スウェーデンの今
スウェーデンに15年暮らし現在はストックホルム商科大学・欧州日本研究所で研究員
 



10月2日にスウェーデン議会において首相の選出が行われた。社会民主党の候補のステファン・ロヴェーンに対し、社会民主党と環境党の議員は賛成票(132票)、極右のスウェーデン民主党は反対票(49票)を投じ、残りの議員、つまり右派ブロック4党+左党の議員は棄権(154票)した。首相選出では、反対票が過半数(175)を上回らない限り、その候補者の首相就任を阻止することはできないため、ステファン・ロヴェーンは無事、首相に選ばれることになった。

そして、その翌日には閣僚が発表され、新内閣が発足した。


社会民主党と環境党からなる連立内閣であり、環境党は初めて入閣を果たした。閣僚ポストは24と通常より若干多い。省の数は首相府を含め12だが、主要大臣の他に担当大臣が設けられてる省も多い。

エネルギー担当大臣というポストがあるが、これは産業省ではなく、環境省に属しているところが興味深い。スウェーデンではエネルギー問題は少し前から環境省に移管された。

閣僚の数は、社会民主党が18人環境党が6人。この2党の得票比率は82:18なので、それを24の閣僚ポストに単純に当てはめれば、社会民主党が20ポストを取ってもおかしくなかったが、環境党に少し配慮する形となった。

閣僚の男女数は完全に半々。つまり、男性12人、女性12人。また、外国のバックグラウンドを持つ閣僚が5人もいる。スウェーデンが様々な背景を持つ人々からなる多文化社会であることを考えれば、これは素晴らしいことだと思う。

(スウェーデンでは「移民」という表現が近年、ますます使われなくなっている。外国生まれであったり、外国生まれの親の子供であってもスウェーデン国籍を持つ人はたくさんいる。だから、「外国人」などという呼び方は間違いであるし、「移民」という過去の一時点の出来事のレッテルをその人にいつまでも貼る続けるのはおかしいと感じる人も多いからである)

スウェーデン史上最年少の閣僚も誕生した。高校・知識向上担当大臣に任命された Aida Hadžialić(アイーダ・ハジアリッチ)27歳の女性。しかも、彼女はボスニア・ヘルツェゴヴィナの出身で、ユーゴ紛争・ボスニア戦争の際に本国を追われ、5歳の時にスウェーデンに難民として受け入れられた過去を持つ。最年少・女性・難民という、注目を集めそうなキーワード満載の政治家の大臣起用だが、話題作りを目的とした入閣かといえば、必ずしもそれだけではない。彼女は、法学部を出て法律専門家の学位jur kand(スウェーデンに司法試験はないがそれに準ずるもの)を取得しているし、若い時から市政に関わり、2010年に23歳の若さでハルムスタード市の市行政執行部(市の内閣に相当)のメンバーに選ばれているから、経験も評価されたのだと思う。

20代や30代の閣僚は彼女を含め、全部で5人(うち社会民主党は4人)だ。1996年から2006年まで社会民主党の首相だったヨーラン・パーションは、自らに権力とメディアのスポットライトを集めることに必死で、若手の社会民主党議員の育成に力を注がなかった。この点は、彼の前任者であるオーロフ・パルメイングヴァル・カールソンとは大違いであり、大きく批判された。そして、ヨーラン・パーションが2006年に退陣した後、社会民主党は党を引っ張っていける後継者探しで頭を大きく悩ます結果となった。だから、今回の新内閣はその反省も踏まえて、若手を積極的に起用しながら経験を積ませて育てていこうという意欲が感じられる。

私にとって一番の驚きだったのは、環境党のIsabella Lövin(イサベラ・ロヴィーン)国際援助担当大臣に起用されたことだ。ジャーナリストだった彼女は2007年に水産資源の枯渇と持続可能な漁業の必要性を訴える『沈黙の海』というドキュメンタリー本を出版し、スウェーデン国内で大きな注目を集めた(邦訳は私が担当し2009年に出版)。その後、2009年の欧州議会選挙で環境党から出馬し当選。今年5月の欧州議会選挙でも再当選していた。彼女によると、大臣起用の打診が環境党党首からあったのは先週日曜日のことだったらしく、突然の話に戸惑ったものの、これまでの経験を活かしながら、国際援助担当大臣として自分にやれることはたくさんあると考え、承諾したそうだ(欧州議会では漁業委員会だけでなく国際援助委員会のメンバーでもあった)。

以下は、新しい閣僚の紹介。


【 首相府 】

首相

Stefan Löfven (ステファン・ロヴェーン)
社会民主党 57歳
・元溶接工。金属工・組立工などの労働組合であるIF Metallの代表を2006-12年の間、務めた。
・2012年より社会民主党党首。
・2014年初当選。


