしまったのだった。


くそっ! あと少しだったのに!

って、さっきからわたしは何をやってるんだー!?


残念な気持ち半分、自己嫌悪半分で寝返りをうち、輝夜に背を向けた。


た、たまたま隣で寝てたくらいでわたしは何を考えてるんだ。


一人で勝手に興奮して頬を膨らませながら、今度こそ何も考えないように、もう1度目を閉じた。

すると自然と睡魔に襲われ、また夢の世界へ戻っていくのだった。














妹紅は優しい手つきで頭を撫でられているのに気づき、目を覚ました。

重たい瞼を開けると、満面の笑みで輝夜が妹紅を見ていた。

「何……してるんだ……?」

「おはよう、もこたん。よく眠れた?」

「もこたんって言うな。この手は何だ?」

「あまりにも気持ちよさそうに寝てたから、つい」

「はぁ……」

「ところで、もうお昼だけど、うちで食べていくでしょ? っていうか、もう作らせてるから」

「なんか、すまんな」

「気にしないでいいわよ、別に。じゃあ、持ってくるから待ってて」

そう言って部屋から出て行こうとする輝夜。

が、ふと立ち止まり、振り返って妹紅を睨む。

「そうそう、寝てる間に私の唇奪おうとしたでしょ?」

「お、お前、起きてたのか!?」

「嘘!? 冗談で言ったのに本当だったんだ……」

「い、いや、ち、違う! あ、ああああ、あれはだな……」

必死に取り繕おうとする妹紅に輝夜は近づき、そっと耳打ちした。

「こんなので良ければいつでもあげる」

そして、そのまま……、

「ちゅ」

「へ?」



「じゃあ、お昼ごはん取ってくるから待っててね」

そう言って妹紅を起こした時のように満面の笑みで部屋を出て行った。

部屋に取り残された妹紅はしばらく呆然としているのだった。
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紅楼夢行ってきました。

2008-11-03 03:12:36 | Weblog
うん、やる気出た!
同人作家としてのし上がろうとか、そういうのじゃないけど、自分の書いたもので楽しんでもらいたいと結構強く思った。
せめてここを読んでくださってくれる方だけでも楽しませられるように、頑張ろうと思う!
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やべー!!

2008-10-05 23:23:37 | Weblog
さっさと書かないからネタが激しくかぶった!><
どこにも公開できねーwww
こうなったら自己満のために書くしかない。orz
とか、言いつつたぶん書かないw
しばらくはアケシューな日々が続くんだろーなー。^o^
キーボード直すか、外付けのやつかわなきゃなー。orz
東方やりたいーよ!!
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初2周目

2008-10-01 20:42:07 | Weblog
ついに大復活2周目行きました。^o^
3面までノーミスで、蜂ぱふぇ☆
4面1ミス蜂ぱふぇ☆
5面鬼畜、蜂はテキトーにwww
4面まで、蜂ぱふぇ☆で32個、5面は3つ取れば2周目へ。
たぶんこんな感じでしょうか?
5面のミスを減らせれば、もう少し2周目堪能できるんですけどねー><
これからの努力ですね!b

やっべwwww
ネタまとめてねーwww
明日こそやるぞ!
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全裏ルート

2008-09-28 22:58:31 | Weblog
5面初めて行きました><
ミス連発www
さすが5面裏w
避けられない><

SS。
明日あたりネタをまとめてみようかな。^o^
1日暇ですしねw
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やってみたいこと

2008-09-27 22:33:13 | Weblog
東方SSに関して。

ちょっとやってみたいことができました。
ありがちなネタなので、ここで公開するかもしくは封印です。
といっても、書いて消すわけじゃありませんがw

ぶっちゃけ、東方でやる必要が全くない!(と思うw)
でも、考えて、いろいろとメモして一つ一つ書いてみたいのですよ!><

書くだけなら自由だー!!!
と、いうわけで頑張ります!b
暇な時間もなんだかんだでいっぱいありますしねw
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