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日本政治の見通しを不透明にする地殻変動の兆し

日本政治の見通しを不透明にする地殻変動の兆し

ジャーナリスト高野 孟

2-1

秋の臨時国会を2度まで会期延長して内外に発したメッセージといえ

ば、アベノミクスの“成長戦略”の柱としてTPPはずっこけたけれども、まだカジノがあるぞ、という貧相極まりないものでしかなかった。

こんなことで来年の政治と経済は一体どうなるのか、先行きが思いやられるような歳の暮れだが、ここへきてその見通しをさらに不透明にするような地殻変動の兆しがいくつか表れている。

  第一は安倍晋三首相と二階俊博自民党幹事長の間に、吹き始めた隙間風である。安倍が一年がかりで仕組んできたプーチン来日が見るも無残な失敗に終わったことについて、二階は

『国民の皆さんの大半がガッカリしている』

『領土問題が何の進歩もなくこのまま終わるんだったら、あの前触れは一体なんだったんだ』

『解散、解散と煽って回ったのは誰か』

とまでボロくそに批判した。

安倍が目指す「長期安定政権化のキーマンである大幹事長がここまで言うのはよほどのことで、すきま風どころではなくて、突風が自民党と首相官邸の間に吹き荒れる前兆かも知れない2-2へ続く

 

 

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