シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

韓国人の平均身長、もう伸びない?

2010年12月14日 13時41分42秒 | Weblog
(韓国大手新聞、東亜日報 10.10.28記事抜粋)
00年、満17歳(高校3年)の男子生徒の平均身長は、173センチだった。09年には173.8センチと0.8センチ伸びた。しかし、90年から00年までに3センチ伸びている。00年代以降、背があまり伸びていない。
日本は、すでに同様の過程を経験している。満17歳の日本人の平均身長は、48年の160.6センチから79年には169.4センチと10センチ近く伸びた。しかし、昨年(170.8センチ)までの30年間では、1.4センチしか伸びていない。日本の高校3年生の10年前の平均身長は170.9センチで、今より0.1センチ高かった。
このような現象を専門家は、「経年変化(secular trends)が停滞段階であるためだ」と説明した。乙支(ウルチ)医療院のソ・ジヨン小児青少年科教授は、「公式に研究が行われているわけではないが、遺伝学的な限界に達したと見るのが、学界の一般的な見解だ。韓国人は、アジア人の中で大きい方に属するため、限界点に達したと見られる。以前は、経済発展の速度により、生活環境や食生活が大きく変わったが、今はその影響は終わった」と説明した。
過度な学業ストレスも、成長の障害として挙げられる。ソウル江南(カンナム)のある成長クリニックの院長は、「江南地域では、思春期にあまり成長せず、病院を訪れる子どもが結構いる。勉強で精神的ストレスを受ける上、睡眠や運動不足が原因のようだ」と話した。
教育科学技術部が27日に公開した「09年学校健康検査標本調査結果」を見ると、このような現象は、江南地域の生徒にだけ該当するわけではなかった。
昨年、1日に6時間以上寝ることができない中学生は、全体の11.5%だった。高校生になれば、この割合は42%に上昇する。高校3年生は、52.4%が1日に6時間も寝ていない。1週間に5日以上運動するという回答は、中学生9.2%、高校生7.4%にとどまった。
牛乳を毎日飲むと答えた生徒は、中学生33.5%、高校生27.9%だった。その代わり、1週間に1回以上、ファーストフードを食べるという回答は、中学生56.8%、高校生60.2%だった。そのため、肥満が増えている。標準体重の50%を超過する高度肥満の生徒の割合は、06~08年の0.8%から09年には、1.1%に増加した。全体平均の肥満度も13.2%で、08年よりも2ポイント上昇した。
健康状態も全体的に悪くなっている。左右一方の視力が、0.6以下の生徒は46.2%で、10年前より1.2倍に増え、虫歯がある生徒の割合も、72.7%と1.3倍増加した。虫歯の平均本数も、1.4本から3.1本に増加した。鼻や首の病気、皮膚病も2~6倍に増えた。
健康診断の結果、健康に問題がある生徒も増加している。血圧に問題がある生徒は、06年より10倍増加の8.1%で、コレステロール値に問題がある生徒も9倍増加し、15%だった。また、高校1年生の女子生徒の16.8%は貧血の症状が見られた。
精神的ストレスに苦しんでいる生徒も少なくなかった。小学生9.3%、中学生11.7%、高校生の9.9%は、家出の衝動に駆られたことがあると答えた。中学生18.5%、高校生23.4%は、「家庭に問題がある」と考えていた。


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