yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

俳句から校歌まで

2017-03-08 06:09:17 | 文学
日本語は五音や七音で切ると語感が良く、落ち着きます。

世界で最も短い詩型といわれる俳句は、五・七・五です。

古池や蛙飛び込む水の音   芭蕉

古来より連綿と作られてきた和歌・短歌は、五・七・五・七・七です。

  秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ   天智天皇

ところで、俳句や短歌に比べると軟派系の短詞に江戸時代に成立した都々逸があります。
これは七・七・七・五です。

   三千世界の 鴉を殺し ぬしと添い寝が してみたい 
(桂小五郎作、高杉晋作作などともいわれています)

   嫌いなお方の親切よりも 好いたお方の無理が良い

硬いところでは、校歌、寮歌は七・五調が圧倒的に多いようです。

    三高逍遙歌
  紅萌ゆる岡の花 早緑匂ふ岸の色
  都の春に嘯(うそぶ)けば 月こそかかれ吉田山
 
五高寮歌
  武夫原頭に草萌えて 花の香甘く夢に入り
  龍田の山に秋逝いて 雁が音遠き月影に
  高く聳ゆる三寮の 歴史はうつる十四年

一高寮歌
  若紫に夜は溶けて 夢に漂ふ暁の
  丘の小草の青ばみに 春の光のかげろへば
  乾(あめ)に霊(くしび)の響きあり 坤(つち)に和楽(からく)のとよみあり

長岡中学 第二校歌 (長岡高校は、不肖の母校) 作詞 堀口大学
  翳(かざ)すゆかりの三葉柏(みつばがし) 源淵(みなもと)とほき我が藩の
  高き精神(こころ)を新しく ここに伝へて剛健の
校風守る一千余 北の丈夫(ますらを)血はたぎる

 この校歌には「我が藩」などという語があり、今時の高校の歌と比べると、大層、趣きが異なっています。


 
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 将棋連盟 理事解任に 違和感 | トップ | 春風 白居易 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。