顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

再び里美野外活動センター

2017年05月13日 | 山歩き

26年続いた山の会を高齢で退会したメンバーの同窓会も21回目、常陸太田市の野外活動センターの春を楽しんできました。標高700mに近いため、ツツジは咲き始め、遅い桜が満開で、周りの新緑も一番きれいな時です。

道端に咲いているフデリンドウ(筆竜胆)、リンドウ科の越年草。日当たりのよい山野に自生し、陽に当たると開き、曇っていると蕾んでいます。その蕾の姿が筆のようだという命名のようです。

ツボスミレ(坪菫)は庭(坪)に咲くスミレの名の通りどこでも見かけるスミレで、別名はニョイスミレ(如意菫)、葉の形を仏具の如意にたとえたものです。

切り株にオレンジ色の不気味な物体、ペンキをこぼした?エイリアン?、調べてみると樹液に酵母や菌類が増殖したものでスライムフラックスと言うそうです。食用可ということで、食した人のブログでは、濃厚な樹液の味のする弾力のあるグルテン状、塩味を付けると「酒盗」のようだとか、その勇気に敬意を表します。

幹事役のためあまり写真は撮れませんでしたが、採ってきたわらびのアク抜きが上手くできました。食するのはやはり慣れ親しんだものに限ります。鰹節と醤油をかけて、シャキシャキ感とかすかに残る野生の「アク」が楽しめました。

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