陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

いよいよ金環日食

2012-05-20 | 自然・暮らし・天候・行事
皆既日食がつい三年前といいますから、月日の経つのは早いものですね。
冬には月蝕があり、またつい先日には月が異常にふくらんだスーパームーン現象もありまして、今年は天体ショーがもりだくさんなのかな。いよいよ金環日食が、この五月二十一日に迫ってきました。

月が太陽の手前を横切って覆い隠す日食のうち、月と太陽のあいだの距離が浅すぎて、月がじゅうぶんに太陽の光りを塞ぐことができない現象を、金環日食とするのですね。

今回の金環日食が注目されておりますのは、日本の幅広い地域で観測することができるからなのです。東京、名古屋、大阪という大都市圏はいわずもがな、いわゆる太平洋ベルト(むかし、小学校の社会で習ったけど、いまは死語なのかな?)にあたる地域ではまちがいなく見られるそう。沖縄や東北、山陰地方などでも、部分日食として見えるそうです。このように日本列島を横切るように各地で金環日食が観測できますのは、約930年ぶりとされています。930年前って言いましたら、1080年代、平安時代ですね。

しかし、気になるのはその時間。月曜日午前7時すぎごろからといいますのは、平日朝が忙しい社会人の方々には、なかなか厳しいタイムラインですね。しかも、天気が悪いとのうわさも。

日食は以前は煤を塗り付けた磨りガラスや黒い下敷きを通せば肉眼でも見れるとされていましたが、目を痛める恐れがありますので、現在は日食専用のメガネで見るのが好ましいようです。そのグラスもいきなり太陽に向かうのではなく、まず蔭などで目を慣らしてからのほうがいいようですね。

直には拝めないと思いますので、インターネット上の中継画像などを頼りにしています(笑)。それにしても、天体の重なりと気象は連動しているのでしょうか。最近は大自然の不可思議な現象がよく見られますよね。

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