陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

行くひと、来るひと

2007-04-22 | 自然・暮らし・天候・行事


    
  I'll go away 戻れない それぞれの 道を選ぶ時が来る前に
             こんなにも こんなにも 大切な想い出…とき放つよ…

        (『少女革命ウテナ』OP 「輪舞ーrevolution」)





お久しぶりです。
少し前に転職したのですが、その仕事が結構ハードで勉強しなければいけないことが多くて、
更新がままならない状況です。

先週末は、会社でお世話になった先輩の送別会(および私の新歓)があって、
久しぶりにたっぷり飲んでしまいました。
すごく仕事を丁寧に教えてくださった方なので、別れるのがつらいです。
最終日まで、私が未熟だったので、いろいろご迷惑をかけてしまいました。
その方には今後新しい生活があって、その気苦労もあったのに、新人の教育をするのは大変だったと思います。
ほんとにお世話になりっぱなしでした。

明日からは一人で業務をこなしていかなければいけなければ…。
この一箇月間にひどい失敗をしてしまって落ち込むことも多かったのですが、
飲み会で皆さんに「もっと肩の力を抜けよ」と励ましていただき、心が楽になりました。
こんなすてきな環境に出逢えたことに感謝します。

ここ数年間は、自分としてはまさに冬の時代でして明日を迎えるのが毎日こわかったのですが、
ようやく春が来たという感じです。
そういった不安をブログに書きつけることにも疑問があって、
一時的に閉鎖も考えたのですが、これまで戴いた言葉がとても嬉しくて。
大好きなサイト様が消えてしまうのって哀しいですし、しばらく更新が途絶えていると
心配になってしまいますよね。


「京四郎」が終了して、読者数もだいぶ落ち着いてきたのですが、
あいかわらず毎日のぞいてくださる方がいらっしゃって、心苦しい限りです。
おそらくあなた方が望んでいる情報を今の私では提供できないのですが…。
今の幸せだと思える自分がいるのは、このブログで私を支えてくださった方がいらっしゃったからです。

あなた方のなかに、大切な誰かと別れて、大事な何かを失っているひとがいたら…
いまは哀しいけれど、いつか待っていれば春は巡ってきます。
皆様にもよい出逢いがありますように。


ちなみに私は、冒頭に掲げた「輪舞」のフレーズを聞くたびに、
毎回涙が止まりません。

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5 Comments

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久方ぶりで… (SS)
2007-04-23 23:16:15
大好きなサイトが無くならなくて本当に嬉しい
先ずソレが一言目ですね

いや、今まで空気考えず勝手に萌えてばかりいて
なんか申し訳ない気分なんですが…
「春」の到来を祝福させてもらっても…いいすか?

自分数年後社会に出て…まあ、今まで妙に山無し
谷無しののんびりした人生だったので、
しわよせというか何かがドッと来るような気がして
ならないもんで…
何かあった時、貴方の言葉がより心に響くと思います

色々忙しいと思われます
のんびりペースで、更新をずっと待ってます!

貴方と此のブログの存在に、幸あれ!

Unknown (ユリミテ)
2007-04-24 23:00:46
自分の居場所存在価値を見つけたい
今日までの自分を潔く脱ぎ捨てる裸になる
自由を舞う薔薇のように
たとえ二人離れ離れになっても
私は世界を変える

そうなんです。
Take my revolutionなんです。
世界を革命するためには
まず自分を革命しなきゃいけないんです。
よりよい自分になるために、自分を変えていける
強さ、潔さ。
失敗することだってありますよ。
けれど立ち止まっていちゃ女がすたる。
あ、男の子でもそうですが。
自分を変えてこうぜってこのメッセージすっごく好きです。
殻を破る勇気や力ってものすごくパワーを必要と
しますが、一度殻にヒビを入れることができたら
こっちのもの。
あとは一気に崩すことができる。

