十月ですね。神無月ですね。
毎年なんども言ってますけど。この時期になると、秋祭りが近づいたかのように、気分が湧き立ちます。ちょっと厳しいスケジュールが待っていますけど。
いやはや、もう、十一年も前なんですね。
昨年十周年で大騒ぎだったはずですが、もう一年過ぎてしまって。
この十一年間に何があっただろうか、と自分の過去を振り返ってみて。
いつのまにか、お正月でも、四月の年度始めでもなく、なぜかこの十月を区切りに考えるようになってみたり。
この十一年間に、政権交代が起きたり、辞めた首相が再登板したり、大震災があったり、景気が行ったり来たりだったり、世の中、いろいろありましたよね。やはり、かつてよりもかなり情報の進度が速いということでしょうか。いまやブログではなくて、ツイッターやフェイスブックが流行ってますし。便利になってみた反面、かなり複雑なことも増えてきましたよね。いつのまにか、よくわからない法律も成立していたり、凄惨な事件もあったり。大企業が思いもよらぬ不適切会計をしていたり。この十月からマイナンバーもはじまりますし。オリンピックはどうなるんだろう。
…と忙しない日常のさなかに、ふっと、思いついたように、agonyを聞いてみたら、ほろりと涙が出まして。やはり、十月は十月なりの情緒になぐさめられる季節なのだと思うわけです。
ところで。コミックマーケットって今年で四十周年なんだそう。
私は参加したこともなく、する予定もない場所なのですが。日本でこれだけ素人ばやりな文化が芽生えていったって、やはり戦後70年の長らくの平和がなせる業だったのでしょう。願わくば、アジア圏の方も、その他の方も、日本の美しい風景や楽しい創作物をご覧になって和んでいただきたい、と思うものです。
日本に生まれて、この作品に出逢えてよかった。
この幸せがすこしでも長続きしますように。