戦略・未来問題および北欧協力担当大臣

Kristina Persson (クリスティーナ・パーション)
社会民主党 69歳
・大学ではエコノミストの学位。
・1991-1995年および2014年以降、国会議員。欧州議会議員も1995年の一時期務めたほか、県知事や中央銀行副総裁の経験がある。


【 財務省 】

財務大臣

Magdalena Andersson (マグダレーナ・アンデショーン)
社会民主党 47歳
・財務省の政策秘書や副大臣のほか、国税庁の上級職を務めた経験を持つ。
・ストックホルム商科大学で学び、エコノミストの学位。博士課程に在籍したこともある。
・2012年以降、社会民主党の経済政策スポークスマン。
・2014年初当選。
・夫は経済学者。ストックホルム商科大学 経済学部の教授・学部長


金融市場・消費担当大臣

Per Bolund (パー・ボールンド)
環境党 43歳
・大学では生物学専攻。
・産業省において政治任用職の経験あり。
・2006-2010年および2011年以降、国会議員。
・環境党の経済政策スポークスマン。


民生担当大臣

Ardalan Shekarabi (アルダラン・シェカラビ)
社会民主党 35歳
・イギリス生まれ。イランで育つが、1989年に母親とともにスウェーデンに移住し難民申請。
・法学部卒(jur kand)
・ウプサラ大学法学部で博士課程に在籍し、公共調達の法制度を研究したり、大学講師をした経験あり。
・2003-2005年の間、社会民主党青年部の代表
・2013年以降、国会議員。


【 外務省 】

外務大臣

Margot Wallström (マルゴット・ヴァルストロム)
社会民主党 60歳
・1979年から1985年まで国会議員(25歳で初当選)。
・閣僚経験者。1994-1996年まで文化大臣、1996-1998年まで社会大臣。
・EUの行政府の一つである欧州委員会の委員を1999年から2009年まで2期10年にわたり務めた。
・国連事務総長の特命により、戦争・紛争地域における性的暴力防止活動ための特使に2010年、任ぜられる。
・非国会議員


国際援助担当大臣

Isabella Lövin (イサベラ・ロヴィーン)
環境党 51歳
・ジャーナリスト。2007年に出版した『沈黙の海』で注目を集め、数々のジャーナリスト賞を受賞。
・2009年の欧州議会選挙で環境党から出馬し当選。今年5月の欧州議会選挙でも再び当選。
・非国会議員


【 法務省 】

法務大臣

Morgan Johansson (モルガン・ヨーハンソン)
社会民主党 44歳
・法学部卒(jur kand)。
・1998年以降、国会議員。
・閣僚経験者。首相府の政策秘書や国民健康担当大臣を歴任。


内務担当大臣

Anders Ygeman (アンデーシュ・イューゲマン)
社会民主党 44歳
・1996年以降、国会議員。


【 環境省 】

気候・環境大臣(兼 副首相)

Åsa Romson (オーサ・ロムソン)
環境党 42歳
・2006年からストックホルム大学法学部の博士課程に在籍し、2012年に博士号取得。博士論文のタイトルは”Environmental Policy Space and International Investment Law”。国際投資を規定する国際法や国際貿易協定において、それぞれの国家が環境保全と天然資源の持続可能な活用していく上での法的余地や可能性がどのくらい与えられているかを分析。
・2002-10年はストックホルム市議会議員。2010年から国会議員。
・二人代表制をとる環境党党首を2011年から務める。


エネルギー担当大臣

Ibrahim Baylan(イブラヒム・バイラン)
社会民主党 42歳
・トルコ生まれ。家族は少数民族であるキリスト教系アッシリア人に属していた。1981年にスウェーデンに移住。
・閣僚経験者。2004-2006年の間、学校教育担当大臣。
・2006年以降、国会議員。


【 産業省 】

産業・技術革新大臣

Mikael Damberg (ミカエル・ダムベリ)
社会民主党 42歳
・2002年以降、国会議員。
・社会民主党青年部の代表(1999-2003年)や首相府などの政策秘書を経験。


インフラ担当大臣

Anna Johansson (アンナ・ヨーハンソン)
社会民主党 43歳
・ヨーテボリ市議会議員(市行政執行部)の長い経験。
208年に私が市議会を傍聴した時に乳児を連れて市議会に出席していた議員。
・長い間、ヨーテボリ市長を務めた男性政治家の娘(ただ、2世議員だから入閣したわけではないと思う)


住宅・都市発展担当大臣

Mehmet Kaplan (メフメット・カプラン)
環境党 43歳
・トルコ生まれ。
・パレスチナ問題に対する活動家として知られる(Ship to Gaza)。
・2006-2014年まで国会議員(9月の国政選挙では立候補せず、代わりに市議会選挙で当選)。
・スウェーデン・ムスリム協会のスポークスマンや、スウェーデン・ムスリム青年協会の代表を務めた経験がある。


