「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

薄けりゃええんとちゃうねんで!

2008年01月05日 | 作陶工程


正月そうそう今年一年を暗示するかのような不吉な姿。
陶芸を始めて、こんなに薄くロクロが挽けたのは初めてのこと。
素焼き後にペーパーを掛けていて、欠けた部分の右側がペキッと。
ついつい短気になって、自分で左半分をペキッ。
器の傷も心の傷も大きゅうなっただけ。
次男坊から「次回からは、その工程は省略しなさい」と助言を頂く。

厚さを測ってみたら1.2mm。
理想的な陶器の厚さって何mmやろか?

素焼きは780℃。少し焼きが甘いんやろか?
それとも単に扱いが荒いんやろか、注意が散漫なんやろか?

そういえば、最近お茶を飲もうと手を伸ばしては湯呑をよくひっくり返す。
歩いていて、時々ふらつく。
今度、医者に聞いてみよ。
そういえばあの医者も少し患者扱いが荒いな。今度注意したろ。


そんなこんなでテストピースになりました。













割れた茶碗の写真、5枚も見せられたら、少し悔しさが伝わりましたか?
それともうんざりしましたか?

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (四恵菜)
2008-01-05 20:09:23
飯わんでしたら、出来上がりで200グラムくらいが良いと教わりました。
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Unknown (維真尽(^^))
2008-01-06 00:42:09
1.2mmですか?
すごいですね

どこまで~
薄くできるんだろう (^_-)-☆
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ざんねんでしたね(--)” (かにちゃん)
2008-01-06 01:11:45
すごいですね 1.2m/mですか…

それだけに、くやしいですよね~

なぜか、気に入った作品程、トラブルに合うのは

どうしてなんでしょうね
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四恵菜さんへ (ansyu)
2008-01-07 15:52:00
ありがとうございます。
試しに一番軽そうな飯腕計ってみたら丁度200gでした。
思わずニヤリとしました(笑)
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維真尽さんへ (ansyu)
2008-01-07 15:54:45
小さな湯呑だったんでたまたま出来ました。
最近何かとこんな失敗が多いです。
歳でしょうね(笑)
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かにちゃんさんへ (ansyu)
2008-01-07 16:05:07
歳なんでしょうね、失敗ばかりしてます。
何故か自分の気に入った物から割れたりしますね。
どうでもいいものは何十年とびくともしませんしね(笑)
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Unknown (ハシモトシノブ)
2008-01-07 17:53:50
トラックバックしたんですが上手くいかなかったかな?
僕のブログに書かせて頂きました
返信する
シノブさんへ (ansyu)
2008-01-07 22:42:50
昼間、シノブさんの記事を読んですぐにピンと来ました。
投稿直後の事でした。
これは私の記事に対するシノブさんのコメントじゃないかと。(大げさに言えば)
日頃、文字数の少ないシノブさんに、多忙な中これ程真剣に持論を
書いて頂いたことに恐縮すると共に大きな感銘を受けました。
私のような素人の記事を読んで頂いている事、
そこに基本的な姿勢に過ちが在ると感じられて、
プロとしての自分の意見と技術をはっきりと書いていただいた事。
本当に、本当に感謝です。

今回たまたま割れた素焼きの厚さを計ったところから始まりました。

日頃から厚さや重さなど気にかけるレベルではないのですから。
いわば、意のままに操れない人間のみが感じる偶然の喜び・単純な疑問なのです。
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自慢? (きょん)
2008-01-08 20:25:27
あ、こんな事書いたら失礼かな。
薄さを自慢してるようにみえます。
だって、薄い繊細な陶器は憧れだもの。
厚いブスは、誰にでも出来るもの。
   悪い奴(きょん)のコメントは消してね。
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きょんさんへ (ansyu)
2008-01-09 00:06:28
きょんさん、本当にありがとう!

自分が書いた記事を読んだ人がどう感じるかは
自分には分かりません。

無難に終わりがちなブログの世界で、苦(助)言をいただけるのは
本当に幸せな事。
特にその背景に愛や友情、信頼関係、支援を感じる時は
いっそう幸せな事。感謝。

だから私が本当に自慢したいのは、きょんさんみたいな
苦言を呈してくれるブログ友を持てた事!

しかし今回は見事に1.2mmという数字に視点が集中したな~~。
私が普段使っている自分が焼いた厚さ5mmほどの器でも
コツンと当たるとすぐに欠けてしまいます。
だから1.2mmの厚さに何の実用性もないことは分かっていました。
上にも書きましたが、いわば意のままにロクロを操れない人間(私)のみが
感じる偶然の上に成り立った単純な喜びだったのです。

ところでこれ程光栄なコメント残していいですね!
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