顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

ニイニイゼミ

2017年07月16日 | 日記
2階の網戸に止まったセミが動きません。こぶりな姿から、図鑑で見ると多分ニイニイゼミ?…私には耳鳴りのように聞こえる、チージーという地味な鳴き声のセミで、他のセミよりは少し早めに鳴き始めます。

よくセミの一生と言われますが、ニイニイゼミも夏の終わりに木に産み付けられた卵が翌年の春には孵化して地中にもぐります。そこから4~5年間も土の中で生き、やがて地上に出て羽化し成虫に…、我が世の夏を謳歌して歌いまくり約1ヶ月の一生を終わります。
やがてこのニイニイゼミも、もうひと鳴きと飛び立っていきました。

さて、芭蕉の有名な句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」のセミは何ゼミ?という論争が1926年から1932年にいたるまで、アブラゼミ派の斎藤茂吉とニイニイゼミ派の小宮豊隆の間で起こり、最終的には現地のその時期のセミの数を調べ、ニイニイゼミに軍配があがったそうです。

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声  芭蕉
耳奥にニイニイゼミの二つ住む  顎髭仙人
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