皆さんお忘れかもしれないが、この旅にはもう一つの小さなこだわりの目的があった。
そのことは昨年12月12日の記事、秘窯の里・伊万里大川内山―(その6)に書いたが、
BS の番組に登場した一軒の窯元を探すと言う単純なものであった。
ところが結果的にはどうにかこうにか行き着いたのであるが、当日は丁度その窯元に入る唯一の
路地道のインターロッキングの道路舗装工事中で、遠慮をして他の路地道を数本探したが見つからない。
案内図で見るよりも実際はもっと複雑に路地道が入り組み交差しているのである。
こちらも体力の限界に近づき、図々しく工事中のおじさんに訳を言って通してもらった。
そんな苦労をしてやっと行き着いたのがこの窯元であった。
特に何の特徴もない風景ではあるが、なぜか頭から消えなかった。
そして苦労をして手に入れたものである。
そこで理由を話して、ここがその窯元であるかを確認して座敷に上げてもらって
しばらく話しをし安心して帰ってきたのである。
最終回と称し、また意味ありげなこだわりの目的などと称した割には、たいした話しでもなく
数少ない読者の皆様に申し訳ない気がするが、この記事をもって、このシリーズを終わります。
堂々と雄々しくそそり立つある窯元の見事な煙突です。
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