【 教育省 】

教育大臣

Gustav Fridolin (グスタフ・フリドリーン)
環境党 31歳
・2002年の国政選挙において19歳で当選し、史上最年少の議員となった。国会議員を1期務めたあと、教師やジャーナリストを務めた。2010年の国政選挙で再び議員。二人代表制をとる環境党党首を2011年から務める。


高校・知識向上担当大臣

Aida Hadžialić(アイーダ・ハジアリッチ)
社会民主党 27歳
・ボスニア・ヘルツェゴヴィナ生まれ。5歳の時、ユーゴ紛争のため難民としてスウェーデンへ逃れる。
・ルンド大学 法学部卒(jur kand)
・2010年、23歳の若さでハルムスタード市の市行政執行部(内閣に相当)のメンバーに選ばれる。
・今回も史上最年少で閣僚に。
・非国会議員


高等教育・研究担当大臣

Helene Hellmark Knutsson (ヘレーン・ヘルマルク・クヌートソン)
社会民主党 46歳
・ストックホルム県議会議員(県行政執行部)を務めてきた。
・非国会議員


【 労働市場省 】

労働市場大臣

Ylva Johansson (イュルヴァ・ヨーハンソン)
社会民主党 50歳
・数学の教師。
・1988-1991年、および2006年以降、国会議員。
・閣僚経験者。学校教育担当大臣や医療・高齢者福祉担当大臣を歴任。
・社会民主党の労働市場問題のスポークスマンを務めてきた。


【 文化省 】

文化・民主主義大臣

Alice Bah Kuhnke (アーリス・バ・クンケ)
環境党 42歳
・母がスウェーデン、父がガンビア出身。
・子供向け番組やトークショーの司会などテレビで活躍したほか、フェアトレード認証団体の代表やCSRの活動などを行ってきた。
・前職は、青少年庁の長官。
・非国会議員


【 防衛省 】

防衛大臣

Peter Hultqvist (ペーテル・フルトクヴィスト)
社会民主党 55歳
・ジャーナリストや市会議員(市行政執行部メンバー)、市長を経て、2006年から国会議員。
・社会民主党の防衛スポークスマンを務めてきた。


【 社会省 】

社会保険大臣

Annika Strandhäll (アニカ・ストランドヘル)
社会民主党 39歳
・ヨーテボリ大学で心理学を学ぶ。
・ヨーテボリ市の職員や労働組合の幹部や代表を務める。
・非国会議員


子供・高齢者および男女平等担当大臣

Åsa Regnér(オーサ・レグネー)
社会民主党 50歳
国連機関 UN Womenのボリビア支部長をこれまで務める。
・スウェーデン性教育協会の代表や、首相府・法務省・国際援助庁・労働市場庁の職員、労働組合の職員などを歴任。
・非国会議員


国民健康・医療およびスポーツ担当大臣

Gabriel Wikström (ガブリエル・ヴィークストロム)
社会民主党 29歳
・2011年以降、社会民主党青年部の代表。若者の立場から、失業問題や住宅問題、教育問題に関する議論に深く関わる。
・非国会議員


【 農林水産省 】

農林水産大臣

Sven-Erik Bucht (スヴェン・エーリック・ブクト)
社会民主党 59歳
・スウェーデン北部のハパランダ市議会議員(市行政執行部)を経験。
・2010年から国会議員。
(注:省の名前を直訳すると「農村省」、大臣名は「農村大臣」)


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コメント
 
 
 
Unknown (中野多摩川)
2014-10-05 18:08:32
佐藤さんが訳された『沈黙の海』1、2年前の正月だったと思いますが拝読させていただきました。サーモンの養殖事情など印象に残っています。(すみません今、本棚に確認しようと本を探したのですが見あたりません。散らかし放題なもので…)
 その著作者が国際援助大臣とは。欧州議会議員との兼任とは多忙になりそうですね。それに外務大臣とは別に国際援助担当大臣がいるとは。スウェーデンらしいです。
 ちょっと気になるのは金融市場・消費担当大臣の方の経歴が生物学の専攻ということ。一応環境党の経済政策スポークスマンであるようですが…
 総選挙後、日本でニュースになったのはパレスチナを国家承認することと、原発全廃を目指すとしたことです。そこらへんの詳しいニュースがありましたらご教示いただけると有難いです。
 
 
 
Unknown (matsuura)
2014-10-06 00:18:15
棄権という手法は、興味深いですが、内閣が混乱なく発足したので、政治の知恵ですね。出生地でいうとスウェーデンでない大臣が多いことに、多様性を感じますね。また、日本では、行政改革で厚生労働大臣一人(最近、少子化や女性活躍は、別に担当大臣がいますが)に比べて、政権が担当大臣にどういう活躍を求めているかも分かる布陣で、今後を楽しみにしたいと思います。
 
