よしかわ美術工房

宝塚市、川西市、池田市、伊丹市近郊の絵画教室とオーダーメイドの制作をしている小さな工房です。

「オアシス」の文章表現

2017年04月21日 | 美大・芸大受験コース
みなさんは“オアシス”と聞いて、どんなことを思い浮かべ、イメージしますか?




そもそもオアシスには、どういった意味や目的があるんでしょうか。




文章の構成方法に始まり、制作意図を明確に説明することも含め、創造した世界観を投影していきます。




今回は言葉でアートを表現してもらいました。




以下のとおりです。




「矢面に立ったら」

ばったり苦しみさんに出会ってしまった。

この人は本当に厄介な人だ。

例えるなら、陽に向かって歩こうとするとストーカーしてくる影。

私は振り払うように歩き続けた。

一人になるといつもこうだ。

すごい勢いで迫りかけてくる波のよう。

もう!早くどっか行って・・・

苦しみさんと顔を合わせられないまま、時間だけが過ぎた。

あの人が現れてから私の心はどんよりと暗い空にふちどられ、冷たい雨が全身に降り注ぎ、まるで砂山に埋もれているかのようだった。

歩みを止めて考える。

なぜこんな目にあっているのか、訳がわからない。

もどかしい気持ちは夜空をすべり落ちていくように膨れ上がり、体を宙に浮かせ、黒い影は背が低くなっていった。

風に乗りながらふと思う。

苦しみの波にのまれたくない・・・

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