陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「プリティ・ウーマン」

2011-02-04 | 映画──社会派・青春・恋愛
先週は衆議院議員総選挙でつぶされたため寂しかった日曜洋画劇場の時間枠。
本日の放映は映画「プリティ・ウーマン」
あの主題曲だけでもかなり有名な作品ですね。いちども観たことがなかったので、期待していたのですが、う~ん、これはイマイチ。
セレブ感覚を味わいたい女性層にはウケそうな気がしますが…。

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企業の買収で巨万の富を得ている実業家のエドワードは、恋人とも別れてしまう。
路上で出会った娼婦のビビアンを寂しさからか、ホテルに誘い込む。ビビアンに惹かれはじめたエドワードは、自分の商談のアシスタントとして雇うことに。

こういう階級差の違う二人が出会うとたいがい触発されて、お互いの生き方が変わるというパターン。
華麗のドレスアップして見違えるようになったビビアン。いっぽうビジネスにはあくまでシビアだったはずのエドワードは実利を捨てて、買収先の企業と友好的なパートナー関係を結ぶように。

しかし、ビビアンは、生活費を支援してやろうというエドワードの元を去ってしまう。
同時に、エドワードのパートナーの弁護士に娼婦扱いされたことにも気を悪くして、堅気の人生を歩もうと決意。その彼女を迎えにくるのは、やはりエドワード。

筋書きとしては「プリティ・プリンセス」とおなじで単純なのですが、けっこうセクシャルなシーンが多いんですね。

主演は「愛という名の疑惑」のリチャード・ギア。
そして、ちょっと天然はいっている娼婦から、上品な婦人、知的な女性までをこの作品で幅広く演じたのは、「陰謀のセオリー」「マイケル・コリンズ」のジュリア・ロバーツ。

監督は「マイケル・コリンズ」のニール・ジョーダン。

金を浴びるように使いまくるのがステータスのように描かれているのも、なんとも資本主義のアメリカらしい。
米国が経済危機を迎えたあとの現代からみると、いささかシラケますね。

そして、エドワードは自分好みの上品なレディに仕立て上げようとするけれど、けっきょくビビアンはそうならない。
金持ちの妻になっているが満たされないで、不倫に走るなんて、よくあるハリウッド映画のネタですよね(苦笑)けっきょく男に依存して自立していない意味では、娼婦と同じだといえます。

(2009年9月7日記事の再掲載)

プリティ・ウーマン(1990) - goo 映画

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