由川稔の注目モンゴルニュース【モンゴルで競馬合法化、レース開催の動き】

由川稔が選んだ本日のモンゴルニュースです。

　モンゴル政府は、プロの競馬リーグの設立と賭博の合法化を定める法案を提出する見通しだ。同国のオヨーンゲレル文化相の電子メールによると、同国は香港ジョッキークラブに働きかけ、香港競馬のオフシーズンに香港の騎手と馬を集めてモンゴルでレースを開催することを提案する可能性がある。香港の競馬シーズンは９月初めから７月半ばまで。

　同相は「われわれの優先課題は、騎手クラブを運営するための法的な環境を作ることだ。そうすることでアジアの市場シェアを得ることができる」と述べた。そして３カ月以内に議会に草案を提出する意向を示し、「われわれの法案はかなりの程度、香港ジョッキークラブの規則をベースにしている」と述べた。

　モンゴル経済は天然資源に大きく依存しているが、ここ数年、銅や石炭などの価格は低迷しており、賭博の合法化は経済の多様化に貢献するだろう。モンゴルで競馬を開催すれば、マカオを世界一の賭博の中心地にした中国人の賭博熱の一部を取り込むことが期待できる。香港を拠点とする証券会社ＣＬＳＡのアナリストのアーロン・フィッシャー氏によれば、マカオの売り上げは１８年までに倍増する見通しだ。

　香港ジョッキークラブの広報担当のアンディー・クリフトン氏は、モンゴル政府の構想について問われると、７月半ばから９月までは騎手の「つかの間の休息期間」だと説明。「騎手や馬は、オフの間もかなりの時間を来季に向けたトレーニングに費やしている」と述べた。

　モンゴル政府は、ウランバートルの南５４キロメートルに建設する新空港の近くに、競馬場を作ることを検討している。オヨーンゲレル文化相によれば、同国の５０人以上の調教師が香港で競馬事業を視察する予定だ。

　同相によると、法案はオンライン賭博と宝くじの合法化を定めるものと、競馬と騎手クラブの建設を許可するものの２本立てになる。政府はこの２本の法案を提出したうえで、さらなる法案が必要かどうかを判断する。

　モンゴルには古くから馬で競走する伝統がある。草原に１５キロメートルを超えるコースを設定して競走し、１０歳未満の子供が騎手を務めることも多い。同相は「彼らが競馬ビジネスで活躍する未来が見える。馬に乗っている子供たちのためにも、成長力のあるビジネスを生み出したい」と述べた。（ブルームバーグ　Ｍｉｃｈａｅｌ　Ｋｏｈｎ）



転載元：http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=3548&type=2


モンゴルでも競馬は人気があるんでしょうか？
合法化してほしいという声が多かったんでしょうね。

由川稔でした。



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