yoshのブログ

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自信に満ちた言葉

2017-07-27 04:52:25 | 文学
人は自信に満ちた言葉を聞くと、その内容も正しいと認識しがちです。しかし、「必ずしもそうではない」という説を見ました。作家の多和田葉子さんは、次のように書いています。

自信に満ちた人は子供に信用されない。むしろ自信がないことを隠さない方が耳を傾けてもらえる。人生はいつも手探り。試行錯誤。計算どおりに運ぶものではない。損を承知ですることもあれば、何かにすっぽりはまることもある。一途にやることもあれば、羽目を外すこともある。けれども、整えた姿ではなく、あれこれ迷う姿をしかと見せていれば、子供は、どうなるのかと横で固唾をのんで見るものだ。

確かに、不確実な要素を含む事柄に関して自信に満ちた言葉を聞くと、ウソらしく聞こえ
てしまいます。

多和田葉子 「献灯使」講談社
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