 
 
Unknown (Yoshi)
2014-10-06 19:06:51
>ちょっと気になるのは金融市場・消費担当大臣の方の経歴が生物学の専攻ということ。

生物学専攻についてはブログ記事に加えようかどうか迷いましたが、ついでに付け加えました。この部分についてはあまり心配する必要はないと思います。経済政策だけでなく外交政策の議論などでも党の議員としてこれまでディベートに加わっているところを拝見しましたが、しっかりした主張を持っている人という印象を受けました。


> 内閣が混乱なく発足したので、政治の知恵ですね。

そうですね。穏健党を中心とする保守連合が極右と同調してまでも政権の座にしがみつきたいのであれば、ラインフェルト元首相は開票結果が明らかになったその晩に辞任する必要はなかったわけですから、首相選出では左派側の候補者を妨害することなく通すということは予測されていました。

>政権が担当大臣にどういう活躍を求めているかも分かる布陣で

担当大臣のポストは政権ごとにかなり変わります。その政権がどの政策分野に重点を置こうとしているのかが、垣間見えると思います。

ただ、首相の選出は第一歩に過ぎません。これから11月に向けて予算案をめぐる折衝が社会民主党・環境党とその他の党との間で始まっていきますが、大きく難航すると思います。少数与党であるのでこれがうまく行かなければ予算が通らず、内閣辞職か再選挙ということになりますが、うまく妥協点を見つけてくれることを期待しています。中道保守政権も2010年から4年間は少数与党でしたが、現政権はそれよりもさらに難しい政権運営を強いられそうです。
 
 
 
久しぶりの連立政権 (ディッガーズ)
2014-10-08 23:48:30
 ひょっとしたら一波乱あるかもとも思っていましたが、わりとすんなりとロヴェーンさんが首相に選出されました。それなりに大義名分も立ち、少しの工作で政権を維持できるのに保守連合がその可能性を放棄したのは、手段を問わず合従連衡で政権を狙うことが多い日本に住んでいると理解しにくいですが、スウェーデンの議会政治は日本とは異なる次元で動いていることがよくわかりました。
 一線は保守と革新の間ではなく、極右とそれ以外の間に引かれているようです。スウェーデン社会では保守政党にとっても極右と組むことは政治的ダメージが計り知れないほど大きいのですね。この辺、市民社会が成熟していると思いました。閣僚が極右団体と記念写真を撮っても、政治家の思想自体が極右と評すべきものであっても、ほとんど批判されることがない日本から見ると、これはうらやましいです。

 さて、今回発足したロヴェーン政権は社民党と環境党の連立政権になりましたが(個人的には左党も加えて三党連立が筋だったと思うが)、これはかなり驚きました。社民党が他の党と正式な連立政権を組むのは1951年から57年にかけての農民同盟(今の中央党)との連立政権以来ですから57年ぶりになります。従来、頑なに単独政権にこだわる傾向のあったの社民党にも変化の兆しが見えてきたようであり、これは悪くないことと思います(もう単独政権でやっていける状況ではないだろう)。
 環境党もようやく入閣したわけであり、社民党に政治エネルギーを吸い取られないようにしながら(ジュニアパートナーには常にその危険がある)、頑張ってほしいものです。

 ただ、政権運営にはかなり苦労しそうです。過半数をはるかに下回るだけでなく、本来味方になってくれるはずの左党との関係はかなり悪くなっているし、中央党や自由党のような中道政党も「保守連合の一員」という立場上どこまで協力してくれるか(協力できるか)微妙です。左党と中道二党双方の言い分をそれなりに取り入れながら地道にやっていくしかないでしょう。
 怖いのは内閣不信任案が出された場合です(1~2年は出ないでしょうが)。保守連合と民主党の数を合わせれば余裕で可決されてしまいます。一緒に政権を作るのは無理でも、不信任案に賛成するとなるとハードルはかなり低い。そうなると1958年以来の解散総選挙ということになるかもしれません。
 
 
 
Unknown (Yoshi)
2014-10-13 09:16:26
穏健党のラインフェルトが選挙日当日に早々に退陣発表をしており、新しい党首の選出は来年3月の臨時党大会まで待つことになります。穏健党は事実上、党首不在ですし、中道保守陣営全体としてもリーダー不在なので、今、意地を張って、新政権を辞職に追い込み、新たな選挙に持ち込んでも、おそらく中道保守が勝つ可能性は低いでしょう。ですから、これから半年ほどは心配ないと思いますが、それ以降、中道保守4党がどのような動きを見せるのかが気になります。
 
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