ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

ゲホゲホ、ゲホ

2006-01-22 08:49:43 | ミュンヘン・TUM
夜、チュニジアから帰ってきたくろさかくんに水タバコ吸いませんかと誘われる。

チュニジアは大統領が独裁をしく観光立国で、治安は良いけど物売りがしつこいらしい。旧宗主国のフランスやドイツからの観光客が多いらしく、英語よりもドイツ語フランス語が通じるとのこと。街では男たちがお茶を飲んでいて、女性の姿はあまり見かけなかったそうだ。遊興施設はあまりないらしい。一週間、昼間はカルタゴ遺跡を見て、夕方から水タバコを吸って、夜は踊っていたんだそう。そんな彼がお土産に水タバコセットを買ってきてくれたのでさっそく二人で試してみる。

花瓶のようなガラスの壺に水を八分目くらいまで入れ、錫で出来た管をセットする。接合部の気密性がいまいちなのでビニールテープやアルミホイルで密封する。現地でもこんな感じだったらしい。管の頂部にタバコの“葉”をセットするお皿があって、そこにエジプト製の林檎味の葉を乗せる。アルミホイルをかぶせて穴を開け、その上にマッチで火をつけた小さな練炭を乗せる。その上からフードをかぶせて準備完了。あとは管を通って水の中に入りニコチンが減衰された煙を、装飾が施されたチューブの先から吸い込むだけ。ぶくぶくと壺の水が泡を立て、口の中にあまっとろい煙が入ってくる。ゲホゲホ、ゲホ。慣れてきたら鼻からふ~っと煙を出したりしてみる。キッチンに甘い林檎の香りが充満する。これでチュニジアの半分は理解できたことになるとのこと。まあ、常習したくはないしタバコを吸うのはこれが最初で最後かな。くろさかくんも、そんなにうまいもんでもないですよね、と笑。


砂漠を旅するベドウィンの服装で水タバコを吸ってみる。気分はノマド(想像)。
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2 Comments

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禁煙 (zak)
2006-01-23 09:58:10
ドイツでは禁煙の動向はどうなっているのですか?

分煙 (こみ)
2006-01-24 08:01:22
ドイツでも地下鉄の駅は全面禁煙です。通りで歩きタバコをしている人も見かけません。でもタバコ屋やタバコの自販機はよく見かけます。宝くじや地下鉄の定期券やプリペイド携帯のチャージはタバコ屋さんが扱っています。喫煙スペースでは女性が良く吸っているような気がしますが、単に目立つから印象に残りやすいだけかもしれません。僕の友達にも吸う人はいますが、必ず「隣で吸っても大丈夫?」と申し訳なさそうに聞いてきてくれます。「どうしてそんなこと聞くの?」と尋ねたら「副流煙で君の健康を害すことになるから」と言われました。分煙のマナーは進んでいると思いました。僕の寮にいるあるドイツ人に言わせると、タバコは「若いときに吸ってみたりもするけど大人になると止めてしまうもの」なんだそうです。

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