陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。

映画「仮面の男」

2017-07-20 | 映画──SF・アクション・戦争
三銃士といえば、NHKアニメ(その主題歌を歌っていたのが、あの酒井法子被告だったが)の印象が強いせいか、この映画を最初に観たときは違和感が拭えなかった。しかし、アレクサンドル・デュマの描く実像にこちらが近いのかもしれない。
主演のレオナルド・ディカプリオの脇を固める四銃士が、どれも名優揃いで話題にもなった映画「仮面の男」
原題はThe Man in the Iron Maskなのだが、この邦題はラストのある場面と絡ませると秀逸だと感じる。

以下、ネタバレあり。

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十七世紀のパリ。
飢餓に苦しむ市民をよそに、贅沢をつくす傲慢な若き国王ルイ14世。
前国王に忠誠を誓ったかつての三銃士、アトス・ポルトス・アラミスは老いが見えはじめ、ダルタニアンは王の信頼篤い銃士隊隊長になっていた。
市民が窮状を訴えても、王は聞く耳持たずで虐殺を繰り返す。暴君にこころを痛めた三銃士は、ある陰謀を企てる。そのためには、牢獄に人知れず幽閉されている「仮面の男」が必要だった。
ルイの双子の弟を擁立した取り替え劇は、先述したアニメでもあったことなので驚きはしなかったが、王の出生にからみ驚愕の真実が終盤明らかになる。そのとき、仮面の男が、もうひとりの「仮面の男」にいう台詞が意味深だ。

すっかり年老いたアトスを、ジョン・マルコヴィッチ。信仰心の篤いアラミスを、ジェレミー・アイアンズ。色ボケの大男ポルトスを、ジェラール・デュパルデュー。そしてダルタニアンが、ガブリエル・バーンと、実力派揃い。
仮面の男をふくむ五人が、横に並んでルイ率いる国王軍に突撃していく場面は、みどころ。

終盤の戦闘がご都合主義的に展開した感はあるが、父子の絆、老いても変わらぬ男の友情、禁じられたロマンスなど、華麗なセットや衣装に飾られて進行していく。

原作は、アレクサンドル・デュマの『鉄仮面』
監督は、ランダル・ウォレス。

(〇九年八月十六日)


仮面の男(1998) - goo 映画
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