更新頻度も気になさらず、UPできる余裕がある時に
なさればいいと思いますよ^^
つか、私が言うのもあれなんですが(笑)
こちらもぼちぼちやってこうと思ってます。
どうぞよろしく~♪
ひとこと御礼 (万葉樹)
2007-04-28 22:23:37
おひさしぶりです。
お二方とも、ご丁寧なコメントありがとうございました。
お返事が遅れてすみません!
現在納期に追われてますので、後日レスを返させていただきます。
良い休日をお過ごしくださいますよう。

昨日の自分に贈る言葉 (万葉樹)
2007-05-03 16:59:21
ごきげんよう、SS様
まずレスが遅れましたことお詫びします。

>大好きなサイトが無くならなくて本当に嬉しい

そういっていただけると管理人冥利につきます(笑)
いつもご愛読くださって感謝してます。以前、おかもち様が「サイトは読者の参加によって成長する」とおっしゃられてましたが、ブログ運営しはじめて半年、ようやくその意味がわかってきたかなと思います。
私がかつて貴方とおなじ、いち読者であって、自分がまだ何をなすべきか判らない時期に、毎日縋るような思いでサイトを覗いていました。もしかしたら当ウログの読者様の中にも過去の私のような気持ちの方がいるかもしれない。この日の日記は、そんな方々へ向けたメッセージです。有り難迷惑かもしれないけれど。一度でも「陽出る処の書紀」を観て下さった皆様には、幸せになってほしい。この声がもう届かなくても、私はそう願っている。それだけが言いたかっただけなんです。

仕事にしろ趣味にしろ、何らかの生きがいを見つければ幸せになれると思います。
萌えを提供するサイトが存続するのはありがたいことで、私はその方たちに幸せにしてもらいました。お客様の喜びと自分の喜びが一致したとき、それは「すばらしい仕事」だといえるのですが、これは趣味のサイトでも同じだと。私はまだその領域には達してないですが。
職業の種類はどうあれ、SS様がそんなすばらしい(仕)事にあえることを祈ってます。

祝福のお言葉ありがとうございました。
ではでは。
「潔く カッコ良く 生きて」…いけるかな? (万葉樹)
2007-05-03 17:08:52
ごきげんうるわしゅう、ユリミテ様!
お返事をお待たせしてしまい、申し訳ないです。

いつもいつもポジティヴなお姉様の発言には、励まされますね。
ただ私は「輪舞」のサビの部分よりは、日記で引用した箇所がリフレイズしてしまいます…いささか感傷的に。それはものの捉え方、人生の過ごし方の違いだったのかなと思います。

>世界を革命するためには
>まず自分を革命しなきゃいけないんです。

転職して新しいひとと出会って、私の目にする風景は変わったのかもしれないです。
でもまだ以前の殻を破る雛鳥の自分がもがいていたりもします。
「そんなこと想い出にして暖めていて、一人で」「昔の話に縋る大人には言い訳が似合う」(by Luca Yumi 「truth」)な万葉樹には、「誰もが振り向く」人になるなんて言葉は重すぎるんです。昨年12月に戴いたレスのなかにもあった「世界を変える」という文言。貴女様がこの言葉によって何を目指していらっしゃるのか、どんな青写真を描いているのか。
高みをめざす鳥はたしかに美しいけれど、誰もがそうなれるわけじゃない…。
潔くなくても、カッコ悪くても、ただ生きているだけで愛おしい、嬉しい。そんな存在のかたちになれたらいいなと私は考えています。

ブログの休止を思いとどまったのは、12月24日や最近のユリミテ様からのレスを読みなおしてみたからでもあります。自分から過去の発言をひっくり返すようなこと言っていて、情けないんですけれど…。

私が新しい一歩を前に踏み出す勇気を与えてくれた原動力のひとつは、「麗しの百合考察」様のある記事からです。「神無月の巫女」を通じて、自分の浅薄な人生経験とは異なる見解を得たことは、幸いです。このブログを運営してきて貴重な財産となるでしょうね。職場から深夜帰宅して今回のレスを読んだときは、涙がこぼれそうになりました。ほんとうにありがとうございました!
百合に浸る時間がなくて残念なんですが、ユリミテ様の語りで今後とも楽しませていただきますので、こちらこそよろしく、なんです。

ではでは。

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