陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST 第五十八話「ひとばしら」

2010-05-23 | 感想・二次創作──鋼の錬金術師
雨の日ですね。気分が重いです。
ラストエンドまで残り一箇月、展開が楽しみな鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST のヴューの時間がやってきました。
なお、先週は電波事情で観れなかったのですが、冒頭でだいたい掴めますね。

ブラッドレイに致命傷を与え、なんとか危機を乗り切ったリン=グリード。
しかし、払った犠牲は大きい。
息を引き取ったフーを蘇らせるべく、錬金術にすがろうかと訴えますが、甲斐も無し。たとえ、エルリック兄弟たちがそこにいたとしても、どうにもならないでしょう。人体錬成では人の死は救えない。エドワードやマスタング大佐が通ってきた道を、いまさら通ることになります。
しかし、悲嘆に暮れる暇なく、バッカニアの遺志をひきついで、セントラル軍との交戦に身を投じていきます。今回のリンは、いつになくかっこ良さが増しています。初登場の際は王子様と思えず、ずいぶんセコい野郎と思ったものですが(酷)
ベタなんですが、ランファンが若をオートメイルの左手で救おうとしたシーンも涙を誘います。

錬成陣が発動し、黒い手にひきずられて影の世界に落とされたエドワード。
続いて、イズミ師匠や、意識のない(?)アルフォンスもお届けにあがりました。
待ち構えていたのは、目ん玉お化けこと、元お父さま。ホーエンハイムは彼の体内に飲み込まれていました(うげげッ!)
このラスボス、原作どおりだと、フリーザの最終形態みたいにすっきりするハズなんですが、声は「見ろ、人がゴミのようだ!」のままですよね。

さて、本日の佳境をさらったのは、やはりあの人、ロイ・マスタング。
キング・ブラッドレイ生みの親という金歯の科学者に、なす術もなく囚われてしまいます。スカーも手も足も出ず。というか、こんなに強敵がいるならさ、とっとと出しておけばいいのに。雨の日が近いからか、ホークアイ中尉が捕まったからか、大佐も動きがふるわず。
大佐も人柱候補。人柱になるためには、人体錬成して真理の扉を開けねばならない。科学者が突きつけた、最悪の要求がそれ。もちろん、マスタング大佐は拒みますが、人質だった彼女の血が広がっていくのを見かねて…。



次回のサブタイトルから、マスタング大佐が何を失うかがわかりますね。
OPから察するに、悲しい犠牲者がますます増えそうな予感がします。

【鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST レヴュー一覧】


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