ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

東京の冬・・・雪、そして寒さ。

2016年01月27日 | 日記

    

 この1月、日本各地が記録的な大雪と寒気に見舞われている。雪による交通事故など被害が多かった。まだ寒い日がつづく。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。 

 私の住む、東京都小金井市も10cm程の積雪となり、大いに迷惑ではあった。だが、その一方、雪景色は美しいとも感じるのです。茨城で13年暮らした後の、久しぶりの東京の雪なので、近くの雪景色を求め外出した。 

1.野川公園の雪景色。

 元はゴルフ場であったこの公園、開けた土地に木々が点在、また林をつくる。人気のない雪原を歩く。足元は、サク、サク、と踏みつけられる雪の音。時折、木の枝から風に吹かれて雪が舞う。雪国に入り込んだ気分。宮沢賢治が散策し「詩作」にふけるのもかくなるものか、と夢想もする。 

2.小金井公園内の江戸東京たてもの園。

 園内には、江戸、明治、大正、昭和にわたる時代の特徴を表す建物が、多数移設展示されている。その中で、明治~昭和の政治家、高橋是清(元総理大臣、大蔵大臣)の屋敷。僕は、大きな屋敷の庭を雪景色で見たいと思っていた。しばし美しさに心奪われ眺めるも・・・・雪は、・・・226事件と重なってしまう。昭和11年2月26日大雪の朝、事件は起きた。その現場は真にこの屋敷の2階であった。 

 さてその後、寒い気候が続くある日、ランニングの練習に出た。一応冬用のユニフォームを着ていたものの、風強く体が温まる間もなく冷えてくる。今までこんなことはあまりなかった。無理せず早めに帰宅した。

 テレビを点けると、全国都道府県対抗男子駅伝が行われている。開催地は、広島市で寒空の下。雪がちらつく中、選手はランニングシャツにパンツ。だが試合後のインタビューで「寒かった。」の話はなかった。若くて元気な人には寒さはにげていくのかな。それでは、と昔の自分のマラソン大会の記録を探してみる。フルマラソン(42.195km)を初めてサブスリー(2時間57分)で走った時の気温はマイナス0.5度であった。それでも寒いとは感じていなかった。元気だった。

 年が明けこの1月に東京の、「雪」と「寒」を味わうことになった。少々つらいものもあるが冬らしい寒中の季節感を楽しんだ。

    絵は高橋是清邸の雪景色の庭 

                2016年1月26日 岩下賢治

 

 

 

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