今日のおじさん(気持ちは坊ちゃん)

55歳から走りはじめ、70歳サブ4なんとか維持したいと日々精進
ゆっくり長く走れば強い脚になれる・・信じて。

日光100Kウルトラマラソン 走れども走れどもゴールは遠し( ;´Д`)

2017年07月21日 | レース模様
楽しそうなコース案内は、いつもリンクさせてもらっている黄門さまブログにて
補足ですが、坊ちゃんより少々年上の黄門さま、なんとウルトラここで5連戦それもほぼ毎週です。


今回のレポートアップ のびのび・・大会以外の旅は満喫しまくりでしたが
肝心のレースはさっぱりでした
通常はわりとコースを学習してるのですが、このコースはいろは坂を40Kくらいまでに
上っておりる~あとはほぼフラット。くらいの認識。
途中の見どころポイントもよくみておらず、とにかくひたすら100Kを走り続けるべし。

朝1時起床し、同じ部屋のうえぴょん師匠とM野さんと3人で昨夜仕込んだ食糧食べながら準備。
スタートは4時半。
2時半くらいに宿をでて暗い夜道を前日下調べした場所(結局道がわからず行きつけませんでしたが
駐車場を目指して歩く。真っ暗なので、うえぴょん師匠持参の灯りに助けてもらいました。
反省・・これからは、ウルトラグッズにヘッドライトを常備しとくべしです。
3人に昨夜11時過ぎに都内から宿につきこの時間に宿をでる(滞在時間3時間)の兄ちゃんが
一緒に行きたいとのことで4人で目的地へ。
広い道路からすこし左へずれた道に行き・・と、前方でうろうろと迷っている感じ。
ちょっとうえぴょん師匠の前を歩いた坊ちゃん・・いきなりぼっちゃん水たまりにはいる
ここでもうシューズ内 アウトです。
他のみなさんはこれをみて濡れないようにくさむらから回り込んで通過
そんなこんなで30分近く歩くと車の出入りしているのが見える。
ようやく目的地に到着。と、すぐにシャトルバスに乗車でき発車。ロスタイムなし

参考までに、少し遅く宿をでた女子チーム2名はなんと到着したらシャトルバス終了ですと言われた
車できてる方も同様の目に。
最終バスの時刻案内特に記載しておらず・・・結局車でこられた方に同乗させてもらい
スタート会場近くの駐車場を案内されたそうですが、心情お察しします

スタート会場に到着し、体育センター内で時間つぶしてからスタート地点へ集合。
雨はさきほどまで降ったりしていたがなんとかやんでくれてほっとしました。
が・・かなり湿度たかし。

ちなみに、最低気温18度から最高気温25度。100K完走率は 男女とも70.8%

1600人ほどの100Kランナーが4時半一斉にスタートです。
体調的によくない状態(左膝、足首はサポータでがっちり。左足はしびれはいまだ治らず状態。
腰にも違和感ありなので、いろは坂対策に腰ベルトを装着)
よくばらずに、真ん中あたりから、ゆっくり走り始める。
どんどんみなさん抜いていきますが、マイペース

頭の中にあるイメージは、30K付近までとにかく上り高度300Mから1500Mまでをあがる。
しばらく走ると、日光杉並木の中にはいる。
けっこう凸凹の土に足首と膝に衝撃がきて ペースはあがらず
抜けたと思ったら次の杉並木は石畳の凸凹 さらに追い打ち
湿度はぐんぐんあがっておりサングラスは曇り状態
ちょっと危ないモードになっている心身を感じる
当然ペースがまったくあがらない。

やがて広い通りにでてゆるい上りはさらに続く。

さらに追い打ちをかけるように、歩道を走ることになる。
この歩道の段差が脚にこたえる
ただでさえ堪えるのに、知らん顔して車道を走るランナー
イラッとしながら、人は人 ルールを守るべし。
この先いろは坂は歩道ないため車道1車線を走らせてくれるが
それ以外は大半が 段差のある狭い歩道である。
スピードランナーたちはどんどん車道を走って前をいく。


20Kあたり、うえぴょん師匠の声が背中から聞こえてきた
えらい遅いやないのと
そう言いながら軽快に上っていきはりました
追っかけるような体調ではなし、ひたすらマイペースでいくしかない。

