陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

天災と映画

2009-09-01 | 映画──SF・アクション・戦争
早いものでもう夏休み明け。秋がやってまいりました。
本日、九月一日は防災の日。それにちなんで、また性懲りもなく映画レヴューのまとめをやってみます。

ほかに面白いのがあったら、ご教授くださいますと助かります。
ちなみに天災とありますが、広義にはパニック映画として、人身事故のようなものも含めています。


「クライマーズ・ハイ」
日航機墜落事故の裏側におきた報道合戦を、地域新聞社の記者の視点から描く。

「ホワイトアウト」
雪山にブリザード吹き荒れる中、テロリストに占拠されたダムを解放すべく立ち上がった男の苦闘。

「アウトブレイク」
殺人ウィルスの蔓延と、その裏に暗躍する軍の陰謀を食い止める従軍医師。

「宇宙戦争」
宇宙人に襲撃されるのは、立派な天災だと思うのですがどうでしょう?

「サラマンダー」
火竜に襲撃されるのも、立派な天災だと思うのですがどうでしょう?

「ターミネーター2」
ロボットに襲撃されるのは…(以下略)
シリーズ中いちばん好きなのは、この二作目。

「守護神」
湾岸救助隊の辣腕ライフセイバーと、その弟子との交流を描くヒューマンドラマ。

「白い嵐」
こちらも、海を舞台にした訓練生のお話。嵐に襲われる場面は「タイタニック」なみの迫力がありますね。

「ポセイドン」
水難事故に見舞われた豪華客船からの、奇跡の脱出劇。

「トルネード 地球崩壊のサイン」
これは映画ではなく、TVドラマ。
竜巻に襲われた地方都市、気象学者たちの奮闘を描く。


あと隕石の衝突で地球崩壊の危機を描いた「ディープ・インパクト」や「アルマゲドン」も入るかな。

レパートリーが少ないのであまり多くは語れませんが。
災害や事故の本質を真に迫ってとらえたものよりも、そういった困難を男女や家族関係修復、もしくは自己称揚の鍵に用いているドラマというのが、多いですね。

直接被害に遭われた場合を除き、二次被害からのサバイバルは、日ごろの人間関係がものを言ってしまうように思われます。
通俗的なんですが、未曾有の事態も、愛情で乗り切っちゃおうということですね。

とりあえず、ロボットだとか、エイリアンだとか、未知の怪物には備えようがないですが。地震、雷、火事、オヤジの対策は立てておくべきでしょうか。
しかし、独り暮らしだと食糧の買い込みをあまりしないので、いざというとき困りますね。防砂グッズも持っていません。
以前に酷い風邪になったとき、大家さんにお世話になったのですが、現実に救ってくれる方がいるのは有り難いと思いました。世の中、捨てたもんじゃないですよね。


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2 Comments

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天災ではなく人災 (十瑠)
2009-09-02 23:35:03
火事モノのパニック映画では「タワーリング・インフェルノ(1974)」というのが面白い点でもお薦めですね。

水難事故では「パーフェクト・ストーム」という、なんとも後味の悪い映画がありました。

「ツイスター」は竜巻を追っかけて、仕組みを探ろうという科学者達の映画。

人間には、火も水も風も、過ぎたるはとてつもない脅威になるという映画たちでした。
災い転じて福となす? (万葉樹)
2009-09-03 18:35:22
十瑠さま、いつもご助言ありがとうございます。
災害映画は、災い転じて福となす、のことわざにもあるような、大自然を前にして無力な人間の連帯感と知恵と勇気を試すようなつくりが多いですね。あくまで私が観たもののなかで、ですが。

>火事モノのパニック映画では「タワーリング・インフェルノ(1974)」というのが面白い点でもお薦めですね。

最近、私が観た「武器よさらば」の主演女優、ジェニファー・ジョーンズも出演している映画ですね。未見ですので、いまのところは意見は控えます。
パニック映画ではないですが、韓国映画の「リベラ・メ」はスタントマンなしで火災に挑む消防士たちのドラマで迫力がありました。

あと、二作は名前だけどこかで聞いたことがあるような。

>人間には、火も水も風も、過ぎたるはとてつもない脅威になるという映画たちでした。

大自然の猛威は人間が束になっても防げるものではないですね。
ただ、人間の感情の嵐すなわち殺意や凶器も、過ぎたるは…だと思います。その最大のものが戦争でしょうね。

個人的には犯罪映画よりは、原因を人間に帰すことができづらい災害映画のほうが好きですね。
怪物が襲ってくる映画は、誰が生き残るかというゲーム感覚で眺めてしまう不謹慎な私です。

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