散歩道にて
■ 《 海鳥の風にさからう一ならび一羽くづれてみなくづれたり 》
(若山牧水 1-19)
新折々のうた 大岡信著
「 一羽くづれてみなくづれたり 」 描写のすばらしさに感心するばかり。
私の解釈
海鳥が風に逆らいながら連なって飛んでいる。
一羽が餌でも見つけたのだろうか、海面へ急降下。他の鳥もそれに続
き、 さらに他の鳥も・・・全部くずれるように降下、連なりが崩れていっ
てしまった。
昔、カメラの宣伝で 『 絵でも言葉でも表現できない、写真の世界 』 とい
うのがあった。この描写こそ 『 絵でも写真でも表現できない、言葉の世
界 』 、写真数十枚分に匹敵か。
■ 散歩道にて
■ きょうのタマちゃん
あ、鳥や
時々