いろは坂に入りようやく気持ちよく(ゲキサカではあるが)
上れる。この大会でいちばんの難所でありかつ爽快なコースだった
どんどん上にのぼり、1400M頂上あたりまでくると気温が下がり強風もあり
中禅寺湖畔を走り折り返す・・冷えた汗にふるい上がった

この寒さをがまんしつつ しばらく走ると 今度はいろは坂下りのゲキサカ
ここがいちばん脚、腰にこたえる
本来なら、がんがん下りを飛ばし 帳尻あわせをするはずが
痛みでペースを抑える、さらには急なコーナの連続で直線距離は短いから
スピードにものれない 耐えて耐えての下りとなった。

同じ激沈Tシャツを着ている男性に上りで刺されたが下りでなんとか
前にださしてもらった。

下に降りてくるほどに気温は上昇しぺーうがさらに落ちてくる。
こうなると、4~5キロ間隔のエイドの給水だけを頼りにしてると
脱水ぎみになり喉が渇く
作戦ミスです・・・小銭を一切持参せず作戦。
隠岐の島でまったく自販機なんか活用しなかったし、私設エイドがいっぱいあり
給水にことかかなかった。
ボトルをもって走っている人のうらやましいこと。
また、自販機で買っているランナーさんによっぽどお金を貸してくれませんかと
お願いする妄想まででてきた。
50キロあたり、通常は涼しいうちの貯金を作る作戦がここで5時間半ほどかかっている。
貯金なし・・でいくら後半フラットといえども11時間以上はかかりそうな予感。
できれば11時間切りだがこの体調ではそれもかなわず・・
今できることは、ここまで走り通してきたのだから 目標は走り通す!!
 ランナーの意地のみ

単調な道路で、キロ6分くらいで走らなあかんとこなのにキロ7分も危ない!!

日光江戸村入口この先がエイドらしいがもうがまんできず
私設エイドさんがコーラをだしてくれていたのでかけよりもらう
江戸村内では役者さんやらにゃんこの着ぐるみ(マロにやんが大ファンらしい
がハイタッチでテンションをあげてくれるが 手を軽くあげるくらいしかできず
さきほどの私設エイドのお姉さんたちにお礼をいって先に進む。

もう 給水が4キロ~5キロごと この暑さでは拷問・・

70キロあたり 鬼の絵の急な階段が目の前に現れランナーの意地と
ひたすら走ってあがる。


とんちゃんFBからお借りしました

鬼の絵・・・あとで皆さんから話をきいて発覚。鬼怒川・・鬼が怒った絵
知らない間に名所通過でした
もう前に進むことしか頭は活用しておりません。

そこからさらに進むと、もう何十年も前に家族で訪れた東武ワールドスクウェア入口に到着。
これもまた、私設エイドのお姉さんが角にいてはったので給水をいただく
奥にどんどん入って折り返すと公式エイド・・ここでもいただく
もう体は脱水ぎみで 給水をみるとがまんできずにごっくんごっくん状態です。

ここからが辛かった・・6キロも給水区間なし

どれだけ辛かったか・・・・もうここでやめたい、眠りたい・・弱気がどんどん脚に
ではじめついにキロ8分ペースに落ちてます。
ただひたすら、ランナーの意地のみで進みます。
コース向こう側にはランナーが走っている。なんであそこを走っているの?
一度あそこを走ったんだっけ?と もう頭が回転しておりません。
幻覚でないことだけはたしかです。


残り15キロあたりで、いつも追い込みでつかうジェルメイタンを投入したら
少しだけ脚が軽くなった・・気がして7分前後までペースがもどったが
それもついに効果なくなりラスト5キロあたり再び体に鉛が入ったように重い
ゴール直前だけは、必死で追いこんで作り笑顔で 飛び込みました。

完走メダルをかけてもらう・・と
なんと超ミニ着物姿のお姉さんが かけてくれました
なんでこんなサービスがあるんでしょ。 ゴールできていちばんよかったと
思った瞬間でした


ウルトラでこんなにしんどかったのは久しぶり。
よくま~ゴールできたもんです。

もうしばらくは、ウルトラおなかいっぱいであります



参考 (笑)









コメント (2)
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