陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

日本のお誕生日

2017-02-11 | 自然・暮らし・天候・行事

本日は建国記念日。日本国のお誕生日です。
米国など革命や独立で建国が明らかな場合と違い、日本がいつ誕生したのかは不明です。日本書紀か古事記かの神武天皇の即位日(旧暦で紀元前660年1月1日)を根拠にしているらしい。不思議ですね。ということは、日本は2700歳ぐらい?

日本の歴史からすると、個人の人生なんて短いものですが。
しかし、いまの日本はなんだかんだいいまして、建国以来、一番住みやすく、社会制度もまあまあ整っている時代ですね。バブル時代を振り返ればキリがありませんけど。

国を成り立たせているものは、国民一人ひとりの権利と義務です。
日本国憲法25条に、すべて国民は必要最低限の文化的生活を営む権利を有するとあります。そのいっぽう、納税や勤労の義務があり、教育も受けねばなりません。

教育といいますと、学校制度の枠組みで考えてしまいがちですが、社会に出ても勤務先の研修や講習の参加、資格の取得などで学ぶ必要性がありますよね。最近、資格の勉強したはいいが、業務上知らないことばかり多くて、学ぶのに大変です。自分が学ぶのみならず。それをどうやったら他人にうまく説明できるか工夫が必要ですよね。

国を維持するための納税や社会保障費について制度理解が求められますし、何がしかを消費するにしても、また誰かと結婚したりなど各種手続きを行うにつれても、法律知識が必要になってきます。

日本がお誕生日迎えたはいいが、自分が日本人としてまともに社会を支える人材たり得ているのかは、日々自問したいところ。日本に生まれ、日本人の血を引いているから正真正銘の日本人である、というのでは足りない。外国籍であるが住民票が市町村にあって国民年金に加入する人も増えていますし、障害者や高齢者も働く機会を得られるようになっています。日本という国の支え手は多様になっています。

多様性があるのはいいことですが、自分となにかが異なる、という違和感だけで排除する傾向があるのはいただけないですよね。ひとに生き方にはいろんなペースがあります。本人にとって幸せならば、それでいい。しかし、楽な道を進んでしまった分の取り返しが後年つらいこともあります。

ここ数日、急に冷え込んで昨日は積雪がありました。
交通事故には気をつけたいものですね。


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