福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ショートトラック、強さの秘訣

2006年02月27日 |   〇芸能・スポーツ

トリノオリンピックのショートトラック競技で圧倒的な強さを見せつけた
韓国の選手たち。

その「비법(秘法)」、つまり強さの秘訣を、単に「強引」な国民性に
求めるのは、あまりに短絡的だ。

韓国のタクシー運転手の一部に見られる無類の「強引さ」(?)と
ショートトラックの英雄たちが見せる「スピード」を同列に見るような
視点は、また、失礼でもある。

昨日、「ヲタク」がブログに書いた一節について反省しながら、
ショートトラック競技を通じて垣間見ることのできる韓国社会の
一つの断面について、さらに観察を続けていくことにした。

以下、韓国のショートトラックの強さの秘訣について報道した
記事の一部を翻訳し記録する。

・・・・・・・・・・・・・

■ 한국 쇼트트랙이 '강한 이유'
韓国のショートトラックが強い理由
(連合ニュース 2月26日)

-前半部省略-

박성인 빙상연맹 회장은 "주변에서 한국 쇼트트랙의 비법에 대해
자주 물어보는 데 어린 선수들이 계속 배출되고 금메달리스트
출신의 코치들이 다시 후배들을 조련하는 순환시스템이 완전히
정착됐기 때문"이라고 설명했다.
韓国スケート連盟パク・ソンイン会長は、「周りから韓国のショート
トラックの強さの秘訣についてよく聞かれるが、若い選手たちが
次々に出てきて、元金メダリストのコーチたちが後輩たちを鍛える
循環的なシステム
が完全に定着しているからだ」と説明する。

그는 또 "다른 나라에 비해 훈련강도와 질에서 우위를 보이는
것 역시 한 수 앞선 기량을 선보이는 밑바탕"이라고 덧붙였다.
さらに「外国に比べ、トレーニングの強度と質の面で上回っている
ことも、一歩抜きん出た技術を披露できる土台」になっていると
付け加えた。

외국의 경우 주로 스피드스케이팅을 시작한 뒤 중간에 쇼트
트랙으로 전공을 바꾸는 일이 많지만 한국은 유치원 또는
초등학교 때부터 스피드스케이팅 보다 쇼트트랙을 배우기
시작하는 학생이 많다는 게 연맹의 설명이다.
外国の場合、主にスピードスケートから途中でショートトラックに
転向する選手が多いが、韓国では幼稚園や小学校の頃から
スピードスケートよりショートトラックを始める子どもが多いという
のがスケート連盟の説明だ。

이 때문에 어릴 때부터 쇼트트랙의 기본기를 충실히 익혀서
활주능력은 물론 코너링에서도 다른 나라 선수들의 기량을 훨씬
앞설 수 밖에 없다. 또 쇼트트랙의 저변이 넓어지면서 매년 새로운
기대주들이 끊임없이 배출되는 것 역시 손쉬운 세대교체를 할 수
있는 바탕을 마련해주고 있다.
このため幼い頃からショートトラックの基本を忠実に身に付け、
スケーティング能力はもちろん、コーナーリングでも外国選手の技術を
はるかに凌駕できる。また、ショートトラック競技人口の底辺が広がり
毎年、新しい有望選手が途切れることなく輩出されていることも、
世代交代を容易にする好条件になっている。

더구나 역대 쇼트트랙 금메달리스트들이 대부분 대표팀 코치로
다시 흡수되면서 자신들의 기술을 후배들에게 전수하는 것은
물론 '날들이밀기' 등 상상하기 어려운 새로운 기술들을
계속해서 발명(?)해 내는 창의력도 한국 '금빛 방정식'의 중요한
요소가 돼왔다.
その上、歴代の金メダリストたちの大半が代表チームのコーチとなり、
自分たちの技術を後輩たちに伝授するのはもちろん、スケート靴の
刃を前に突き出しながらゴールを決める技など、想像しがたい
新しい技を次々に発明(?)する創意力も韓国の「金の方程式」の
重要な要素になっている。

훈련방법에서도 보통 하루에 4시간 빙상. 4시간 지상훈련
(웨이트트레이닝 및 러닝) 등 8시간 이상의 혹독한 훈련도
선수들의 기량을 높이는 밑바탕이 되고 있다.
トレーニング法の面でも、通常、1日4時間のリンクでのトレーニング、
4時間の地上トレーニング(ウェイトトレーニング及びランニング)など、
毎日8時間以上の厳しいトレーニングも選手の技量を向上させる
基礎になっている。

특히 안정된 코너링을 위해 서로 몸을 줄로 묶어 원심력에 대한
적응력을 높이고 선수 개개인별 특성에 맞추는 과학적인
훈련방법 등도 금메달 사냥에 한 몫을 했다.
特に安定したコーナーリング技術を身につけるため体をロープで縛り
遠心力への適応力を高める練習を行ったり、個々の選手の特性に
合った科学的なトレーニングを行っていることも、金メダル狩りに
役立った。

한때 파벌훈련이라는 비판이 있었으나 국가대표들이 과거 그들을
지도했고 그들과 고락을 함께한 코치들과 밀착해 집중훈련을
한 것도 경기력 향상에 어느 정도 긍정적인 요인으로 작용했다.
一時、出身校別の派閥トレーニングという批判も受けたが、
国家代表たちが過去、彼らを指導し彼らと苦楽を共にしてきた
コーチたちとの濃密な人間関係の中で集中的なトレーニングを
行っていることも競技力向上にある程度、肯定的な要素として
作用したと言える。

그러나 '엘리트 체육'으로 대변되는 한국의 스포츠 현실에서
오직 '밥먹고 거의 운동에만 매달려야 하는' 선수들의 피곤한
일상은 '금빛 영광'이 드리우고 있는 어두운 그림자라는 사실을
가릴 수는 없다.
しかし、「エリート体育」に代弁される韓国スポーツの現実の中で
ひたすら「食べて運動することだけに没頭しなければならない」
選手たちのくたくたの日常
が「金色の栄光」の陰の事実であることは
隠せない。

특히 학교공부에서 거의 소외된 채 어린 나이 때부터 합숙훈련을
하고 또 치열한 생존경쟁을 견뎌내야 하는 선수들의 고된 삶은
화려한 승리에 뒤에 숨겨진 아픔이다.
特に学校の勉強からほとんど遠ざかったまま幼い頃から合宿
トレーニング
をし、熾烈な生存競争に勝ち残らないといけない
選手たちの厳しい生活は、華々しい勝利の後ろに隠された悲しい
現実だ。

전인교육을 꿈꾸지만 '톱 10' 재진입 등 성과에 내몰리는
스타들의 고단함을 기억하는 이들은 그리 많지 않다.
全人教育が理想とされる一方、「金メダル獲得数世界トップ10」復帰
など、成果を出すことが至上命題になっているスター選手たちの
厳しい現実を記憶する者は、そんなに多くない。

(終わり)

 

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