陽出る処の書紀

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アニメ映画「BLOOD-C The Last Dark」

2014-05-27 | アニメの話題
2012年夏に公開されたアニメーション映画「BLOOD-C The Last Dark」は、前年に放映されたテレビアニメ「BLOOD-C」の続編です。あの衝撃的な最終回のあとで、続きは劇場版で!という幕切れにはかなり脱力しましたが、さて、劇場版の仕上がりやいかに?

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浮島地区での惨劇からほぼ半年後。
夜の東京では、青少年保護条例のもと未成年の外出が禁止され、自由を奪われていた。地下鉄内で突如、一体の「古きもの」が暴れ出し、少女・柊真奈をさらおうとしていた。地下鉄に乗りあわせていた小夜は、真奈を救い出し、彼女の属する反政府組織「サーラット」へと案内される。

このサーラッとなるゲリラ組織は若者で構成されたグループ。そのリーダーである殯蔵人(もがりくろと)は、七原文人に両親を殺された恨みから、小夜へ援助を惜しまないと告げます。やがてサーラットのメンバーの得た情報によって、とある学園に文人が訪れることを掴み、小夜は向かうことになるのですが…。

テレビアニメ版よりはバトルシーンのエグさや、ミステリアスな演出はやや控えめ。100分ほどの内容ですが、まあわかりやすい構成ですね。

最初は小夜演ずる水樹奈々さんのあまりにドスの利いた声にびびったのですが(笑)、浮島でのあの惨劇があったり、半年間も人の温かさに触れていないせいでこころが荒んでいたらしい。行方不明のジャナーリストの父親を捜していてトラウマを抱える真奈と交流を深めることによって、棘がなくなっていくあたりがいいですね。声のトーンが優しくなるあたり。
しかし、真奈の父親をめぐっては非常に凄惨な事実が待っていました。もっと尺があって、このあたりの葛藤があったらいいなと思ったのですが。百合度が高いって聞いていたけど、そんなに濃くはないです。

この劇場版によって文人との決着はつくわけですが、(いかにもCLAMP作品にいそうな)歪んだ愛情の持ち主ですね。最後に巨大な半魚人が出てきたのはスケール大きく作りこんであって良かったのだけど、あまり活躍しなかったのはCGに問題があったのでしょうか?

個人的には「BLOOD-C 」の巫女装束すがたがたいへん好みであったので、それがないのは残念。やはりあの古いセーラー服に日本刀がオーソドックスなので致し方ないとしましても。途中で現代っぽい制服姿があって良かったですが、パーカーはあまり似合わないですね。鼻歌歌ってるドジっ娘が、いざ覚醒すると、かっこよく剣をふるというあのギャップがですね、萌え要素だったわけで。

脇キャラはやはりテレビ版のほうが個性的なメンツでおもしろかったです。サブヒロインの声がいささか残念なのは、これが文化庁お墨付きなので、事務所かプロダクションかの配慮なのか。初心っぽい感じは出ていますけどね。


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映画「ラスト・ブラッド」
日本でもアニメ化された「BLOOD」シリーズの実写映画版。古来より人間を脅かす鬼を狩る少女の孤高の戦い。

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