七月大歌舞伎「東日本大震災チャリティー公開舞台稽古」を見てまいりました。いわゆる“ゲネプロ”、お客様に見せられるレベルのお稽古ではなく、本当に本当のお稽古を公開されました。
チケットには「開場12:00」とあるけれど、開演時間はありません。12時15分くらいに到着すると、係りの人から「もうすぐ開演です」と言われました。お手洗いを済ませ、客席に入ると孝夫さんがもうマイクを持ってご挨拶されていました。「お稽古なので、拍手も笑い声もだめ、いっさい音を出さないようにしてほしい、お客様は『無』ですから」というようなご注意がございました。それ以外にも、劇場に入ったときにもらったチラシ↑(上の写真の水色の紙)にはびっしりと注意書きが並んでいました。飲食もだめだし、休憩はないので各自適宜取るように、などということでした。私は幸い2階席1列目1番の座席で、通路横だったので、自由に行き来できたけれど、真ん中に座っている人は終わるまではなかな出にくいだろうなぁと思いました。
この舞台稽古見学は2階席・3階席になります。1階席は関係者のみなので、ロビー(っていうほど広くはないけれど)も立ち入り禁止でした。この前も書きましたが、発売初日半日でSold outになりました。私は、ほぼ10時ジャストにつながって「1列目1番」で、もう少し中央よりが欲しいと何度もTryしたけれど、何度ポチッとしてもこれより後ろの座席しかなく、仕方なく、この席にしました。でも、思っていたより見やすい席でした。
孝夫さんから「『無』になって」と言われましたので、客席全員が「無」、文字通り黙々とオペラグラスを覗いておりました。途中、後ろを振り返ると、見事なくらい全員がオペラグラスを覗いていて、ちょっとおかしかったです。
お稽古はお芝居の部分だけでなく、大道具、照明、音楽まですべて打ち合わせをしながら進みます。役者さん、まだまだ台詞入っていません。秀太郎さんなんて、台本持ってお芝居されていました。でも、持っていても、台詞はびしっと決まります。さすがでございました。秀太郎さんは序幕でちょっとだけ出られるだけでした。こういうの「ご馳走」っていうんでしょうね。
孝夫さんもずっとプロンプター頼りでした。台詞が出てこない孝夫さん、とちる孝夫さん、かみかみの孝夫さんなんて初めて見ました。でも、これが明後日の初日には完璧になっているんでしょうね。以前、勘三郎さんの追っかけ番組で、渡辺えりさんが歌舞伎の脚本を書いて、お稽古に行ったときに、お稽古初日はみんな全然台詞が入ってなくて、渡辺えりさんが真っ青になってらしたんですが、次の日になると、全員台詞も動きも完璧になって、「歌舞伎の人ってすごい!」とびっくりされていたのを思い出しました。
お稽古ですので、お化粧もお衣裳もありません。立役の人はいいけど、女形さんはどうなるんでしょう?とちょっと心配したけれど、始まると全く気にならなくなりました。不思議ですね。
この「江戸唄情節」の見所は孝夫さんのお三味線演奏なんですが、さすがにそこは完璧でした。しかも、その演奏に合わせて踊るのが当代一の踊り手・三津五郎さんで、なんとも贅沢な配役です。やっぱり、三津五郎さん、こっちのほうがいいです。
お稽古終了後、孝夫さん、三津五郎さん、時蔵さん、弥十郎さん、愛之助クンから一言ずつご挨拶がありました。そこで、やっと拍手が出来ました。お三味線演奏のときも、思わず手が動いたんですが、「無」でないといけないので、ぐっと我慢でした。愛之助クンは初日よりも緊張したとおっしゃっていました。そうでしょうね。いくら「無」とはいえ、2階席・3階席だけとはいえ、圧迫感はあるでしょうからね。
本当に、会社を無理やり休んで駆けつけた甲斐がありました。めったにできない体験です。チャリティの金額は245万円になったそうです。玉ちゃんのチャリティトークショーの時にも書きましたが、こういう「楽しみながらチャリティ」イベントはぜひ続けていっていただきたいものです。
チケットには「開場12:00」とあるけれど、開演時間はありません。12時15分くらいに到着すると、係りの人から「もうすぐ開演です」と言われました。お手洗いを済ませ、客席に入ると孝夫さんがもうマイクを持ってご挨拶されていました。「お稽古なので、拍手も笑い声もだめ、いっさい音を出さないようにしてほしい、お客様は『無』ですから」というようなご注意がございました。それ以外にも、劇場に入ったときにもらったチラシ↑(上の写真の水色の紙)にはびっしりと注意書きが並んでいました。飲食もだめだし、休憩はないので各自適宜取るように、などということでした。私は幸い2階席1列目1番の座席で、通路横だったので、自由に行き来できたけれど、真ん中に座っている人は終わるまではなかな出にくいだろうなぁと思いました。
この舞台稽古見学は2階席・3階席になります。1階席は関係者のみなので、ロビー(っていうほど広くはないけれど)も立ち入り禁止でした。この前も書きましたが、発売初日半日でSold outになりました。私は、ほぼ10時ジャストにつながって「1列目1番」で、もう少し中央よりが欲しいと何度もTryしたけれど、何度ポチッとしてもこれより後ろの座席しかなく、仕方なく、この席にしました。でも、思っていたより見やすい席でした。
孝夫さんから「『無』になって」と言われましたので、客席全員が「無」、文字通り黙々とオペラグラスを覗いておりました。途中、後ろを振り返ると、見事なくらい全員がオペラグラスを覗いていて、ちょっとおかしかったです。
お稽古はお芝居の部分だけでなく、大道具、照明、音楽まですべて打ち合わせをしながら進みます。役者さん、まだまだ台詞入っていません。秀太郎さんなんて、台本持ってお芝居されていました。でも、持っていても、台詞はびしっと決まります。さすがでございました。秀太郎さんは序幕でちょっとだけ出られるだけでした。こういうの「ご馳走」っていうんでしょうね。
孝夫さんもずっとプロンプター頼りでした。台詞が出てこない孝夫さん、とちる孝夫さん、かみかみの孝夫さんなんて初めて見ました。でも、これが明後日の初日には完璧になっているんでしょうね。以前、勘三郎さんの追っかけ番組で、渡辺えりさんが歌舞伎の脚本を書いて、お稽古に行ったときに、お稽古初日はみんな全然台詞が入ってなくて、渡辺えりさんが真っ青になってらしたんですが、次の日になると、全員台詞も動きも完璧になって、「歌舞伎の人ってすごい!」とびっくりされていたのを思い出しました。
お稽古ですので、お化粧もお衣裳もありません。立役の人はいいけど、女形さんはどうなるんでしょう?とちょっと心配したけれど、始まると全く気にならなくなりました。不思議ですね。
この「江戸唄情節」の見所は孝夫さんのお三味線演奏なんですが、さすがにそこは完璧でした。しかも、その演奏に合わせて踊るのが当代一の踊り手・三津五郎さんで、なんとも贅沢な配役です。やっぱり、三津五郎さん、こっちのほうがいいです。
お稽古終了後、孝夫さん、三津五郎さん、時蔵さん、弥十郎さん、愛之助クンから一言ずつご挨拶がありました。そこで、やっと拍手が出来ました。お三味線演奏のときも、思わず手が動いたんですが、「無」でないといけないので、ぐっと我慢でした。愛之助クンは初日よりも緊張したとおっしゃっていました。そうでしょうね。いくら「無」とはいえ、2階席・3階席だけとはいえ、圧迫感はあるでしょうからね。
本当に、会社を無理やり休んで駆けつけた甲斐がありました。めったにできない体験です。チャリティの金額は245万円になったそうです。玉ちゃんのチャリティトークショーの時にも書きましたが、こういう「楽しみながらチャリティ」イベントはぜひ続けていっていただきたいものです。
仁左さんや時蔵さんの様子見たかったけど残念でした。
私は今日 頑張って歌舞伎シネマ「女殺油地獄」観てきました。
言うまでもなく仁左さん 凄かったです。
初演が20才でそれから45年 その重みを感じる与兵衛でした。 しかし あれを1ヶ月近く演じるのは大変だと思いました。
松嶋屋親子三代 出演だったんですね。
孝太郎さんも頑張ってはりました。
映画はたしかに表情などアップでよく見えるけど やはり生で観たかったなぁ。
明日は松竹座の初日行ってきます。
仁左さんの三味線 楽しみです。
きっと良い舞台になると思います。役者が揃っていることもありますが、皆さんとても仲が良く雰囲気がとてもよかったです。
シネマ歌舞伎は来週こそと思っています。早く行かないと関西は打ち切られそうでドキドキしています。(でも、松竹座の昼の部も見たいんですが)
公開稽古 私も一度見てみたいです
本当に貴重な経験ですね
おとらさん 同じ業界にいらしたのこと
世間は狭いですね
そういえば研修期間の時2週間くらい大阪支店でみっちり・・
なんだか懐かしいです
公開稽古は本当によかったです。機会があればぜひ!
そんなぁ、「同じ業界」とおっしゃっていただけるような代物ではないんですが…。一応、エージェントらしき仕事はしていましたが、非常に古い体質の、ばりばり男尊女卑の会社でした。ずいぶん昔の話ですが。